見出し画像

0206週 正気でいるための季節行事

0206 月

先週積み残した仕事があり、早めに働きはじめる。お昼前にサンドイッチを買って出社して、打ち合わせ続き。上司との面談があり、昨年の評価やら今年の目標やらについて話をした。過剰に肯定されると不安になり、期待を言語化されるとプレッシャーを感じるけれども、見限られるよりよほどマシなので、応えていきたいなと思う。上司はとても前向きな人で、それがありがたい一方で、自分が仕事に注いでいる熱量が不十分であるような気がしてくることもある。
22時まで働いて退勤。夜に恐ろしいトラブルの予感が訪れ、退勤しても不安である。面談で視座の高い話をしたばかりなのに、足元の業務でつまづいているの恥ずかしい。もっとスマートに諸々のリスクを回避できる人間になりたい。オットが夕食を作って待っていてくれて、とてもありがたい。食後にシーラカンスモナカを食べる。甘いものを食べないオットも「美味しい」と言ってくれて嬉しい。

0207 火

恐ろしいトラブルの予感は、しっかり的中し、その対応に追われる。午後、対面の打ち合わせで初めて伺った取引先のオフィスが素敵すぎて感動した。わたしも素敵オフィスで働きたい。お昼前から夕方まで打ち合わせがびっしりで、またしても22時退勤。なんだかやたらと忙しい。またオットに夕食を作ってもらってしまった。

0208 水

今週は5日とも出社せねばならないことに気づいたが、そもそも5日分も通勤服がない。いまから冬服を買うような時期でもないので、手持ちの服を組み合わせてなんとか凌ぐ。入社する前から知っていた方と仕事でお会いできたりしてるんるんになりつつ、新しい案件が降ってきたりでばたばたしていたらあっという間に退勤時間。最近、本当に最低限のタスクを終えるだけでタイムオーバーになってしまい、急ぎじゃないけど重要なタスクがまったく進まない。またオットにごはんを作ってもらう。

0209 木

久しぶりに午前中だけ在宅勤務。家で昼食を食べられて落ち着く。午後から出社して、ゴリゴリと働く。タスクが課されるスピードと自分の処理速度が噛み合っていない。
20:30から大学の友人と3人で飲むはずが、私ともうひとりの仕事が終わらず21:00集合に。仕事を放り投げて合流し、大学の友人たちといまの仕事について話す会。まったく異なる業種ではあるものの、みんな機能会社の人間なので、ある程度共通する課題感があって面白かった。2軒目まで行ってすっかり酔う。

0210 金

1週間長かった!!という気持ちで始業。比較的打ち合わせが少ない1日だったので、溜まっていた資料作成を片付けるなど。上司から「最近残業時間多いよね」と指摘が入って焦る。いまは仕事が楽しいし、もっと頑張りたい/頑張らねばと思う一方で、この勢いで何ヶ月も働き続けるのは無理やで、という気もしている。
22時に退勤し、最寄り駅でオットと合流。適当に入った某チェーン店の新業態店舗、ご飯もお酒も美味しくて最高だった。今週忙しすぎた話をオットに愚痴っていたら、「はいはっとがこの生活を続けるのは無理だと思うからちゃんと対策を打つべき」というアドバイスをしてくれて、そうよね、と思うなど。どの部署も人手が足りないから、なんでも自分が手を動かしまくってなんとかしよう、と無意識に思っていて、他人を巻き込まないほうが刹那的には楽だけれど、自分の体力や気力に限界がある以上、どこがで線を引いて誰かに頼らなければいけない。コミュニケーションのコストを惜しんで問題から目を逸らしていてはだめだ、と思う。

0211 土

やっときた週末。朝から出かけるオットを見送り、ジムに行って半身浴。休日は真昼間に風呂に入れるのが嬉しい。
15時前に家を出て、西武池袋へ。部署の男性陣に渡すバレンタインチョコを調達する。去年まで所属していた部署にはバレンタイン文化がまったくなかったので入社してはじめての会社バレンタインであるが、「ちょうどよい商品」を探す難しさにクラクラするも、なんとかよさげなものを見繕う。人間関係のために渡すプレゼントは、「センスがいい」「ちゃんと選んでくれた」と思われたい、という自意識が芽生えてしまい、なかなか決断ができない。ついでに自分用のチョコをまた買ってしまった。今年、自分が食べる分だけで1万円近くつかっている。
新宿に移動して前髪カットと眉カット。明日はオットとバレンタインデートなので。はじめて行く美容室で前髪カットをしたら、美容師さんがとてもフランクで素敵な方で嬉しくなった。ルミネでオットへのプレゼントを購入する。お菓子を作り、バレンタインデートの準備を整えて就寝。

0212 日

9時半ごろ起床。オットが友人と電話している間に、お昼ごはんをつくる。今年は鯛茶漬け、だし巻き卵、菜の花の辛子和え、ほうれん草のおひたし、胡麻豆腐。デザートには抹茶パンナコッタを作った。オットは甘いものを愛さない人間なのでバレンタインは毎年悩ましいけれども、とりあえず喜んでくれてよかった。
午後には家を出て有楽町へ。コニカミノルタのプラネタリウムで、星を見ながらクラシックを聴ける特別回を鑑賞。プラネタリウムのカップルシートみたいなやつ、一度行ってみたいなと思っていたのでこれを機に予約してみたのだけれど、寝転べる構造になっているのでめちゃくちゃ眠くなる。贅沢でリラックスできる時間だった。その後日本橋のバレンタイン催事を眺めたりして、17時からはやめの夕食。いろいろ調べた結果たどり着いたイタリアン、ラフな雰囲気と手の込んだ料理で、超料理上手な先輩の家に招かれているみたいな気持ちになった。カウンターに座れるお店、シェフの手元をガン見してしまう。客にガン見されながら料理できるのすごい。
お腹いっぱいになったので、数駅歩いて帰宅。
今週は仕事が立て込んでばたついていたけれど、なんとかバレンタインを遂行できてよかった。「遂行」という気持ちで行事に取り組むべきなのかは謎だけれど、同じ毎日を繰り返すなかで、正気でいるためには季節行事ってすごく大切だと思う。だからわたしはバレンタインチョコを爆買いするし、デートの準備も気合い入れます。空回っている気がしないでもないですが。自己正当化。

写真
イタリアンでプレートを出してもらった。オットは「バレンタインのメッセージという選択肢あるんや」と言っていた。あるのよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?