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第1291回 希少な野鳥 ⑷

①http://moekonet.lix.jp/illustration/animal/2155より引用のイラスト

②-1.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/akikirara1122/entry-12474209236.htmlより引用のメグロ(体長約14㌢)

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②-2.https://www.google.co.jp/amp/s/memobird3.exblog.jp/amp/16277218/より引用のオオヒバリ(体長約17㌢)

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②-3.https://zukan.com/jbirds/internal15016より引用のオオアカハラ(体長約25㌢)

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   東京都の高級住宅街みたいなメジロとか、この②-1.の写真のメグロ。主に小笠原諸島の一部の島でのみ姿を確認できます。 世界的にも希少な鳥で、日本では1977年に特別天然記念物に指定されています。また日本の固有種です。身近なメジロとは違います。②-2.の写真はオオヒバリです。迷鳥で石川県舳倉島でしか記録はないです。後の趾の爪が著しく長いのが特徴です。②-3.の写真はオオアカハラです。本州では希な旅鳥または冬鳥で神奈川県と静岡県と愛知県で観測されました。

③-1.https://www.itozu-zoo.jp/friends/entry/38.phpより引用のクロトキ(体長約68㌢)

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③-2.http://bird-muromi.sakura.ne.jp/zukan/kamo/nakihakuchou/nakihakuchou.htmlより引用のナキハクチョウ(体長約150㌢)

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   「日本を象徴する鳥」はトキですが、もう自然繁殖の個体はいなくなりました。③-1.の写真はクロトキです。日本には稀な冬鳥として渡来しますが近年は記録が減少気味で、西日本に稀に幼鳥が渡来する例が多いです。かつては日本でも繁殖していました。③-2.の写真のナキハクチョウはハクチョウの仲間では最大種です。長距離の渡りは行わないので、持ち込まれた野鳥です。英名のトランペッターは鳴き声がトランペットのように響くことに由来します。河川や湖沼に生息します。

④-1.https://rief-jp.org/ct12/86223?ctid=70より引用のマダラヒタキ(体長約13㌢)

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④-2.http://sanctuary.main.jp/digicame/sekirei/yorobin.htmlより引用のヨーロッパビンズイ(体長約15.5㌢)

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   ④-1.の写真のマダラヒタキは、日本では1991年に石川県舳倉島で、2006年には宮城県で観察された記録が二例あるだけです。主に森林に生息して針葉樹林よりも落葉樹林を好みます。日本の中ヒタキと同じように住宅地にも現れています。④-2.の写真はヨーロッパビンズイです。日本では迷鳥として、新潟県粟島、石川県舳倉島、対馬や沖縄本島で記録されています。外見ではマキバタヒバリとほとんど区別がつかないが、マキバタヒバリの方が若干小さい割りにクチバシが大きいです。

⑤-1.https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/4416/?ST=m_newsより引用のインドガン(体長68〜78㌢)

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⑤-2.http://akom.cocolog-nifty.com/akomblog2/2010/01/post-b551.htmlより引用のマミジロクイナ(体長約18㌢)

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   まるで一時の暴走族のようなヘアスタイルに見える⑤-1.の写真のインドガンは、日本では、1968年に千葉県、1972年に長崎県、1986年に小笠原などでの記録がありますが、かごぬけ個体の可能性があります。昼間は土手などで休み、夕方になると活動する夜行性です。⑤-2.の写真のマミジロクイナは硫黄列島に生息していましたが、1911年以降絶滅したと考えられています。沖縄県の八重山諸島にはヤンバルクイナがいますがこちらも絶滅が危惧されていますから、大事に見守りたいです。

⑥-1.https://www.zooing.net/archives/オオホンセイインコより引用のオオホンセイインコ(体長約55〜60㌢)

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⑥-2.レンカク(体長約55㌢)

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   この⑥-1.の写真のオオホンセイインコワカケホンセイインコと同様に籠抜けの野鳥として生き延びた飼鳥です。飼い主によって飼育個体が放たれ、野生化しています。日本では1961~1981年に東京都や神奈川県で繁殖や生息が確認され、在来種の鳥類との競合、オウム病の媒介といった問題が指摘されています。二種共に環境問題が懸念されます。続いてインドから東南アジアや中国南部、台湾に分布しますレンカクは、日本には数少ない旅鳥又は冬鳥として各所で記録あります。繁殖は一妻多夫で、卵とヒナの世話はオスが行い、生息場所は氾濫の危険があるため、タマシギと同じような繁殖形態を発達させました。ヒナは孵化するとすぐに歩くことができ、さらに泳ぐことや水にもぐることもできる希少な野鳥の一つです。




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