第902回 違った鳥の漢字
①https://minne.com/items/18436814より引用の合わせ鳥の漢字
②https://note.com/hiho2351/n/nce101db04a0eより引用の合わせ漢字の「翡翠」
②のイラストは「翡翠」と書いて、二通りの読み方があります。ひとつはご存知のカワセミで、もうひとつは宝石のヒスイです。カワセミのその青さに惹かれて宝石の名前がカワセミより後に決まりました。『翡』の『下の部分の羽』は当用漢字でないので旧字のまま。『翠』の『羽』は当用漢字なので新字の『羽』が使われました。翡は赤い羽のオス、翠は緑の羽のメス、カワセミは中国語で翡翠。赤と緑二色のヒスイを翡翠玉と呼びました。いつかヒスイ全てを翡翠と呼ぶに至ります。
③http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-f072.htmlより鳥=羽のイラスト
⑴羽→同じ方向に二羽並んだ鳥の翼を描いた象形文字です。旧の羽が正しい形。羽は常用字体。
⑵翅→羽+支 手足のこと鳥や虫の翼のこと。
⑶翔→羽+羊 遠くへ行く、飛び回ること
⑷翼→羽+異(もう一つ別の)=左右一対の鳥の羽
⑸習→羽(同じ方向に並んだ二枚の羽で、同じものが重なるイメージ) 羽+白(自の変形で動作を示す)=ヒナが何度も羽を動かし練習すること。
⑹扇→戸+羽 鳥の羽は左右に対になっているので、両開きの扉。鳥の羽や扉のようにぱたぱたと揺り動かす物。
⑺翁→鳥の頸の長い毛。老人の長髪に似ているので、長髪の老人を「翁」という。
④https://zhuanlan.zhihu.com/p/25696274より引用の象形文字の燕
⑻翻→番は獣の足裏の形。獣の足裏は、時々ひらひらと見えるものであるから「翻」とは、鳥が羽裏を時々見せるように「翻す」ことをいう。反対の面が見えるということから、他の国語の訳すことを「翻訳」という。
⑼翌→本祭の翌日に執り行われる祭り。
⑽飛→鳥が翼を広げて上方に向かって飛ぶさまを示す象形文字
(11)巣→巛+臼(鳥の巣の形)+木 木の上にある鳥の巣。(会意文字)
(12)旧→臼の略体 キュウキュウと夜鳴くフクロウ
(13)燕→ツバメの飛んでいる様子を上から眺めたものを象形文字にした。
(14)禽→本来は手綱で鳥を捕まえる。猛禽、家禽など鳥類を表す。
⑤https://kakijun.jp/page/13177200.htmlより鳩という漢字が付く野鳥
⑴鵊鳩又は鶆鳩→サシバ ⑵鶻鳩→ハヤブサ ⑶祝鳩→ハヤブサ ⑷雎鳩→ミサゴ ⑸爽鳩→タカ
⑹(屈+鳥)鳩=緑鳩→アオバト ⑺鳲鳩→カッコウ
⑻鷽鳩→サンジャク(カラス科山鵲)←中国のカササギ ⑼鳴鳩→イカル ⑽斑鳩→イカル マダラバト ジュズカケバト 斑鳩は日本ではイカル、中国ではキジバト (11)鵓鳩及び鴿鳩→イエバト モリバト シラコバト
⑥https://kotobank.jp/word/国字-64029より国字の鳥の漢字
日本で野鳥の名前がつけられて、なおかつ日本で作られた漢字を当てはめられた鳥の漢字です。 ⑴鳰→にお=カイツブリ ⑵鴫→しぎ ⑶鵆→ちどり ⑷鶫→ツグミ(単なる異字体説も) ⑸鵤→イカル(非皇国造字?) ⑹鶸→ヒワ ⑺鶎→キクイタダキ
⑻鶍→イスカ ⑼鵈→トビ ⑽鵇→トキ (11)鶉→ウズラ (12)鵥→カケス
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