第1141回 猛禽類とは
①https://yacho-joho.com/kanto-fuyu-moukinrui-osusume-tanchochi/より引用の猛禽類たち
猛禽類は、鋭いクチバシと鉤爪をもち、他の動物を捕食する大型の鳥の総称です。猛禽の「禽」は「鳥」を意味しており「猛々しい鳥」という意。
主にタカ目、フクロウ目に属する鳥類のことを呼び、一般的に空中の生活における生態系の頂点に位置する例が多いです。狩りをするためにその体を進化させたといわれ、よく見える目と鋭い爪とクチバシ、強く頑丈な脚を持っています。イヌワシ、トビ、オオタカ、ミサゴ、ハヤブサ、ツミ、フクロウ、アオバズクなどが代表的です。
②http://barbarossa.red/raptors/より引用のワシタカの猛禽類
猛禽類といえばやはり、どんな方でも②の写真(イヌワシ 体長約81〜89㌢)のような鷲鷹がその猛禽類の象徴だと思います。鷲鷹は全長が80〜90㌢ほどの大型のものを総称して鷲と呼んで、カンムリワシ、イヌワシ、オジロワシ、オオワシの四種。それ以下の大きさの鷹は、クマタカ、ミサゴ、ハチクマ、ノスリ、チュウヒ、オオタカ、サシバ、ハイタカ、ツミ、アカハラダカの十種。この中で、鷲と名前の付くカンムリワシは体長約55㌢しかなく、鷹で六番目のオオタカと同じです。
③https://www.jalan.net/yad341956/?yadNo=341956&convertedFlg=1より引用のフクロウ目の猛禽類
もう一つの猛禽類に『フクロウ』の仲間がいます。また『フクロウ』十一種は耳のような形をした羽角のない「フクロウ」と、羽角のある「ミミズク」の二つに分かれます。「フクロウ」には主としてフクロウ、シマフクロウ、シロフクロウ、キンメフクロウの四種で、「ミミズク」はアオバズク、コノハズク、オオコノハズク、リュウキュウコノハズク、コミミズク、トラフズク、ワシミミズクの七種。しかし、シマフクロウには羽角があり、アオバズクには羽角がありません。
④http://sakitamasongbird.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-c5e0.htmlより引用の狩をしないトビ(体長約59〜69㌢)
先程の鷲鷹の鷹の部類で、トビとハヤブサとチョウゲンボウの三種が抜けていると指摘を受けそうですが、正式には決まっていないのですが、この三種はその捕食行動なり、DNA鑑定で、どうしても、猛禽類というわけにはいかないのではと、議論されているとネットで知りました。トビは以前から、生き物を捕食することは少なく、カラスのように、屍肉中心の捕食が原因で、可愛いらしい顔のハヤブサとチョウゲンボウはDNA鑑定から、その仲間はインコであることがわかりました。
⑤http://galaxygems.doorblog.jp/archives/5537670.htmlより引用のスズメを狩るモズ(体長約20㌢)
⑤の写真は「速贄」で有名なモズです。鷹の中間では大きな身体のトビは狩をせずに、屍肉を主食としますので、一部からは猛禽類から外すべしとする意見もありますが、このモズは体長約20㌢の小さな身体で写真のようにスズメを狩ったり、自分よりも大きなヒヨドリなんかも狩りますが、モズは「鷹になれなかった雀」と揶揄されます。それはモズには猛禽類の条件の鉤状のクチバシはありますが、鉤爪はなく猛禽類とは認めず、トビは狩をしませんが、この二つの条件を満たします。
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