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0311週 眠気と社会生活

0311 月

ちょっと寝坊。髪の毛が乾ききらないまま耳だけ打ち合わせを聞く。職場に行く途中、図書館に寄って返却本と予約本を交換する。最近、公共図書館がありがたい存在すぎる。
早めに退勤して少しだけ勉強してから、前の部署の先輩方とお食事会。飲み会ではなく「お食事会」と書いたのは、あまりにも素敵なお店だったからです。前部署の同僚の話、異動の話、会社の未来の話、など。いろいろ思うところはあれど、暖かい先輩方に恵まれているのは本当にありがたい。満腹になって、最寄り駅でかなり散歩してから帰宅。

0312 火

朝から外出の用事があったのだが、現地に着いてから諸事情でその予定が無に帰した。せっかく会社の近くまで来たのでとりあえず出社する。会社にいるとやはり仕事が捗るので、手を付けようと思っていたタスクを2つくらい片づけて、14時ごろ家に戻る。雨がひどい。
会社でふとスマホを見たらTOEICの結果通知が届いていて、何の気なしに開いたところ、前回よりも大幅に点数が上がっていて、半分嬉しく、半分困惑する。TOEICの点数には偏差値のような要素があるので、おそらく前回よりも試験が難しかったのが原因だが、自分の実力が高まった実感がないのに過剰によい結果を受け取ってしまった感覚。TOEICに「実力」みたいな概念が存在するのかもよくわからないけど。キャリアチェンジのために受験している部分もあったので、そういう意味ではありがたいです。
会社からの帰路でいちご大福を買ってみたけど、何度食べても、いちごと大福を別で食べたほうがおいしいと思ってしまう。一度だけ福岡空港で食べたいちご大福は夢のようにおいしかったのでぜひもう一度出会いたいのだけれど、ポップアップっぽかったし店名も覚えていないのでたぶんたどり着けない。
夜、大学のゼミ同期と埼玉で会う。京都時代の知り合いと首都圏でごはんを食べるといつも少し可笑しい気持ちになってしまう。キャリア観と人生観の話を4時間くらいしていた。「めっちゃ(キャリアの)一貫性へのこだわりあるよなあ」と指摘されて、言われてみれば、筋道立てて人に説明できる進路しか選びたくないという志向で生きているなと改めて自覚した。だからジョブローテーションが受け入れられないのかもしれないですね。偶然を愛せない女。

0313 水

朝から会社。謎に電車が混んでいた。午前中は一生懸命働く。午後休を取るためにお昼休みも稼働していたら先輩がランチに誘ってくださり、そのまましれっと退勤。
珍しい本を探しにどでかい図書館に行く目的で休みを取ったのだが、花粉症がひどすぎて、館内でずっとくしゃみをしてしまって恥ずかしかった。本当になんとかならんのか、花粉症。欲しかった本はちゃんと見つかったのでよかったけど、ぜんぜん頭がまわらず、ずっとぼうっとしていた。
帰宅して溜まった仕事を少しだけこなす。仕事に気持ちが入っていなさすぎて案件管理が雑になってしまっている。人に迷惑だから、仕事はちゃんとやりましょう。これまで残業と熱量でなんとかしてきていたけど、最小のコストで業務効率化する方法を少し考えていきたい。
花粉症がひどくなると、いつもジャンクフードが食べたくなる。耐えきれなくて20時前にケンタッキーを食べてしまい後悔。夕食に野菜を食べまくって罪滅ぼしをする。

0314 木

朝、夫がホワイトデーのプレゼントをくれる。嬉しい。会社に行くか悩んだけど某現場に直行直帰することにした。花粉症がひどい。今年はビラノアがほとんど効いていない気がする。
夕方に仕事を切り上げて耳鼻科へ。近所の耳鼻科、Webで順番予約ができるので無駄に待たずにすんでありがたい。「これ以上薬を強くすると眠気が出ますが……」と言われたけど、「大丈夫なので強い薬をください」と即答する。もういよいよ重症すぎるので、社会生活のためには眠気を引き受けることも辞さない構えです。薬局で薬を受け取って帰宅。
夫が作ってくれた夕食をたべながらシャンパンを飲む。処方された薬、お酒を飲んでいると眠気が強くなるらしいけど、ホワイトデーだからね。

0315 金

起床。朝イチで打ち合わせして午後から外出仕事。不穏な案件がずっと不穏で怖い。お昼にいただいたサンドイッチがおいしくて嬉しい。調べたら家の近くにも店舗があるらしく、今度行ってみようと思った。
外出仕事からそのまま同期夫婦の新居へ。初任配属部署の同期で宅飲みというかホームパーティというか。もう全員初任部署を離れているので、利害を気にせずに話ができてほんとうに気楽だな〜思っていたら、同期のうちひとりが休職、ひとりが転職活動中だということを知る。各種ライフイベントとキャリアのバランスや、それを踏まえた仕事の意味づけが難しい時期なんだろうなと思う。新入社員のころのように、良く言えばがむしゃらに、悪く言えば視野狭窄で目の前の仕事だけに取り組める時期はとうに過ぎていて、だけど中長期的なキャリアはまだ軌道に乗っていない時期。わたしも苦しんでいるつもりでいたけど、わたしだけではないし、もっと苦しい人も周囲にたくさんいるわけで、会社という組織で楽しく生きるのは難しすぎる。
転職活動中の同期とターミナル駅までタクシーで帰る。「辞めても仲良くしてね」と言ったら、「辞めたあと俺と仲良くするメリットある?」と言われ、メリットで人間関係やってねえよ、と思った。

0316 土

夜中に花粉症の薬を飲んだせいか、朝になっても猛烈に眠い。何とか起き出してお風呂。
夕方から友人の結婚式がある。お昼ごろ渋谷でヘアセットをして、仙太郎の生菓子を買って実家へ。母に近況を報告する。
母と話していたら乗るべき電車を逃して、一本後ろでも間に合うかと思っていたらあまりにもギリギリすぎることに、手遅れになってから気づく。横浜の某駅から結婚式場までほぼ走るようなペースで向かう。クロークに荷物預ける間はなかったけどなんとか式開始に間に合った、のはよいものの、花粉症でくしゃみが止まらなくなってしまい、本当に申し訳なかった。式場に着くまでマスクしていけばよかったし、そもそも余裕を持って着くべき(室内にいればおさまるので)であった。
式はほんとうに素敵で、おふたりの人柄の明るさと暖かさが体現されていた。ずっと「素敵」「可愛い」を連発して騒いでいました。
2軒目まで行ったはいいものの、花粉症状がどんどん悪化していき、胸焼けが凄まじくなってしまったので途中離脱。深刻に具合が悪く、帰りの電車でもずっと鼻をかみ続けていた。助けてくれ。本当に花粉をなんとかしてほしい。

0317 日

起床、そして花粉を感じる。夫ともども、毎年この時期はまともな社会生活を営むことができない。
お昼ごろ自宅を出て群馬へ。前橋で働いている友人がこの春で転勤になってしまうので、その送別会へお邪魔する。「送別会」といっても本人主催で、彼女が仕事やプライベートでかかわった人々が集ってわいわいする会。もちろん初対面の方だらけだったのだけれど、彼女が凄まじいコミュニケーションスキルで場を回しており、圧倒された。知らない土地に配属されて数年でこんなに味方をつくって周囲から愛されているということが率直に眩しい。
夜の部として飲みに行くという彼女たちと別れてJRに乗り、北本駅で途中下車する。小声書房さんで「早乙女ぐりこの本棚フェア」が開催されていて、ぜひ行ってみたいと思っていたのだ。ぐりこさんの蔵書を購入して、書き下ろしのエッセイをいただく。小声書房さん、親しい友人の自宅の本棚を見せてもらったような気持ちになる素敵なお店だった。
帰路、グリーン車でりんごジュース飲みながらぐりこさんのエッセイを読んだ。暮らした街への愛着が暖かみのある言葉で綴られていて、こんなふうに書いてもらえる街も幸せだろうなと思った。
帰宅してシュタインズ・ゲートのオンライン脱出ゲーム。昨年のハンターハンターもだけど、IPコラボの脱出ゲームは予習のために名作に触れる機会をくれてありがたい。子どものころにマンガやアニメをほとんど通らずにきたので、いまになって楽しめるのはある意味嬉しいことかもしれない。

写真は日曜の帰路。
JRの自販機で売ってるりんごジュースはとっても美味しいので、ぜひお試しください。

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