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第1812回 サギにあうって?

①https://enoge.org/archives/post-68785.htmlより引用の下から見たサギのクチバシ

   私にとってはサギは身近に見れる野鳥なのです。住まいの裏には河川があり、まだ街中と言ってもまだまだ田植えをするような田んぼがありますので、河川で魚介類を捕食したり、田植えの時期には田んぼのカエルなどを捕食するサギたちを見ることが出来ます。しかし、ビル街にお住まいの方たちには、カラスやハトとは違い、水鳥のサギは見ることは出来ません。そんな実物をご覧になられていない方にとってサギはどんな風に映るのでしょう。①の様な姿は写真で初めて知りました。

 ②https://blog.goo.ne.jp/yocchi-bird/e/c22279c1666892f046213aa3e761904aより引用の綺麗なシラサギ

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   ②の写真はダイサギの婚姻色の飾り羽です。今回は種別に鳥たちを紹介せず、総称で呼ばれている野鳥の中のサギを紹介致します。日本に於いて白い鳥と言いますと、このサギやツルなどが頭に浮かびます。反対に黒い鳥ならカラスかウというように。またものの道理を正反対に言い曲げることを「鷺を烏と言いくるめる」と言い、正しいことを正しくないと、或いは正しくないことを正しいと理をまげて主張すること。ものの道理をわざと反対に言いまげること。サギは正義の印象です。

③https://www.photolibrary.jp/img815/251043_6621076.htmlより引用の詐欺師のイラスト

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   ③のイラストは人を騙して金品を巻き上げる詐欺師です。詐欺(サギ)と口に出すと、その由来は鳥のサギからきていると考える人が多いのではないでしょうか。サギは白く美しい立ち姿から「清い」を意味する「サヤケシ」から来ているという説が有力で、漢字「鷺」は訓読みで、サギの色が白いことから「露」の「鳥」を合体させました。対して「詐欺」は音読みで、中国語では「欺詐」と前後逆転します。両者は全く別物です。しかし発音は同音です。また詐欺は黒くて悪い印象です。

④-1.https://www.birdfan.net/2016/11/11/47407/より引用の怖い顔した成鳥のサギ

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④-2.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/青鷺火より引用の青く光る「青鷺火」

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   詐欺師とサギの関係はなかったですが、やはり黒い印象の詐欺より、白い印象のサギが正規感や大人しさが現れます。同じサギでもシラサギより他のサギが怖かったりと。④-1.は成鳥のアオサギの怒ったような怖い顔なので、迫力も感じます。そのシラサギ以外のサギの怖さを伝えていますのは、④-2.の日本画の昔話の「青鷺火」とか「五位の光」の妖怪鷺の話しです。これらの話に登場するのは『蒼鷺』で、その名の通りのアオサギか、ゴイサギと言った身体の蒼いサギが正体です。

⑤-1.https://blog.goo.ne.jp/ikerin77/e/55328d14d9de81e291f7cd623bdbed86より引用のチャイい幼鳥が手前の親鳥サギに餌をねだる

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⑤-2.https://blog.goo.ne.jp/yocchi-bird/e/a80f33b599e929151d2b724f47423cafより引用の親鳥を食べんばかりに給餌をせがむサギの幼鳥

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   サギは白いサギばかりではありません。白いサギはまたシラサギと呼ばれています。その他のサギは白くないサギです。⑤-1.の左の青い背中のサギが右の茶色いサギに噛みつかれています。実は左は親鳥のゴイサギで、右がお腹が空いて噛み付いているのはこのサギの幼鳥のホシゴイです。やっぱりシラサギの方が綺麗で大人しい印象を持たれると思います。しかし、⑤-2.の写真では大人しい筈のコサギの親鳥が、幼鳥に早く餌をくれと親鳥に噛み付いています。幼鳥の怖い顔が見えます。

 ※  綺麗で正義感のある白いサギの実際には怖い印象があるので、詐欺にあったように思えますので、やっぱり鳥のサギと詐欺は関係があります。






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