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0506週 フィクションにされがちな職業

0506 月

GW最終日。この1週間ですっかり昼夜逆転してしまっていて明日以降起床できる気がしない。
お昼に友人と渋谷で待ち合わせて、カオマンガイを食べてからワインの角打ちへ。友人が選んでくれたお店だったのだけれど、よい香りのお酒ばかりでとてもおいしかった。彼女は遠くに住んでいるので年に1度くらいしか会えていないのだけれど、会うたびに自分が自覚していなかった意識を言語化してくれて、なるほどなあと思える。今回のキーワードは「人間関係のソフトランディング」です。最後に寄った渋谷の居酒屋で中学の同級生(推定デート中)に遭遇してやや気まずかった。

0507 火

いよいよ平日。業務自体は落ち着いているものの、夕方に突発的なトラブルが発生してかなりげんなりする。現実に引き戻された感。
とはいえ早めに退勤して会社の同期とごはん。仕事やキャリアへの価値観が近いので、お互いの身の振り方などについてふわふわと話す。終電間際までしっかり飲んで帰宅。

0508 水

午前中の打ち合わせで要らんことをいってしまい反省する。いまだにいまの部署での正しい振る舞い方がよくわからない。
最近CITY HUNTERの漫画をずっと読んでいる。そういえば昨年の5月はHUNTER×HUNTERを読んでいた。幼少期にぜんぜん漫画作品に触れずに育ったので、いまになって突然名作の沼にからめとられる。

0509 木

午後休をとって所用。異動してからというもの、残業はほとんどないし有休も気兼ねなく取れて、労働環境の面では恐ろしく恵まれていると思う。出社も減ったし。いつまでもこんな環境が許されるわけもないので、タスクを増やされる前に時間を有効活用したいなあ、と思いつつ、ついつい漫画ばかり読んで、Twitterばかり眺めてしまう。
夫が急遽飲み会になったというので、なんとなく「アンナチュラル」を観ながらごはん。評判がよいことは知っていたけれど、たしかにおもしろい。しかし法医学が未知の領域すぎて、リアリティがあるのかないのかぜんぜんわからないなあと思う。よくフィクションにされがちな職業といえば警察官と医者で、それほどではないが広告代理店も意外と頻繁に取り上げられている気がする。そういう作品に触れたとき、ぜんぜん現実の仕事像と違ってびっくりすることが結構ある。広告代理店といっても時代や職種が違えば働き方も価値観も異なるのは当然なのだが、それにしてもわたしはそういう「広告マン」とかけ離れすぎていて奇妙な気分になる。

0510 金

仕事絡みで思うことがあり、ふんわりいろいろ考える。考えたところで自分になにかができるわけではない。
夫と「大脱出2」を観る。配信系のバラエティ番組って、地上波ではできない過激さがウリになっているケースがあって、それが好きだから観ているわけですが、求めている方向の過激さとそうでない(言ってしまえば不快な)過激さがあるよなあと思いながら観ていた。つまり、過度な下ネタが苦手だということです。

0511 土

銀座で母の日のプレゼントを購入し、友人の結婚祝いの下見をして、本を買って帰る。
夫とひさしぶりに近所の居酒屋へ。来週会社の同期がわたしの最寄り駅にやってくることになっていて、そのときにも行くことが決まっているお店。いつも夫とばかり行っているが、わたしが個体として認識されているのかやや不安である。カラオケで興が乗って3時間くらい歌ってから帰る。夫がここ最近十八番を探そうとしており、わたしも真似しようと思ったのだが、女性のカラオケにおける最適解がわからない。夫に「AKBじゃない?」と言われたけど、AKBを歌うべきカラオケの場で歌唱力が求められている可能性がゼロすぎるので、練習する必要なさそう。

0512 日

母の日。またしても銀座に行き、山形のアンテナショップの2階にあるイタリアンで食事。夫に連れてきてもらったことのあるお店を選んでみたのだが、母も喜んでくれてよかった。そのあとノリで銀座から渋谷まで散歩する。母が非常によく歩く人だということを思い出した。いろいろ実家の話を聞いていて、責任感が強い人が自己犠牲を払うのはぜったいに違うので自分の利益を優先したほうがいいと思う、などと余計なことを言ってしまった。家庭ではとくに、解決すべき課題やリスクに先に気づいた人が負担を背負うことになりがちで、でも母には楽しく生活していてほしいと思う。わたしにとって母がすごく「身内」だからそう思うだけなのかもしれないけど。
夜、上野で大学の同期と会った。ひとりは卒業式以来で、なんとなく連絡が取れなくなって疎遠になりかけていたのだけれど、仕事が忙しすぎてプライベートの時間がほとんどない数年間を過ごしていたとはじめて知った。あんまり大学の同期には会いたくないのかな~と思っていて申し訳ない。4年分の近況報告をしながら、ワークライフバランスについて思いを馳せずにはいられなかった。また誰かが忙しくなるかもしれないけど、定期的に会い続けたいし、一度失われたと思われた縁がふたたび戻ってきたようで嬉しかった。

写真は角打ちで飲んだワイン。

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