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第1269回 とんでもないききなし(その他編)

①https://news.line.me/articles/oa-mainichigahakken/cfc90bc48df6より引用の聞き返している写真

②-1.https://www.ecozzeria.jp/series/chiebukuro/animal/animal_120417.htmlより引用のさえずるシジュウカラ(体長約14㌢)

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②-2.http://suwa12rofu.hatenablog.com/entry/2012/05/13/055539より引用のさえずるセンダイムシクイ(体長約12㌢)

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   ②-1.の写真のシジュウカラはききなしをする野鳥の中でも身近な存在だと思います。ヤマガラとの紛らわしい「ツツピーツツピー」か「ツーツーピィー」の鳴き違いなどありますが、姿形は違えども、同じくカラの仲間だと思いました。この頃ではそのききなしが「一杯、一杯」とまるでお酒をせびるように聞こえます。これが②-2.の写真のセンダイムシクイは、以前にも人の名を呼ぶ「鶴千代君(ツルチヨギミ)」と言うのがありましたが「焼酎一杯グイー」と酒の銘柄をも指摘します。

③-1.https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/1547624/blog/41589041/より引用のさえずるアカショウビン(体長約28㌢)

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③-2.http://uns.music.coocan.jp/toriSanyaSWF/uzura.htmlより引用のウズラ(体長約20㌢)

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   ③-1.の写真のアカショウビンといえば、カワセミが清流の青い宝石に対して、赤い宝石のようなイメージがあります。燃えるような赤いクチバシと体全体が赤色を持つことから、火の鳥の異名を持ちます。そのアカショウビンのききなしは普段は「キョロロロロ・キョロロロロ」ですが、雨が欲しくなれば「降れ、降れ、降れ(雨を呼ぶ声)」。ざる蕎麦の添え付けの卵が③-2.の写真のウズラが親鳥です。そのききなしは、昔の芸人がギャグとして使っていた「アジャパー」なんて笑います。

④-1.http://www.hokusetsu-ikimono.com/iki-h/inagawa-tori/enaga/より引用のさえずるエナガ(体長約14㌢)

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④-2.https://blog.goo.ne.jp/cello0501/e/b73dcbcc0d9b1f4ab712adc2c2ce0c3cより引用のさえずるオオヨシキリ(体長約14㌢)

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   ④-1.の写真のエナガといえば、カラの仲間と混群を形成したり、尾羽の可愛いその姿と、その尾羽の長さを差し引けば、ミソサザイキクイタダキと並ぶ一番小ささを争う野鳥です。可愛さとは裏腹に、一番小さく可愛さの座を射止められなかったのがよほど悔しかったのか「地ぃ踏んだぁ、地ぃ踏んだぁ(ジィフンダァ、ジィフンダァ)」です。④-2.の写真のオオヨシキリは「常光寺(ジョウコウジ)、常光寺、ケェケェシ、ケェケェシ、草履こ片ひた(ゾウリコカタヒタ)なんじした」なんて。

⑤-1.http://wildbirds.webcrow.jp/list/sp080306.htmより引用の飛翔するオーストンウミツバメ(体長約24.5〜25㌢)

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⑤-2.https://saruya-akira.hatenadiary.org/entry/20170415/1492301771より引用の母衣打ちしながらさえずるオスのキジ(体長約80㌢)

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   ひとつの括りにまとめられないほど、いろんなききなしを聴かせてくれます。そのききなしは人間がそう聴こえて野鳥の名前を浮かべやすくする参考書みたいなものです。⑤-1.のオーストンウミツバメオーストンオオアカゲラと並んで、アランオーストンと言う英国人が発見、名付け親になりました。ききなしは「オーストン、オーストン」と泣きます。⑤-2.のオスのキジは昔話の桃太郎にも登場する日本の国鳥です。ききなしは「ケン、ケーン」と「ホロ、ホロ」『けんほろろ』です。

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