見出し画像

0318週 日常をデザインしなおす

0318 月

花粉症の薬の副作用で眠い。在宅勤務だったので、かなり社会的にやばいレベルでなんとか働く。夕方に耐えきれず紅茶を飲んだらわりとしっかり目が冴えて、退勤後のプライベート時間のほうが集中できてしまってやや罪悪感。
夫不在のため、適当な鍋、もずく、イカの塩辛で夕食。

0319 火

昨日に引き続きなんとなくぼうっとしてしまうけれど、花粉症の薬のせいか、それともやる気の問題なのか、よくわからない。異動してからもう3か月近くが経つけれど、未だにぜんぜん働いている実感が湧かない。
夫が早めに帰宅してきたので、近所の焼肉店で酒を飲む。早咲きの桜が咲き始めていると聞いて、見に行こうかと思ったけれど、花粉症が大変なことになるだろうから断念。

0320 水

少し遅めまで寝る。ジムに行こうと思っていたけど、花粉で断念。今月、花粉を言い訳にしてなにもがんばらない月間になっている。
とはいえ休日に家で寝ているだけというのもよくないので、夫とラーメンを食べに出かけて、池袋西武でご当地お菓子を買う。池袋西武のB1F、全国の銘菓をばら売りしていてとてもありがたい存在。本当はボドゲカフェに行こうとしていたのだけれど、混みすぎていて断念。最寄り駅でカラオケへ。
帰宅して日本酒を飲みながら夕食を摂る。猛烈に満腹になって22時前(!)に眠りにつく。

0321 木

粛々と仕事。ひょんなことから自分の目論見がひとつ挫折したことを知ってしまって、落ち込む。最近自分という人間がどんどんダサくなっていく気がしてつらい。ダサくない自分になるためにはどうしたらいいのでしょうか。早めに退勤してジムにも行って、夫と晩ごはん。夫に前述の挫折(仕事の話)を伝えたら「そうなんや、けど条件的に厳しそうって言ってたもんなあ」と軽く流してくれてありがたい。というか、ちょっと前のわたし、めちゃくちゃ予防線張ってるやん。やはりダサい。挫折に慣れる、のはなんか嫌だけど、短期的な評価で一喜一憂してしまうのをやめたい。失ったものなんて時間だけでほかにひとつもないのに。でもかなしいものはかなしい。仕事でずっと考えてきたことが、ほかの誰かにとっても意味があることなのか、だんだん自信がなくなってきた。
昨日買った一六タルトの桜味が想像以上においしくて嬉しかった。

0322 金

この前休日出勤したので代休。代休といえど周囲は働いているわけなので、朝からメールを返したりする。しかし、最低限の仕事が終われば休める!と思うと、むしろふつうの勤務日よりもやる気が出て捗る気すらする。
ゆっくりお風呂に入り、また少し仕事をして、スープを食べて、それから下北沢へ。新宿駅で火災があったと聞いて恐ろしかったけれど、わたしが乗り換えるころにはふつうに電車が動いていた。すさまじいリカバリー。
BONUS TRUCKにある日記屋 月日で『せいいっぱいの悪口』を買ってfuzkueへ。仕事とプライベートの中間みたいな本を2冊くらい読んで、fuzkueにあった植本一子『かなわない』も読む。最近、本を読んでいてもSNSをみていても仕事をしていても、ずっとキャリアの悩みがついてまわって、それによって空回りしている感がすこししんどかったのだけれど、fuzkueの空間にいると煩悩がとけていき、よい意味で頭をからっぽにできて、「まあなるようにしかならないしできるようにしかできない」という気分になってきた。
下北沢駅のスタバで30分くらい仕事。ひと段落したので自宅で飲むか〜と思って帰路についていたら、急に大学の同期から電話がかかってきて、飲んでいるからいまから渋谷に来いという。偶然夫も会食で不在だったので、せっかくだし行く。当日の夜に呼び出されるの、大学生感がある。日本酒飲んでいろいろしゃべって終電に駆け込んで帰る。渋谷近辺に住んでいる人が多く、何人かはこれからカラオケに行くらしくて羨ましい。自分を含めた大多数が徒歩圏に住んでいた大学時代が懐かしい、と思ったけど、当時も自宅生はいたわけなので、立場が変わっただけなのかもしれない。都心に住みたい。

0323 土

雨だと聞いていたのに雨が降っておらず、代わりに花粉が飛んでいる。お風呂で昨日買った『せいいっぱいの悪口』を読む。
ふとここ数ヶ月の収支について考える。異動してから残業時間が3分の1くらいになって、当然残業代がない分支給額は低いわけだけど、社会保険料や税金は昨年の給与を前提に天引きされていくので、感覚として「めっちゃお金ないな」という気分なのだ。うっすらわかっていたけどこのままでは生活が破綻する。
そもそも「退勤後の時間」というものが生活に突然登場したことにも困惑しているし、日常をデザインしなおさなければいけないタイミングがきているのかもしれない。またすぐ忙しくなって、残業した金でテイクアウト買って帰るような暮らしに戻るのかもしれませんが。
夫がお昼ごはんを作ってくれて、そのあとリアル脱出ゲームをして、寝て、晩ごはん。はじめて焼売を手作りする。美味しくできて満足だけど、2人で30個は多すぎた。3月の休日、ほんとうに家から出ていない。

0324 日

なんとか起きる。今月ぜんぜんジムに行っていないという事実に気づいて慌てて30分走る。
さらば青春の光がFRIDAYに「襲撃」するというYouTubeを観ながら走ったのだが、そこはかとなく森見登美彦作品っぽい雰囲気を感じる。言葉の大袈裟さと実際のドタバタ感のギャップ、という笑い。
一方で、出版就活をしていたとき、週刊誌記者の方が「週刊誌の仕事に疑問を感じないんですか、って聞いてくる就活生がいるけど、そんな葛藤、こちらが考えたことないわけないでしょ」とおっしゃっていたことも思い出す。安易なレッテル貼りの怖さ、と、それでも週刊誌に突撃されたら一矢報いたくなるよなという感覚。
お昼は昨日満腹で諦めた麻婆豆腐。同じキットで作っているのに夫が作るとスパイシーに感じるのでコツを聞いたら、油に唐辛子の香りをつけてから作っているとのこと。アレンジの仕方がプロ。
ごはんを食べたら眠くなったので寝た。起きて少しだけ勉強して、今さらメイクして飲み屋に行く。最寄り駅でいちばん好きな店、なんだかんだで2024年初来店。
飲みながら夫にキャリア(というかいまの仕事との向き合い方)の不安を吐露したら、「君のキャリアのゴール地点はどこなの?」と問われ、自分がキャリアチェンジのためにもがくこと自体は決して間違っていないことを再確認する。わたしは「いまいる場所に適応したい、そこで認められたい」という思考で動いてしまいがちで、その場の期待を裏切るのがずっと怖いんだと思う。でも、目の前の状況に適応することが必ずしも長期的に自分のためになるかというと必ずしもそうではないから、自分の選択を自分で応援できるようになりたい。会社の論理に反した行動をとろうとすることが後ろめたい、と夫に吐いてから、わたしは自分ひとりで変化を選ぶことが怖いのだなと思った。ずっと、割とその場の期待に応えようとしてきた(応えられたかは微妙)からなあ、と夫に言ったら、ピンときていない顔で「そうですか」と返されて、もしかしたら妻としての期待にはぜんぜん応えていないのかも、とヒヤッとするなど。わからないですが。
限定品のビール飲みながらカラオケ。日付が変わる前に眠る。


写真は西武池袋の銘菓たち。
いつでもひとつずつ買える嬉しさよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?