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Hihatov Galleryを終えて。前編

hihatovギャラリーが無事終わりました。
これまで一生懸命創ってきた子どもたち1人1人の作品が1つになり、みんなでオペレーションを考えギャラリーを完成させた素晴らしい会になりました。

モンテッソーリーの先生もご来場くださり、それぞれの子達の個性、創造性、想像力がそのまま表現されていると、今のままでも大人と一緒に出品できるのではないかなどなど嬉しいお言葉をいただきました。

コラージュ

しかし、同時に課題もみえました。
それは自分たちの心と対話することや、創造力自体に軸を置いているので、制作上のテクニック自体はまだまだ伸びる余地があるということ。
ですが、テクニックを優先しすぎると、みんなで同じ課題に取り組み優劣ばかりに焦点が当たってしまうことになりかねず、
テクニックは伸びるが言われたことしか出来なくなったり、最悪の場合はうまくできないことをコンプレックスに感じ苦手意識を持つ子もでてきます。
そもそも褒められる為に描くのでなく、描くという行為自体が楽しみであり、描くことに集中しきって満足することが本来の目的。

粘土

子どもの成長にとって上手に作る技術のような身体的な発達も、思うままを表現できる精神的な自由もその両方が欠かせない。
これは子育てをする中で直面する難しい課題だと思います。
そして、この両立の糸口がモンテッソーリーにあると、実際にスタートして子どもたちの反応を見ている中で感じ始めています。

モンテッソーリーのカリキュラムでは1人1人が異なる教具を使って自発的に「お仕事」に取り組んでいきます。
そして、この「お仕事」は楽しみながら取り組めて、自然と身体的・精神的な発達が身についていく仕組みになっています。
Hihatovでスタートしてから、決められた時間が終わった後も「お仕事」を続けていたいと言うほど、子どもたちも夢中になっていて、
このカリキュラムなら、子どもたちがコンプレックスを感じて自由な表現力を失うこともなく、技術も着実に身に着けることができるのではないかと感じています。

これからはモンテッソーリーの実践に加え、実験的に年齢や成長、関心に合わせたグループワークを取り入れ、より高度なテクニックをそれぞれに合うペースで取り組むことで、身体的の発達と精神的な発達の両立という子育ておける重要なテーマにアプローチしたいと考えています。

ギャラリー風景1


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