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第1192回 この鳥は何?

①http://www.osakajyotori.com/read/reiko/60.htmlより引用のイラスト 

   今回はよくネットで、変な色をした野鳥となりますと、色抜けしたような真っ白な身体の野鳥の写真はいっぱい出てきます。この現象はメラニンの生合成に関わる遺伝情報の欠損により先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患がある個体の事をいっており、これは哺乳類や爬虫類、両生類、勿論鳥類にも言えます。色んな変色の野鳥がいます。

②-1.メジロ(体長約12㌢)

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②-2.http://kawasemi134.cocolog-wbs.com/kawasemi_no_hitorigoto/2012/04/post-b4ce.htmlより引用の日焼けしたメジロ

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   このいつもの黄緑が鮮やかなメジロとは違い、頭の色が部分変色したような灰色っぽいし、お腹の色が妙に濃いです。いうなればウグイスみたい…

③-1.ハシブトガラス(体長約56㌢)

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③-2.https://zukan.com/jbirds/question/6299より引用の茶色のハシブトガラス

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   ハシブトガラスの仲間は黒一色です。また脚も白っぽく、生まれて約一年くらいの幼鳥らしいです。この茶色っぽいのは黄土色がかかったバフ化したみたいです。

④-1.ハシボソガラス(体長約50㌢)

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   ④-2.http://blog-imgs-95.fc2.com/i/t/u/itupekotupe/20160905000234e4d.jpgより汚いハシボソガラス

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   ハシボソガラスはもともと黒い羽の下に、皮膚の近くには白く、短い毛があります。ハシボソガラスは二種類の羽毛を持っています。顔の様子から見て、巣立ったばかりの幼鳥かと…

⑤-1.アオジ(体長約16㌢)

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⑤-2.https://blog.goo.ne.jp/t_t_ski/e/a41b4b2f2a5fae6a189cdbd866a71f82より引用の黄色いセキセイインコみたいなアオジ

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   もともとアオジは喉元の下面が淡黄色の羽毛で覆われ黄色いのですが、この⑤-2.の写真は白変だけでなく、黄色い部分が多いので、黄変かもしれません。

⑥-1.https://shikabee.com/niyunaisuzume/より引用のニュウナイスズメ(左側がメス、右側がオス共に体長約14㌢)

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⑥-2.https://zukan.com/media/comment/original/comment_5857_20180403185229.jpgより引用のニュウナイスズメのメス?

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   身近なスズメは雌雄同色で、その特徴には首もとに黒斑がありますが、ニュウナイスズメにはありません。また同色でもありません。オスの方が体色は濃い色をしています。しかし、⑥-1.と-2.を比べて見ると、やはりバフ化していると思います。

⑦-1.ドバト(体長約33㌢)

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⑦-2.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/tehikuru1978/entry-11623146612.htmlより引用の茶色いドバト

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   ドバトは街中に人の集まる公園や駅のロータリーなんかで、人の足下を餌を求めて、首を振りながら歩いています。比較的に栗色が混じった個体もいますが、この写真からして『クリ』といわれる種かもしれません。

⑧-1.シメ(体長約19㌢)

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⑧-2.http://natureland-nose.com/bird/news_bird/4116/より引用の明るい色のシメ

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    シメは頭の上部と耳羽が茶褐色、首の後ろは灰色、クチバシは鉛色、円錐で太く大きいので、怒ったような表情がこの鳥のトレードマークかもしれません。これも黄土色がかったバフ化です。

⑨https://matome.naver.jp/m/odai/2145256012533795301より引用の黒いスズメと普通のスズメ(体長約15㌢)

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   ⑨の写真は普通のスズメと黒いスズメです。白いのはアルビノ化ですが、黒い個体は黒化とでもいうのでしょうか。私と同じ鳥好きの写真大好きの知人から黒いスズメの写真を拝見したことがありますから、よくいるのかなとも思います。

⑩https://www.google.co.jp/amp/s/shinyayaya0725.exblog.jp/amp/27135789/より引用の白と黒のクロサギ(体長約63㌢)

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   この⑩の写真の本来の黒いクロサギと白いクロサギは有名です。これは生息環境によるものらしいです。普通は本州の黒い岩場にいる個体が保護色を兼ねて黒いのですが、九州などの白浜には保護色として白いクロサギがいます。しかし、白い羽の下には黒い羽が存在するみたいです。

※-1. ホオジロハクセキレイハクセキレイ(二種共に体長約21㌢)

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   ※-1.はややこしいのですが、ハクセキレイに極似したホオジロハクセキレイというセキレイの仲間です。稀な旅鳥、迷鳥ということだけです。ご覧の通り、ハクセキレイより顔の白い部分が広いです。セグロセキレイ共に判別が付きにくいのに、写真でもわからないです。

※-2.http://tnt-lab.eco.coocan.jp/s/nat/marugamo/marugamo.htmより引用のマルガモカルガモ

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   ※-2.の写真はマガモのオスと、カルガモのメスが交配したマルガモと言う混血ガモにあたります。写真の左側がマルガモで、右側がカルガモです。頭の部分とお腹がマガモを思わせますが、クチバシの部分はカルガモです。

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