見出し画像

第547回 世界一美しい野鳥ケツァール

①https://ameblo.jp/kina20koji/entry-12234795429.htmlより引用の世界で一番美しい野鳥ケツァール(体長約90〜120㌢)

   世界一美しい野鳥はメキシコ南部からパナマにかけての山岳地帯の森林に生息しているケツァールという野鳥らしいです。ケツァールは、和名が漢字表記で「飾絹羽鳥」ケツァールはアステカの主要言語だったナワトル語由来で「大きく輝いた尾羽」または「ケツァールの尾の雨おおい羽」という意味らしいです。ケツァールはスペイン語・英語 quetzalです。

②https://www.mirainoshitenclassic.com/2019/03/n_25.html?m=1より引用のケツァールの全姿

画像1

   私はこのケツァールの②の写真を見て、すぐに日本のサンコウチョウを思い出しました。サンコウチョウのオスの体長は約45㌢で、メスは約17㌢。まるでサンコウチョウの雌雄と一緒です。念のため確認してみましたら、ケツァールの種名は「ケツァール」サンコウチョウは「サンコウチョウ」の種名で全く違う種でありました。

③https://hiyoko.tv/illustration/img/img528_120530quetzal1.jpgより引用のケツァールのつがいのイラスト

画像2

   繁殖期になるとオスのケツァールには、尾っぽのように長い2本の羽が伸びて、体長は1mを超します。この長く伸びてくる羽を飾羽といいます。雌雄同色ですが、メスのほうがオスの体色と比べるとやや地味になります。頭から背にかけて光沢のある濃緑色をしており、腹部が鮮やかな赤色になります。ケツァールは『火の鳥』(不死鳥)の主人公でもある伝説の鳥でもあります。

④https://blogs.yahoo.co.jp/tico1968jp/43618792.htmlより引用のケツァールのメス(体長約35㌢)

画像3

   ケツァールは『火の鳥』のほかに、この鳥の別名は、火炎鳥、フェニックス、鳳凰などいくつかあります。西洋、東洋、我が日本問わずケツァールを神格化して、古代アステカではケツァールは農耕神ケツァルコアトルの使いであり、グアテマラの国鳥で、通貨単位です。しかしメスはお腹側がグレーから茶色なので、ケツァールと言えども
「火の鳥」とは言えません。

⑤https://gramha.net/explore-hashtag/幻の鳥より引用のケツァールの営巣

画像4

   派手な外見を持つケツァールのつがいは、丈夫なクチバシで腐った木や切り株をくり抜いて営巣します。巣の中ではつがいが交代で2~3個の卵を温めます。オスの抱卵中には、長過ぎて入りきらない飾羽が巣の外に飛び出ていることもあります。ケツァールのヒナは、孵化してから約3週間で飛べるようになります。しかし、オスの長い飾羽が生えてくるのは三年経ってからみたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?