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第1792回 まだまだカラフルな鳥たち

①-1.https://petpedia.net/article/1022/gouldian_finchより引用の色んな色合いのコキンチョウ(体長約12.5〜14㌢)

①-2.https://karapaia.com/archives/52182555.htmlより引用のヒナも綺麗というより不気味なコキンチョウの口の中

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   カラフルにも程があると思わせるのが、①-1.のコキンチョウです。同じ容姿の仲間は横並びにずらずらいますが、一つ一つの色の配分が違います。これは生まれてきた時の遺伝子によって、体色の色の配分が違うらしいです。黒頭、赤頭、黄頭の三つに分類することができるようです。生息するオーストリアの固有種です。また、不思議なことに、①-2.はコキンチョウのヒナですが、口を開けると、口周りがオパールのようなビーズ模様です。これは親が暗闇でもエサを容易に与えられるうようにするためだと言われますが、不気味。

②-1.https://ailovei.com/?p=100185より引用の派手なパステルカラーのライラックニシブッポウソウ(体長約40㌢)

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②-2.Twitterより引用の翼を広げると一層鮮やかなライラックニシブッポウソウ

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   先日にも登場致しました「綺麗な鳥」②-1.のライラックニシブッポウソウは、綺麗な鳥でもあり、またカラフルな鳥デモあります。-1.の写真をよく見て頂くと派手なパステルカラーです。前回の「とにかくカラフルな鳥たち」に登場のフジイロムシクイのカラフル版みたいなものです。頭頂部の黄色、胸部の紫色、腹から尾羽にかけての青色など全身で14色からなるカラフルな鳥です。日本では青い構造色の「森の宝石」ブッボウソウがいます。この鳥はボツアナの国鳥でもあります。

③-1.https://www.pinterest.jp/pin/327707310380379057/より引用の日本代表の美しいオシドリ(体長約45㌢)

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③-2.https://www.birdfan.net/2017/02/17/50140/より引用のつがいの左が鴛(オス)、右が鴦(メス)

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   これまで紹介してきましたカラフルな鳥は全てが日本の鳥ではありませんでした。灯台下暗しで国内を見渡してみましたら、③-1.のオスのオシドリが国内では洗練された模様をしており、白や淡黄、紫、青、茶などで彩られているカラフルな鳥です。③-2.の写真は鴛鴦夫婦でお馴染みのつがいです。性的二型でメスは目立たない地味な容姿ですが他のカモのメスの中では美人です。漢字の「鴛鴦」の『鴛』はオスを表し『鴦』がメスを表します。派手な出立ちゆえ、休むのは樹上です。

④-1.https://ailovei.com/?p=100185より引用の派手な出立ちのゴシキノジコ(体長約11㌢)

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④-2.https://www.birdfan.net/pg/kind/ord17/fam1723/spe172315/all-172315/より引用の日本のノジコ(体長約14㌢)

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   ④-1.の写真のゴシキノジコは実に不思議な野鳥です。この鳥は性的二型の時期とそうでない雌雄同色の時期がありましす。④-2.の日本のノジコは日本でしか繁殖しないことが知られていますが、ホオジロの仲間です。ゴシキノジコは「ノジコ」とは付きますが、実は同じく派手なフウキンチョウの仲間です。「北アメリカで最も美しい鳥」と言われるこの鳥は、この様な色合いになるのはオスだけで、生後2年目にしか見られず、1年目にようやくメスと見分けられるほど地味みたいです。

⑤-1.https://ailovei.com/?p=100185より引用のカラフルすぎるキジの仲間のキンケイ

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⑤-2.http://blog.livedoor.jp/nara_suimeishi/archives/51745706.htmlより引用のつがいのキンケイ(左がメス体長約60〜80㌢、右がオス体長約90〜100㌢)

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  以前の「変わった色の鳥たち」にギンケイと一緒に登場致しました⑤-1.のキンケイはこのカラフルな鳥たちでも再登場です。写真をご覧になられましたら、そのカラフルさがお分かり頂けると思います。また、⑤-2.でお分かり頂けると思いますが、日本のキジと同じく性的二型です。中国南西部からミャンマー北部にかけて分布。住環境としてササやシャクナゲの密生した藪のような場所を好みます。用心深い性格で、以前登場したナナクサインコ同様に観察は非常に困難らしいです。

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