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0729週 B面のない人間/大人らしい趣味

0729 月

週末に生活習慣を破壊してしまい、やたら眠いし頬ににきびができている。身体、もう少し強くなってほしい。
お昼に昨日の冷製そうめんをまたつくる。今回はサラダチキンとキムチで冷麺風にしてみたらかなりおいしかった。
早めに仕事を切り上げて実家へ。先日ふるさと納税で届いた桃をお裾分けする。今年は暑いせいか、届いてからすぐに熟れはじめてしまって焦る。自宅にまだ10個あるけど、食べきれるんだろうか。母と夕食を食べて、帰ってきた父とも少し話してからお暇する。

0730 火

午後から会社に行ってせかせかと働いたあと、会食。はじめて食事をともにするメンバーでの会食では、緊張するのでお酒を飲んでもあまり酔わない。と思っていたのに、想定よりもラフな会であったせいか、2杯しか飲んでいないのに結構酔いがまわった。その後のノリで2次会へ行って終電を逃し、じゃあ、と3軒目に寄ったら朝5時まで飲むことになった。朝5時。入社史上いちばん長い夜だった。スナックを出たら外が明るくて笑ってしまった。
会食に限らず、「いつものメンバー」ではない飲み会に参加すると、いつも思うことが2つある。ひとつは、自分がB面のない人間であるということ。ふだん仕事でやり取りしている人とお酒を飲むと大概「この人、こんな意外な一面が!」的な発見があり、それが盛り上がりに繋がるわけだが、わたしはわりと見た目や経歴からご想像いただく通りの人間なので、そういった意外性をほとんど提供できなくてそれが悲しい。しかし興味のあることをやって暮らしているとそこにステレオタイプからの逸脱が生まれないんだよな。もうひとつは男女関係における鉄板トークがひとつもないということで、これは結婚してから生じた問題である。学生時代はわりと恋愛の話ばかりしていたはずが、結婚するとそもそもエピソードがないし、あったとしても飲み会で話すには重い(例えば過去のトラブルの話をしたとして、その相手と結婚していると思うと周囲も笑えないよなあなどと考えてしまう)。会社の飲み会でも男女の話題は頻繁に登場するが、そのたびに曖昧な笑みと相槌でやり過ごしている。もっと飲み会上手になりたい。

0731 水

重い二日酔い。食欲が全くないのでお昼ごはんを桃ひとつで済ませたらそれがよくなかったのか、夜までうっすら気持ち悪い。なんとか打ち合わせをこなす。昨日飲んでいた先輩方との打ち合わせだったので、妙な気分。
夜は夫が不在だったので、ひとりで鍋を食べる。NetFlixで「涙の女王」の1話を観た。

0801 木

まだ二日酔いのような気がする。さすがに気のせいだろうか。お昼はまたしても韓国冷麺風そうめん。前日のうちに鶏のスープを取っておくとすぐに作れるし、そのわりに本格的な味なのがよい。業務スケジュールに余裕がある日はお昼も凝っていきたい。ていねいな暮らし。
後輩が最近結婚したので、お祝いを買いに新宿に行くも、いまひとつピンとくるものが見つからずに保留。近しい後輩ではあるものの、休日にプライベートで出かけるほどの距離感でもないので、彼女の趣味をいまひとつ理解できていない。アラビカのプレートとか超かわいいけど、好み分かれそうだよなあ~と思ったりしていた。

0802 金


会社の近くで後輩の結婚祝いランチ。悩んだ末、お祝いは津軽びいどろのグラスにした。結婚祝いというより夏の贈り物みたいなチョイスになってしまったが、それなりに使い勝手よさそうだし許してくれ、という気持ち。
粛々と働いて退勤し、夜は先輩のご退職送別会。前部署のメンバーが15名くらい一堂に会し、大変楽しい会だった。送別会の趣旨を半分忘れてひさびさに会う大好きな先輩方と好き勝手にしゃべってしまった。2次会まで行って帰宅。話すのに夢中すぎてほとんど食事に手をつけていなかったので、セブンイレブンで冷麺を買って帰る。

0803 土

いたばし花火大会の日。遅めに起床して、浴衣を借りるために浅草へ。ほんとうは会場が近い池袋の店舗がよかったのだけれど、予約に出遅れて朝イチしか空いていなかったので、午後の予約が取れる浅草にした、のだが、それでもかなり混雑していて辟易する。店内の混沌とした状況にややイラつきながら浴衣を選んでいたら、攻撃的な気分のせいかやたら派手な花柄の浴衣に惹かれてしまった。勢いで帯も柄物にする。着付け担当の方に「帯、ちょっと派手すぎましたかね」と言ったら「浴衣は柄on柄が楽しいのよ!これくらいがいいわよ!」と勢いよく断言してもらって嬉しかった。

派手。迷子にならなくてよい。


自宅に荷物を置いて、いざ浮間舟渡の会場へ。駅の混雑がものすごかったのでかなり不安だったが、河川敷の会場がかなり広かったのもあってすんなりよい位置に座ることができた。打ち上げを待っている間に、夫が「ここにいる人たちのなかで俺たち結構歳上だけど、そろそろ花火大会は卒業なのかなあ」などと言い出す。実はわたしも数時間前、浴衣レンタル会場の若さにやや当てられていた。しかし子どもがいない夫婦なんて大学生と大して変わらないというか、趣味や休日の過ごし方をアップデートする機会をもてないままここまできてしまった。「きてしまった」もなにも、別に悪いことをしているわけではないのだが。
花火大会後、帰宅難民になりかけながらなんとか最寄り駅までたどり着いていつもの居酒屋でごはん、その後カラオケ、帰宅。疲れ果てて眠る。

0804 日

足が痛い。とりあえず浅草に浴衣を返しに行ってから遅めのお昼ごはん。その後本を読んだりオンライン脱出ゲームをしたりしてのんびりと過ごす。そういえばオンライン脱出ゲームも夫婦の趣味であり、大学生と変わらぬ過ごし方でもある。大人らしい趣味がほしい、気もする。

写真はいたばし花火大会の提灯。お祭り気分で夏の思い出になった。

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