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第872回 今度は『カラス』をもっと調べてみよう

①https://www.silhouette-ac.com/detail.html?id=142560&sw=カラスより引用の「カラス」のイラスト

  『カラス』は漢字表記すると「烏」「鴉」「鵶」「雅」と四つの字体が現れます。その中でも「烏」はやはり同じ体色が黒い野鳥であります『ウ』と一緒です。大雑把な昔の人は「烏」を『カラス』とも『ウ』とも読み分けました。「烏」はハシボソガラスの漢名で、コクマルガラスにも当てはめられる『カラス』の総称です。黒い鳥で、眼がどこに有るかわからないので、鳥の目の部分を減らした文字です。「鴉」はハシブトガラスの漢名です。なぜ二つあるのでしょうか。

②https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000179348.htmlより引用のカラスのイラスト 

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   この「烏」ハシボソガラスと「鴉」ハシブトガラスの違いは、古代中国では反哺の習性があるものを「烏」ないものを「鴉」としたからです。親孝行なカラスはハシボソガラスで、親孝行しないのはハシブトガラスとなりました。1.ハシボソガラスと2.ハシブトガラスの違いは、⑴体長(平均)  1. 462mm~540mm(502mm)  2. 532mm ~595mm(565mm) ⑵体重  1. (平均)320~686g(平均503g)  2. 600g ~750g(平均670g)
1.メス平均480g、オス平均550g  2.メス平均600g、オス平均730g  ⑶クチバシ 1.細く直線的 2.
太く湾曲 

③http://tecaso.blog41.fc2.com/blog-category-21.htmlより引用の鳥の身体のイラスト

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   ⑷クチバシの長さ 1.5.3cm(メス平均45.1mm オス平均52.6mm) 2.6.8cm(メス平均62.7mm オス平均71.1mm)  ⑸くちばしの太さ 1.1.9cm  2.2.7cm  ⑹舌の長さ  1.2.7cm(メス平均26.4mm オス平均27.6mm)  2.3.0cm(メス平均28.3mm オス平均30.7mm)  ⑺舌の幅  1.0.8cm(メス平均7.6mm オス平均8.2mm)  2.1cm(メス平均9.3mm オス平均10.1mm)  ⑻額 1.出っ張っていない  2.出っ張っている  ⑼羽の金属光沢 1.艶がない  2.強い  ⑽翼  1.翼は尾の先端近くまであり、青っぽく、羽ばたきは大きい  2.翼は尾より短く、赤紫で羽ばたきは軽くて浅い

④http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/nanatsunoko.htmlよりカラスの子育て

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   (11)歩き方  1.ほとんどウオーキング  2.ホッピングもできる  (12)鳴き声  1.「ガー」と濁っているが、あまり鳴かない  2.「カー」澄んでいて、よく鳴く (13)鳴く姿  1.まるで「ごめんなさい」と頭を上下して鳴く  2.頭を突き出し、高圧的に尾を上下して鳴く (14)幼鳥の声  1.めったに鳴かないが「ガー」 2.ウンアー  (15)営巣場所  1.常緑樹(52%)落葉樹(25%) で木の中ほど  2.常緑樹が多い(92%)で木の高い所  (16)繁殖開始時期  1.葉が芽吹く前  2.木の葉が茂ってから、ハシボソガラスより20日遅い  

⑤https://www.amazon.co.jp/羽毛のカラス-ツリー装飾-写真小道具-防鳥防獣対策-モデルハウス/dp/B07GWCG3XBより引用の「カラス」の黒マントのイラスト

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   (17)卵の重  さ  1.19.4g  2.23.6g  (18)人への攻撃  1.襲わない  2.襲う  (19)生息環境  1.田園地帯、川辺  地上 2.森、日本では都市部 樹上 (20)食性  1.農作物を好み、草の実など植物性が強く、クルミを車にひかせる  2.樹木の種子を好み、木の実が好き 肉食性が強く、ロウソクや石鹸も食べる  (21)食べ方  1.その場で  2.安全な場所に移動して  (22)貯食  1.あまりしない  2.よくする  (23)ペリット  1.親指大で糞のようにしっかりした形  2.ぺちゃっとしていて、形がハッキリしない

⑥https://mobile.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1346.html?transfer=pc_to_mobile&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2Fより引用の「カラス」の仲間のカケスのイラスト

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   「カラス」とは名前がついていませんが、仲間と呼べるのはオナガカケスルリカケスで「カラス」と名が付き日本でも見られるのはコクマルガラスミヤマガラスホシガラスワタリガラスで、この中でホシガラスだけは黒くありません。カラスバトカワガラスウミガラスなどは「カラス」と名が付きますが仲間ではありません。「カラス」の親戚は、美しさで有名なフウチョウで、共通の祖先といいます。メスのフウチョウはカラスと似ています。元々「カラス」は『烏』と書き、とにかく『鳥』でないとされました。

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