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第1125回 野鳥の色んなこと

①Twitterより引用のイラスト

   この世の中には、人中心のニュースばかりで、その脇に生き物のニュースがあります。これは当然で、人がそのニュースを見るのですから。当たり前といえば当たり前のニュースです。ここでは鳥類のニュースを中心にお届けしていきます。

②https://m.crank-in.net/gallery/news/61176/3より引用のコアホウドリ(体長約81㌢)

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   ②の写真はコアホウドリです。長寿のめでたさを例えたことわざ「鶴は千年亀は万年」にありますように、大型の鳥や亀はとても長い時間を生きることで知られていますが、この度、少なくとも2020年で、六十八歳のコアホウドリが子育てをしていることが確認されました。ウィズダム(知恵)と名付けられた個体は、1956年にミッドウェー環礁で初めて足環標識を着けられた時点で推定五歳でした。ウィズダムは約四十一羽のヒナを孵し、480万km以上の飛行をしてきた高齢の野鳥です。

オシドリのつがい(左がオス、右がメス共に体長約45㌢)

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   この数年に週間文春によるスクープで、大物俳優と言わず、人気タレントなどなどが不倫を取り上げられて話題になっています。そんな中に何度も掲載して来ましたが、改めて野鳥の世界でも、不倫が取り上げられてきました。その槍玉にあがるのが『鴛鴦夫婦』として私たちにも名高い名声を誇っているのが、オシドリです。しかし、オスは浮気症と言われましたが、反対に返す返すは、メスがより強い遺伝子を持つオスと、つがい関係のあるオスとは別にして、婚姻外子を作ります。

④https://news.biglobe.ne.jp/animal/1204/kpa_171204_3112409275.htmlより引用の動物園の鳥獣舎での一コマ

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   皆さんは鳥類の中で、カラスが知能が高いことで有名です。カラスの知能の高さによる悪戯に人間までも振り回されることがあります。④の写真は動物園の鳥獣舎で、飼育されているワシの仲間です。そのワシに鉄格子の中から鋭い趾(あしゆび)でクチバシを掴まれているのはシラサギの仲間です。サギは魚を捕獲するために、パンなどを使い、釣りのようなことをします。このワシは自分のエサの肉片をわざとオリの外側に置き、その肉片に釣られたシラサギを捕獲しようとしました。

⑤https://yakushimajiji.at.webry.info/201012/article_28.htmlより引用の脳震とうを起こしたメジロ

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   私の住むマンションのテラス窓の向こう側は、楠木の大きな樹木があり、色んな野鳥を観察でき、春半ばの先日には、⑤の写真のようにテラス窓を一歩出たベランダに緑の物体が横たわっていました。メジロで、楠木から飛び立つ際に、窓に光が反射して、向かいの側にも樹木があると勘違いしたと思います。スズメなら年中ベランダにやってきて様子がわかっていると思いますが、春先に街中の動きが活発化する野鳥にとっては勝手が分からず、そのあと仲間に起こされ飛び立ちました。

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