見出し画像

第897回 ギネス記録保持の野鳥

①https://www.guinnessworldrecords.jp/products/books/より引用のギネスブック

   Wikipediaによりますと、ギネスブックの定義は「ギネス世界記録(英: Guinness World Records) は『世界一』を収集する書籍であり、世界一の記録を『ガイドライン』と呼ばれる基準に従い認定し続ける組織でもある」となっています。とにかくなんでもいいから、世界一とギネスに認められたら、ギネスブックに載せてもらえます。また「『ギネス世界記録』の書籍は「1978年6月3日の『ザ・ベストセラー』誌によると、『イギリスの公立図書館で一番盗まれる本』『世界一のベストセラー』として、ギネスワールドレコーズに登録され、2014年時点では『最も売れている年刊本』として自らギネスに登録された」とあります。

②https://ikimono-matome.com/ostrich/より飛べないけど色んな記録保持のダチョウ

画像1

   一番身体の大きなダチョウの身長は274㌢で、体重は平均155(最高235)kgで、生物で一番重い卵を産み、その重さは1.9kgで、地上を最速時速100km
平均時速60km、しかし脳の重さが40gに対し、眼が大きく眼球が直径5cm(60g)と脳より大きく、最重卵は2.58kgと卵は動物中で最大の大きさとなります。ほかにはエミュー38kgやヒクイドリ44kgのうち、ヒクイドリは世界一危険な鳥として記録されています。また反対に野鳥で一番体重か軽いのはハチドリの仲間でもマメハチドリの1.6g

③http://eedu.jp/blog/2013/05/02/zekkei_q009/より世界一大きな群れのフラミンゴ

画像2

   野鳥がギネス世界記録に載るのは何も一個体の記録だけではありません。③の写真はフラミンゴの大群で、最大記録は約二百万羽。世界一大きな巣を作る鳥はシャカイハタオリで、集団営巣をするため大きな物では直径10m以上。現生最長の翼を持つ鳥はワタリアホウドリで、平均的翼開長三百㌢。世界一大きい飛ぶ鳥で、世界一大きい猛禽類はコンドル。またその野鳥の身体のことだけではなく、最大の卵の大きさはやはりダチョウで、長径17㌢、重いもので重さが約1.6kgあります。

④蛇に化けて身を守り、長い舌はギネス世界記録のアリスイ(体長約17㌢)

画像3

   ギネス世界記録ではなくないですが、こんなやちも候補にあげて欲しいと思う野鳥がいます。世界一危険な鳥がヒクイドリなら、猛毒を持つピトフーイ、パラカゴス諸島に棲むパラカゴスヒィンチカツオドリから吸血する唯一の吸血鳥です。また鳥類の中で唯一に冬眠するヨタカの仲間の名前はプアウィル。④の写真のキツツキの仲間で、日本では夏鳥であるアリスイは、どんな野鳥も恐る爬虫類のそれもヘビに擬態するなど…しかしアリスイは体長の割に舌が長いので載っています。

⑤-1.https://matome.naver.jp/m/odai/2141860794598425901/2142105584674220603より引用の水平最速飛行のハリオアマツバメ(体長約21㌢)

画像4

⑤-2.https://kaminogesanpo.at.webry.info/201108/article_541.htmlより引用の急降下最速飛行のハヤブサ

画像5

   やはり私が思うには野鳥なんだから、飛べるという当たり前の分野でギネス世界記録に載せて欲しいものです。⑤-1.が水平最速飛行で世界最速のハリオアマツバメで時速約170kmを出します。また⑤-2.のハヤブサは急降下最速飛行で世界時速三百kmに達します。失速せずに世界一遅く飛ぶことができる鳥として、アメリカヤマシギはディスプレイフライト時に時速8km。世界一長い距離を飛ぶ渡り鳥はキョクアジサシで、南極圏から北極圏を往復32,000kmを一年間で渡るのです。

⑥ギネスブックが誕生するきっかけとなったムナグロ(体長約24㌢)

画像6

   またダチョウと同じく飛べないですが、世界一深い潜水能力を持つ鳥として、コウテイペンギンの最大深度六百mを達成しました。世界一の記録を集めた「ギネスブック」はアイルランドのビールメーカー、ギネス社が発行しています。そのきっかけが鳥だったことはあまり知られていません。それは社長のビーバー卿が仲間と鳥撃ちに出かけてムナグロを狙ったものの1羽も仕留められませんでした。「ムナグロはヨーロッパで最も速く飛ぶ鳥だからではないか」という議論になり、それなら世界から一番と言う情報をギネスが集めました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?