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第1289回 希少な野鳥 ⑵

①http://moekonet.lix.jp/illustration/animal/2155より引用のイラスト

②http://tori3.sakura.ne.jp/birdworld_menu/mozu/akamozu/karaakamozu.htmより引用のカラアカモズ(体長約20㌢)

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   私の好きなモズの仲間で、②の写真のカラアカモズは漢字表記で「唐赤百舌」。『唐』は中国のことですから、日本のモズは留鳥ですが、カラアカモズは旅鳥ということになります。日本のモズより首筋辺りから白っぽく見えます。カラアカモズの過眼線は普通のモズとは違って、雌雄共に黒ですが、メスや幼鳥、若鳥も普通のモズ同様下面腹側に波状班が入ります。カラアカモズは上面と頭部はアカモズほどの赤味はない暗褐色、前頭部の白色部は狭く眉斑も細く色んな違いがあります。

③http://tori3.sakura.ne.jp/birdworld_menu/mozu/akamozu/karaakamozu.htmより引用のキョクアジサシ(体長約39㌢)

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   ③の写真のキョクアジサシはカモメの仲間です。またアジサシという仲間でもあります。アジサシといいますと、鋭いクチバシを持っていて、海上の上からホバリングをして狙った獲物のアジほどの大きさの魚でも突き刺してしまうということからこの名前がつきました。そのアジサシの仲間のキョクアジサシの漢字表記は「極鯵刺」で、冠の『極』は北極と南極を指します。最も長距離の渡りをする鳥の一つとして知られ、一年のうちに北極圏と南極圏の間を往き来する長距離ランナー。

クロウタドリ(体長約28㌢) 

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   ④の写真のクロウタドリツグミの仲間で、さえずり上手です。その名前の通りの歌鳥です。名前を有名にしてくれたのは、元ビートルズのポールマッカートニーです。「バイバイ ブラックバード 」という曲を世界に広めたのです。日本では旅鳥またはまれな冬鳥として、北海道から沖縄県まで記録があり、特に西表島や与那国島での記録が多いみたいです。開けた場所を好み、公園や路上などでよく見かけ、地上でよく虫を捕食し、日本に時々やってくるは、人が好き、まさに歌手です。

⑤-1.クビワキンクロ(体長約40㌢)

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⑤-2.ヒメハジロ(体長約35.5㌢)

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   ⑤-1.の写真のクビワキンクロは、稀な冬鳥として、北海道、本州で時々記録されています。後頭部が盛り上がった独特の形をしているので、他種と区別できます。オスの虹彩は濃黄色でメスの虹彩は淡褐色。オスはキンクロハジロに似てクチバシの基部が白です。「クビワ」の名の由来の褐色の輪が首の根元に僅かに見られます。⑤-2.の写真のヒメハジロは日本では、稀な冬鳥として少数が渡来します。求愛ディスプレイはオスが頭を背に倒したり、頭の羽毛をふくらましたりします。

⑥-1.コイカル(体長約19㌢)

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 ⑥-2.https://www.google.co.jp/amp/s/tack1810.exblog.jp/amp/21780895/より引用のシベリアアオジ(体長約16㌢)

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   私は初めてこの⑥の写真のコイカルを見た時は、イカルと同じく、地上で混群となって写真のように落ちた木の実か何かをついばんでいました。そのときは大小のイカル親子的に拝見していましたら、イカルとはその表情が違います。怖い顔をして尾羽が短い体型。コイカルはどちらというとシメに近い顔や身体つきです。日本では旅鳥または冬鳥として、本州の中部以南に渡来するが、数はそれほど多くない。熊本県と島根県で繁殖の記録があります。ヒヨドリイカル同様に波状飛行。

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