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第1850回 いろんな鳥 ⑶

※https://www.pinterest.jp/pin/308004061996792243/より変わった鳥のハシビロコウのイラスト

①https://www.google.co.jp/amp/s/www.afpbb.com/articles/amp/3335269より引用のオオサイチョウ(体長約95〜120㌢)とその変わった営巣

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   動物園などで人気の①のサイチョウは両眼視できる範囲にクチバシの先端が含まれるので小さな餌も器用につまめます。また写真のような変わった営巣で、巣内のメスは内側から泥で入り口を塞ぎます。その泥はオスが運びます。ヒナが巣立つ一週間ほど前にメスは入り口を壊して脱出。ヒナが入り口を泥で塞ぐといいます。巣内には多くの昆虫がいて、糞を処理してくれるという不思議さ。

②https://okavangomoremi.web.fc2.com/birds_of_africa/Sandgrouse/Sandgrouse.htmlより引用のハトのような容姿のサケイ(体長約25㌢)

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   ②のサケイは中国北部から、モンゴル、中央アジアのカスピ海東岸までの内陸に生息しているからか、そ嚢に35mlの水を蓄えることができます。
オスの腹の羽毛は特殊な構造で水を良く吸い込みます。クリムネサケイでは給水した直後で25~40ml。30kmの距離を30分かけて飛行後は10~18mlと移動する時は生息域に増えすぎたから。

③-1a.https://www.birdfan.net/2014/08/08/29737/より引用のシロアジサシ(体長約28㌢)

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③-1b.https://oharuart.muragon.com/entry/663.htmlより引用の眼の大きなシロアジサシ

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③-2.https://ebird.org/species/indski1?siteLanguage=jaより引用のシロエリハサミアジサシ(体長約38〜53㌢)

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   前回でもキョクアジサシとクロハサミアジサシの二種を紹介致しましたが、今回も同じくアジサシの仲間です。③-1.のシロアジサシの特徴は目が大きい。その理由は主に夜明けや夕暮れに採餌しますから良く見える方が良いからだそうです。また
巣材を使用せず、横枝などに直接産卵するようです。この③-2.のシロエリハサミアジサシも狩りをするのは、魚が水面近くに浮いてくる夕方や早朝で、やはり暗い中でも見えるよう、目が大きい。

④-1.https://www.birdfan.net/2020/03/06/77853/より引用の冬鳥のジョウビタキ(体長約14㌢)

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④-2.https://blog.goo.ne.jp/inpre-anac/e/d1816b92934a9812b22d9e3bd121fe7dより引用の口の中が黒いセッカ(体長約12㌢)

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   冬鳥として有名な④-1.のジョウビタキは北海道でも繁殖記録があるといいます。地上近くで採食するので、雪の積もる地域での越冬は少ない様子です。④-2.のセッカは繁殖期のオスは口中が黒くなります。クチバシを閉じても付け根部分に現れます。繁殖期のオスは尾羽先端の白色部が鮮明。
尾長は雌雄共に、冬は夏より一㌢近く伸びます。
オスは一夫多妻が四割、一夫一妻が三割、残り三割は独身。メスは巣立ち後一ヶ月で繁殖に入れるので、春生まれたメスが夏に繁殖することもあるようです。大阪では繁殖する個体と越冬する個体が入れ替わっているという報告もあるようです。

⑤-1.https://www.birdfan.net/2014/12/12/31682/より引用のトウゾクカモメ(体長約72㌢)

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⑤-2.https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=32284000258より引用のシロハラトウゾクカモメ(体長約48〜53㌢)

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   ⑤-1.のトウゾクカモメはカモメを襲って餌を横取りします。色彩や飛び方がハヤブサに似ているので、ハヤブサに襲われたと勘違いして、餌を放してしまいます。そんな盗賊仲間の⑤-2.のシロハラトウゾクカモメオオトウゾクカモメクロトウゾクカモメなど他の二種ほどには盗賊行為を行わずに、自分で魚類を捕食することが多いです。 

⑥-1.https://yacho-joho.com/niteiru-yacho-chigai-miwakekata/hakusekirei-segurosekirei-chigai-miwakekata/より引用の右がセグロセキレイ(体長約21㌢)と左がハクセキレイ(体長約21㌢)

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⑥-2.https://yacho-joho.com/niteiru-yacho-chigai-miwakekata/hakusekirei-segurosekirei-chigai-miwakekata/より引用のセグロセキレイとハクセキレイ

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⑥-3.https://yacho-joho.com/niteiru-yacho-chigai-miwakekata/hakusekirei-segurosekirei-chigai-miwakekata/より引用のセグロセキレイとハクセキレイ

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   ⑥の三枚の写真のセグロセキレイは、繁殖期に雌雄で抱卵するが、夜間はメスと決まっています。また、二種は非常に良く似ていることが写真でお解り頂けると思いますが、セグロセキレイは頭部に部分白化が出やすいので、その場合はより一層ハクセキレイなどに似ます。繁殖開始時期はハクセキレイより一ヶ月早い。全ては似ていません。

⑦-1.https://www.birdfan.net/2021/05/14/82168/より引用のセイタカシギ(体長約37㌢) 

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⑦-2a.https://www.birdfan.net/2018/12/21/66866/より引用のソリハシセイタカシギ(体長約43㌢)

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⑦-2b.http://morieikou.cocolog-nifty.com/birdcarving/2014/03/post-0c02.htmより引用のソリハシセイタカシギの水掻き

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   ⑦-1.のセイタカシギより大きな⑦-2.のソリハシ
セイタカシギ
セイタカシギと比べ、脚が太く、バランス的に脚が短く、セイタカシギと違い水掻きがあります。オスは黒がくっきり、クチバシが長い、反りが小さいです。バンには弁足という櫂のような水掻きはなく、オオバンにはあります。 

⑧-1.https://www.birdfan.net/2014/05/30/28567/より引用のチョウセンメジロ(体長約12㌢)

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⑧-2.https://www.birdfan.net/2019/11/22/74885/より引用の日本のメジロ(体長約12㌢)

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   日本ではまれな旅鳥として、山形県、石川県、福井県、兵庫県で記録があります⑧-1.のチョウセンメジロは朝鮮とは付きますが、朝鮮にはほとんど分布しません。もっと北の、ウスリー、中国北東部で繁殖します。もっと南の中国南西部、インドシナ、タイで越冬します渡り鳥と言うことになります。⑧-2.のメジロと比べてみますと、両脇に栗色の斑があることや、嘴の色が黒いこと、胸の色が白色であることで区別する事ができるのです。












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