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1212週 地域性、言葉狩り、M1

1212 月

在宅勤務。12月に入ってからやたら仕事が落ち着いている。みんな忘年会で忙しくて仕事どころではないのかもしれない。早めに仕事を切り上げて、オットがつくってくれたチゲ鍋を食べながらHuluでThe Wを観る。私はやっぱりAマッソが好きです。優勝した天才ピアニストもとってもおもしろかった。2本目、すさまじい発想力で最高だったけどサイコホラー感があり、笑いながらも怖くてちょっと涙ぐんでしまった。今週末のM-1も楽しみだな。高校生まではそんなにお笑いに興味なかったのに、大学時代を関西で過ごしたらすっかり賞レース好きになってしまった。

1213 火

仕事で成り行き上、本業と若干異なる社内副業みたいなことをしているのだが、その社内副業で思わぬお役目を渡されて混乱する。本業を頑張らねばならぬということはわかっているし、基本的に好きな仕事でもあるのだが、社内副業にはまったく別のおもしろさや可能性があり、とはいえ、副業のワークシェアがなし崩し的に増えるのは避けたい。そもそもわたしが中長期的にやりたい仕事は本業なのか副業なのかわからない。ゴールを設定できていないのに目先の選択をしようとすることが間違っているとわかっているけれど、就活生のころから、ずっとゴールが見つからない。

1214 水

出社。部署の忘年会。自分がいちばん若手なので、同期とともにばたばたと幹事業務をする。メインの幹事は同期が引き受けてくれていて本当にありがたい。もう3年目なのに、いまだにろくに飲み会を主催できない。会は盛り上がり、2次会でひとり終電帰宅。聞いたところによると、3時ごろまで飲んでいたらしい。

1215 木

出社予定だったけれど、朝起きたら上司から「今日の定例会はリモートでいいよ」という連絡が来ていたので出社取りやめ。みんな二日酔いのようで、ダウナーな雰囲気に包まれる打ち合わせをした。社内副業について上司に相談したら、「いいじゃん、やってみなよ」と軽く言われて、お役目を引き受けることに。周囲の人はみんな優しくて、わたしの選択を応援してくれるということはわかっているので、あとは自分が進みたい方向を肚決めする必要があるというだけのこと。それがずっとわからない。

1216 金

在宅勤務。仕事を夕方ごろ切り上げて、新幹線で軽井沢へ!オットとの交際6年記念日(結婚しても執拗にカウント)により、軽井沢高原教会のイルミネーションをみにゆくのだ。軽井沢高原教会はあらゆる電車に広告を出稿しており、ずっとずっと行ってみたかったので、予約開始時間にPCに張り付き、なんとかキャンセル待ちで金曜の枠を確保した。中軽井沢駅から徒歩20分という立地で、道中で空を見上げたら星がとてもとても綺麗だった。いつか、星空が日本一綺麗と言われている阿智村にもいってみたい。
軽井沢高原教会は、本当に夢のような空間だった。幻想的で、きらきらしていて。関西でも東京でもイルミネーションにはたくさん訪れてきたけれど、結局郊外のイルミネーションのほうが世界観の作り込みができる分満足度が高いのではないか、とオットと話していた。表参道や丸の内のイルミネーションなんかもそれはそれで情緒があるのだけれど。記念日っぽい時間を過ごせて嬉しい。ずっとにこにこしていた。
帰りの電車を逃し、中軽井沢駅のバーで時間をつぶす。おすすめされて頼んだカクテルがとてもおいしくて幸せ。新幹線で自宅方面へ帰る。軽井沢、はじめて訪れた(滞在時間2.5時間)のだけれど、今度はゆっくり旅行でいきたい土地だな、と思う。
すっかり夜も遅くなってしまい、適当にご飯食べよう、とターミナル駅の居酒屋に入ったら、オットの同僚と遭遇してご一緒させていただくことになった。わたしだけめっちゃ他人で申し訳なかったのだが、みなさまにやさしくしていただき、がばがば酒を飲み、しっかり酔う。なんだかんだで3時ごろまで酒を飲んでいた。

1217 土

遅くまで飲んでいたので10時ごろ起床。オットが「昨日は付き合わせてごめん」とお昼はわたしの好きなものを食べようと言ってくれたので、ずっと気になっていた神楽坂のビストロへ。朝井リョウさんが数年前のラジオで高橋みなみさんにプレゼントしていたテリーヌショコラのお店。
昨日のオットの同僚のみなさまとの飲み会はとても楽しかったので、誤ってもらう必要は全くなかったのだが、ひとつだけ、オットがわたしのことを「嫁」と呼んでいるのが嫌で、「嫌だった」と言ったら彼は不本意そうだった。「嫁」という呼称には家父長制の名残を感じるからできれば「妻」と呼んでほしいのだけれど、関西人の彼からすると、「嫁」というのはもっとニュートラルに配偶者を指す言葉らしい。言われてみれば、周囲でも会社の人はだいたい「妻」か「奥さん」と言うけど、大学(in京都)の知り合いは「嫁」って言う人が多い。単にジェンダー論的な話だけではなく、地域性もあるのか、と気づく。彼は「はいはっとがそう呼ばれるの嫌ならやめるよ」と言ってくれて、それはとてもありがたいのだけれど、言葉狩りをしてしまったような後味の悪さを感じる。
テリーヌショコラのビストロはとってもおいしくてボリューミー。お腹いっぱいになってから、オットが見つけてくれたお酒のイベントに行き、夕方オットと解散。夜は渋谷で大学同期と大規模な忘年会。大きな飲み会に行くと、個別には会わない距離感の知人と話せて、それはそれで楽しい。

1218 日

早めに起きてひとりで新宿へ。オットのクリスマスプレゼントを調達し、自分の昼食にパンを買う。この時期の新宿はクリスマスプレゼントを買いにきた人で溢れており、心なしかみんな幸せそうな顔をしている。帰宅してスープをつくり、パンとスープを食べながらM1の敗者復活戦を観る。ハイツ友の会のひらかた大菊人形のネタが印象に残りすぎて、全ネタ終了後に即Youtubeでリピートしてしまった。敗者復活戦と本戦の間に肉団子鍋を錬成し、友人の結婚式から帰宅したオットと満を辞してM1鑑賞。どのコンビもとってもとっても面白かった。個人的には真空ジェシカがとてもよかったです。わたしはそこまでコアなお笑いファンではないのだが、大学時代に周囲の友人が全員M1をしっかり観ていたので、今ではすっかりM1ファン。「嫁」の話じゃないけど、これも地域性で、わたしには関西にいたころの記憶や習慣がしっかり根付いている。

写真は軽井沢高原教会。ここで結婚式挙げたら素敵だろうな、、、友だち誰か挙げないかな(呼ばれたい)、、、という邪な気持ちが生じた。

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