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第1451回 鳥の歩き方

①https://www.sozailab.jp/sozai/detail/25068/より引用の鳥の歩き方のイラスト

 以前にも、鳥の歩き方の紹介をさせて頂きました。鳥にも色んな鳥がいて、樹上性が高いシジュウカラヒヨドリフクロウのようなカラ類の鳥もいますし、またセキレイやハト、ムクドリのように、地上を歩いている姿をよく見かける鳥もいます。同じ地上性の高い鳥でも、キジなんかは早足より走行することが多いです。またカラ類なのに、スズメは地上にいることが多いですし、同じカラスでも、ハシブトガラスは樹上性、ハシボソガラスは地上性が高いし、生活環境が原因です。

②https://www.istockphoto.com/jp/ベクター/かわいい赤ちゃん鶏ウォーキング面白い漫画鳥文字ベクトル-イラスト白背景に-gm922292662-253186776より引用のウォーキングするイラスト

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   鳥は、ウォーキングの方が基本で、ホッピングは
枝から枝への足運びが地上でもその状態を保っているだけです。ホッピングをするのは陸鳥だけで
しかも樹上性の鳥に限られるようです。ウォーキングは人間もそうですが、足を交互に出し、どちらかの足が、常に地面についている状態で、歩行速度は遅いです。速度を速めるときは、脚を素早く動かします。首を振る鳥たちは、一歩を長くすることが多く、首を固定したまま小走りするのはチドリ、首を振り歩くのはハトやセキレイです。

③twitterより引用のホッピングする鳥のイラスト

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   ウォーキングに比べて、ホッピングは両足を同時に出すため、両足が地面から離れている時間が有りますが、ホッピングは両脚をほぼ揃えて行ない、スズメなどの小鳥類が、左右の脚を前後にずらして行ないます。カラスなどはホッピングからしだいにランニングに移行することも多いです。ホッピングは素早く動き回るには適していますが、ウォーキングよりエネルギーを多く必要としますので、大型の鳥や長距離の歩行には適さず、ホッピングは脚の腱がバネの働きをします。

④https://irasutogazofree.blogspot.com/2020/02/blog-post_5645.html?m=1より引用のランニングするヒヨコのイラスト

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   ホッピングとランニングは膝や足首の動きの特徴が同じですが、ウォーキングはホッピングやランニングとは運動の性質がかなり違います。ランニングは速度を速めるときは、一歩を長くすることが多いです。ツグミハシブトガラスは、ゆっくり歩くときにウォーキング、急ぐときにホッピング。スズメ目の多くはホッピングを行ないますが地上性のヒバリはウォーキング。ヒバリの生息地は樹木の少ない草地。強風が吹くとホッピングでは不利。ランニングはウォーキングの延長です。

⑤-1.https://www.google.co.jp/amp/s/3104photo.blog.ss-blog.jp/2018-04-15-5%3famp=1より引用の走るキジ

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⑤-2.http://park23.wakwak.com/~tochan/tyabo/siikuki-13.htmより引用の走るニワトリ

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⑤-3.https://www.istockphoto.com/jp/写真/カンムリウズラ?phrase=カンムリウズラ&sort=bestより引用の走るカンムリウズラ

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   世界を見渡せば、ウォーキングの野鳥でランニングで一番脚が速いのは、皆さんもご存知のダチョウだと思います。日本の野鳥ではどんな走行系の強いのはどれかと言いますと、⑤-1.のキジだと思います。繁殖期には同じオスを追いかけ、時速32kmで走行します。次はといいますと思い浮かべるのが⑤-2.のニワトリの時速18kmが二番手と考えますが、⑤-3.の二番目は時速23km野鳥は、カンムリウズラです。ウズラはニワトリよりも小さな20㌢程の大きなでも、足は速く前にでます。

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