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第1989回 浴びるのが好きな鳥たち

①https://buhitter.com/search?q=%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%A1%8C%E6%B0%B4より引用のカラスの行水のイラスト 

   皆さんも、仕事を終えて、汚れや汗を流すためや、寒い冬に身体が冷えた時に、お風呂の湯船に浸かったり、簡単に済ますためにシャワーを浴びたり、ちょっと足を伸ばして温泉地に行ったり、また普通のサウナやスチームサウナに入って、火照った身体を今度は水浴びや水風呂に入ったり、肩や腰の筋肉痛に電気風呂に入ってみたり、人だから、色ん風呂の入り方を考えたりしますように、身近なスズメやハト、カラスや野生に生息する野鳥も、身体を清潔にする為、浴びるのです。

②-1.https://84669014.at.webry.info/201712/article_37.htmlより引用のスズメの水浴び

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②-2.http://ikimono.life.coocan.jp/20160608-01.htmlより引用のツバメの水浴び

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②-3.https://bird21.fc2.net/blog-entry-61.htmlより引用のカワセミの水浴び

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②-4.https://www.google.co.jp/amp/s/trlkushiro.exblog.jp/amp/8300251/より引用のタンチョウの背浴び

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②-5.http://yukemuri2.blog.fc2.com/blog-entry-343.htmlより引用のキクイタダキの水浴び

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   ②-1.〜-5.の各写真のように、身近なスズメやハトもカラスも、水浴びは殆どの鳥が行います。いつも水中に潜っていますペンギンも行います。しかし、ニワトリなどのキジ目の鳥は行わなず、砂浴びをします。また海岸に棲むカモメ類は、夕方に淡水の湖などで水浴びし、塩分を洗い流します。小鳥などは浅瀬で水を跳ね飛ばし、頭を左右に振ります。例外として、ハヤブサチョウゲンボウもします。ハトや猛禽類のタカの仲間は少し深い水に浸かり、ゆっくり浴びます。カワセミの仲間やサンコウチョウも水中ダイビングを繰り返します。よく似た水浴びで、ツバメの仲間は飛びながら瞬間的に水に入ります。小さなチドリたちは浅瀬で、頭は上下に動かします。カモメなどの海鳥は水面に浮かび、水を浴びます。背浴という背中に水浴びを致しますのは、マナヅルナベヅルタンチョウです。変わったところでは、日本では最小のキクイタダキ等は雫浴びで葉から落ちる最小の水量の朝露の水滴や雨滴を利用します。また寒冷地に棲むスズメの仲間は雪浴をします。

③-1.YouTubeより引用のスズメの砂浴び

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③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/sirabird.exblog.jp/amp/14253025/より引用のハシブトガラスの砂浴び

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③-3.http://ta440ro.blog.shinobi.jp/%E9%B3%A5/%E3%82%AD%E3%82%B8%E3%83%90%E3%83%88%E3%81%AE%E7%A0%82%E6%B5%B4%E3%81%B3%EF%BC%9Fより引用のキジバトの砂浴び

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③-4.https://www.google.co.jp/amp/s/plaza.rakuten.co.jp/78sirousa/diary/201206240000-amp/より引用のキジの砂浴び

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   水浴びに次いで、よく見かけるのが、③-1.の写真のスズメの砂浴びです。やはり身近な③-2.の写真のカラスや③-3.の写真のハトや、野山で地上採食しています③-4.の写真のキジの仲間も砂浴びを致します。砂浴びはダニなどの外部寄生虫を取り除きます。スズメの仲間、ヒバリハシボソガラスハシブトガラスミソサザイ、ハトの仲間、サケイチョウゲンボウ、ライチョウ科、コジュケイキジヤツガシラダチョウ等地上性の鳥や乾燥地帯の鳥。キジ目は砂浴びのみ行います。

④-1.https://jp.123rf.com/photo_61770126_%E9%B3%A9%E3%81%AE%E6%97%A5%E5%85%89%E6%B5%B4.htmlより引用の日光浴するドバト

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④-2.https://net1010.net/2007/08/id_1581/より引用のアオサギの日光浴 

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④-3.https://torinote1.exblog.jp/i154/より引用の猛禽類ツミの雨浴 

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   寒い日には、人も寒いですが、鳥たちも寒くて、人間なら毛糸のセーターやダウンジャケットなどの厚着やカイロ、部屋には暖房を入れますが、鳥たちには日光浴です。身近なスズメや④-1.の写真のハトやカラス、スズメや④-2.の写真のアオサギ、ウの仲間、コウノトリツグミ、シギチ、カケスムクドリ、外国のコンドル、ハゲワシなどもします。またその日光浴と正反対に、乾燥して雨が欲しい夏の日には④-3.の写真のタカの仲間のように、翼を上げて雨を受けます。キジバトドバトの仲間や猛禽類の仲間にはよく見られます。

⑤-1.http://www.fujigoko.tv/board/brbbs.cgi?pt=1548330734&code=0&fl=0&pv=より引用のミヤマガラスの煙浴

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⑤-2.http://www.fujigoko.tv/board/brbbs.cgi?pt=1475460681より引用のカケスの蟻浴

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    この最後の項では、こんな鳥たちの浴びをご覧になられた方は少ないと思います。⑤-1.の写真はミヤマガラスの煙浴です。人間なら煙たくて、そんな場所には居づらいはずなのですが、野焼きや煙突から出る煙の中を飛ぶようです。これは寄生虫の駆除に効果があるようです。ブッポウソウオナガカササギミヤマガラスハシブトガラスと圧倒的にカラスの仲間が多いです。⑤-2.の写真はカケスの蟻浴です。アリの群れに体を伏せ、蟻酸で寄生虫を退治します。アリの分泌物で病原体の活動を抑止するようです。羽づくろい用の油の補充とも言われます。ツグミ類、メジロシジュウカラヤマガラホオアカムクドリ、レンジャク、カケスオナガハシブトガラスハシボソガラス、などスズメ目の鳥に多く致します。

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