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第1790回 綺麗な鳥たち

①https://www.pinterest.jp/pin/535717318153020672/より引用の綺麗な青い鳥のイラスト

   この私たちが住まう地球の中の小さな島国の日本で、美しい鳥といいますと、頭に浮かぶのは、青い構造色の綺麗な「清流の宝石」と呼ばれるカワセミや、対して「森の宝石」と言われるブッボウソウ、日本に於いては多彩な色をもつヤイロチョウの三種しか浮かびません。日本には日本の控えめな環境で、あまり目立たない野鳥が多いことも確かです。これが地球上全体ということになりましたら、環境も変わり、色んな環境に住まう綺麗な野鳥が驚くほど沢山いますので紹介します。

②-1.https://www.pinterest.jp/pin/699535754602319899/より引用の14色の色を持つライラックニシブッポウソウ(体長約40㌢) 

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②-2.Twitterより引用の羽を広げても多彩な色のライラックニシブッポウソウ

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   もうこの②-1.の写真の鳥は、アフリカ南部はサハラ以南とおよびアラビア半島に生息していますライラックニシブッポウソウです。日本のブッボウソウの仲間ですが、こちらは多色です。しかし、青色が基本であることに違いはありません。世界でもっともカラフルで美しいと言ってもいい鳥だと思います。②-2.の羽を広げた写真には、実に14色もの色が散りばめられています。この世のものとは思えない色だと思います。またこの鳥は生息地の国であるボツアナの国鳥にも選定です。

③-1.https://tabi-labo.com/image/275720/47594より引用のミノバト(体長約40㌢)

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③-2.https://blog.goo.ne.jp/iksmay-327-okkia-takatyan/e/4a1b60dcd63a9150b67fcd9ab6849d82より引用の首の周りの飾り羽が綺麗なミノバト

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   東南アジア、インドネシア、ベンガル湾に浮かぶインド領のニコバル諸島などに生息し、別名をニコバルバトといいます③-1.の写真のミノバトは、首から背にかけて蓑のような羽を持っていることから漢字表記を「蓑鳩」といいます。写真を見ずに、名前を聞いただけでは藁色の地味な鳥を連想させます。しかし③-2.の写真を含めて拝見してみますと、構造色の虹の七色であることがわかります。またハトしては大きな体長約40㌢のこの鳥は絶滅したドードーに最も近い種なんだそうです。

④-1.https://www.google.co.jp/amp/s/yukawanet.com/archives/5122405.html/ampより引用のムネアカアオバト(体長約29㌢)

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④-2.https://www.birdfan.net/2010/08/20/5767/より引用のアオバト(体長約33㌢)

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④-3.http://www.woodpecker.me/bird/orange-b_g_pigeon/index.htmlより引用のムネアカアオバトの雌雄(左二羽がメス、右がオス) 

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   ④-1.の写真のムネアカアオバトは、スリランカ、インドから東南アジア、ジャワ、バリにかけて見られるハトです。一眼見て、④-2.の写真のアオバトが鮮やかなパステル調の綺麗なハトになった物だと驚かされるほど、姿形は似ています。今回二種の綺麗なハトを紹介いたしましたが、はとは何処の国でもいますが、こんな派手ではなく、地味な存在です。④-3.はムネアカアオバトの雌雄を写しています。右端のオスの胸元は綺麗なオレンジ色をしていますが、メスは黄色い胸元です。

⑤-1.https://blog.goo.ne.jp/taka_owl_bb/e/2dd7615bdad29145a3a4db78e2c856c7より引用のホオジロカンムリヅル(体長約112㌢)

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⑤-2.https://www.birdfan.net/2015/12/04/38971/より引用の日本の代表的なツルのタンチョウ(体長約130〜140㌢)

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 額の部分にビロード状の密生した羽毛、頭頂に麦わらを束ねたような金色の冠羽を持つ⑤-1.の写真のホオジロカンムリヅルは、アフリカ大陸南部に生息し、和名の通り、頬の部分は白く、しかし繁殖期になるとこの白い部分も赤く染まるみたいです。日本の⑤-2.のツルの象徴と言われるタンチョウはなんといっても、真っ白な身体に頭頂部の赤と、首と尾羽の部分の黒との調和がなんとも言えませんが、このツルと決定的に違う所は、日本のツルは樹上に止まれませんが、樹上で休みます。

⑥-1.https://photohito.com/photo/5636939/より引用の民族衣装を思わせる翼を広げたヤマムスメ

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⑥-2.Twitterより引用のヤマムスメ(体長約66㌢)

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   日本でいいますと、カササギの仲間である台湾島および周辺諸島の台湾固有種であります⑥-1のヤマムスメは、台湾の国鳥でもあります。大きく分けるとカラスの仲間でありますから、雑食性で、木の実、昆虫類、カエル、ネズミなどを食べます。採食は地上で行う事が多いです。カササギも尾羽が長いのが有名ですが、⑥-2.の写真をご覧になってわかる事ですが、身体より尾羽の長さが長いです。台湾では古く昔からこ青くて綺麗なこの鳥を「山娘」として、今も大事にされています。

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