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1024週 文系だから数学要らないみたいな

1024 月

今日から日常に戻る、と言いつつ、始業してもバリバリ働くことはできず、なんとなくダラダラしてしまう。怠惰に働き、お昼にパック寿司を食べ、おやつに阿闍梨餅を3つも食べる。結婚式という大きな目標をクリアしたいま、新たなゴールを見つけないとダラダラしてしまうが、一瞬くらいはダラダラしてもいいかな、と自分を肯定してみる。とはいえ顧客へのプレゼンが2件あり、5連休明けとは思えないバタバタ。有休を取得していたオット(羨ましい)に誘われて夜は近所の居酒屋で飲酒。カロリーやむくみを気にせず好きなものを食べられる幸せ!!!反動でめちゃくちゃ太りそうで怖い。『ザ・ファブル』、250話くらいあったのに2日でぜんぶ読んでしまった。

1025 火 

寒すぎて、ヒートテックにニットを着ているのに末端が冷える。白湯を飲みながら始業。完全に頭が仕事モードに戻りきらなくてよくない。友人がアップしてくれた結婚式の写真や動画を眺める。お昼はまたお寿司。オットが「もしかして俺が知らないだけでめちゃくちゃ寿司食ってる?」と聞いてきたが、その通りです。在宅勤務中のランチ、外に食べにいくほどでもないけれど作るのも面倒、というときが多いので、5回に1回くらいはパック寿司を食べている気がする。昨日から案件を立て続けにあてがわれ、タスクが終わらないまま22時前に業務終了。オットが作ってくれた鶏鍋を食べながらビール。しっかり雑炊も食べた。12月に温泉旅行でも行こうよ、と話してみるも、旅行支援の影響か宿が軒並み高騰していていったん諦めた。

1026 水

オットがつくってくれた山形のだしをご飯にかけて昼食をとり、午後から出勤。自分の資料作成ペースの遅さに落ち込みつつ労働して、仕事関連の会合に参加。会場で名刺交換タイムをしていたところ、サークルの先輩と遭遇して心臓が飛び出るかと思うくらいびっくりした。業務で直接的な接点はないけれど、すごく近いところで働いていらっしゃることが判明して、動揺しながら名刺を交換する。会合後は部のメンバーで飲み会。先輩に連れて行っていただいた中華、何を食べても美味しくて最高だった。やっぱり地方色の強い中華が好きだという自分の嗜好を再認識する。1軒目の満足度が高すぎて、21時過ぎにサクッと解散。帰宅してゆっくりお風呂に入って就寝。

1027 木

午前中の出社予定がなくなり、家でちまちまと資料作成。自分の業務能力が部署で求められている水準に達していないと感じることが最近増えてきた。発想力や企画力を求められる作業に苦手意識があり、大学のサークル活動時代からずっと避けてきたことが今になって響いている。入社したときに先輩に言われた、「文系だから数学要らないみたいなことは社会人にはないよ」という言葉を思い出す。右脳的思考は苦手です、などと言っている場合ではないことは理解したけれど、鍛え方がわからない。午後には上司との1on1。ポジティブな言葉をかけてもらって救われるけれど、猶予をもらえているうちにきちんと戦力にならねばいけないと思う。
19時から部門の若手で飲み会。コロナ禍でずっと開催が延期されてきたので入社以来初の会だったのだけれど、隣の部署の先輩や後輩とたくさん会話ができて非常に楽しかった。2次会で行ったカラオケ、2時間で5曲くらいしか歌わずにみんなしゃべり倒していた。終電手前で帰宅。誰にも飲まされていないのに頭が痛くて、ほうれん草と油揚げの味噌汁を飲んだ。

1028 金

今日早めの時間に提出する資料がまったく終わっていなかったので7時から働く。夜の予定が続くとこういうことになるのだとひさびさに思い出した。なんとか午前中に資料を提出し、15時からの社内勉強会で読む課題本を猛スピードで読みながら出社。結婚式準備に追われて式後の業務スケジュールをまったく見ていなかったので、今週はずっとバタバタしている。なんとか勉強会も業務も目処をつけて退勤し、元上司と関わっているプロジェクト関連の会食。激しい会になることは想像していたけれど、紹興酒を飲み、カラオケで騒ぎ、正気でいるのが奇跡に思えるような状態で23:45ごろに会を離脱。銀座の街がちょっとぐるぐる回って見えたけれど、無事に帰宅。オットがしじみとあさりの味噌汁を作っていてくれた。ウコンの力飲めばよかったかも、と思いながら就寝。

1029 土

9時ごろ起床。昨日の味噌汁を飲んで半身浴をして、服をクリーニングに出す。ひさしぶりに落ち着いた暮らしができている。母が気になっていると言っていた和菓子屋さんで季節の菓子を調達してから実家へ。両親と最寄り駅でランチをする。両親はわたしの記憶のなかではあまり折り合いのよくない夫婦だったはずなのに、いまでは休日にふたりで近所のランチ開拓に勤しんでいるらしい。娘の教育という荷がおりて仲良くなったのかと思うと複雑な気持ちになる。そう単純なことではないのだろうけど。
ランチ(と言いつつインド料理屋でビールを飲んでいた)の途中、結婚式の話題になり、父に自作プロフィールブックのデザインミス(テキストがすべて両端揃えではなく左揃えになっていた…)を「両端揃えは知っておいたほうがいいんじゃない」と指摘され、激しく落ち込む。冷静に考えれば父親は職歴柄そういったことに気づきやすいし、わたしが大学時代に関わった制作物についても、ポジティブなコメントをくれたことはなかった。そして指摘自体は実に真っ当な内容で、父としては気づいたので言ってみたというだけでたぶん深い意味はない。ただ、結婚式のために仕事の合間を縫って制作し、既に配布を終えているものについてミスを指摘されたことが異様に心に刺さってしまった。
先週、結婚式翌日のオットとも別件で似たやりとりをしたことを思い出す。プロフィールブックのミスも、オットに先週指摘されたことも、大局的にみればすごく大きな問題というわけではたぶんないし、結婚式自体は本当に楽しく素晴らしく、悔いのないものだったのに、何気ないコメントに対して異様にナーバスになってしまっている。
これは結婚式の準備(およびオットとの会話)を通じて認識したことだけれど、わたしは他者から自分が評価される(と自分で認識している)物事に対してかなり神経質で完璧主義的なところがあるのだと思う。本当にすべての意味で完璧な結婚式、なんてものはこの世に存在するはずもなく、「準備段階でもっと詰められたこと」「あとから見ればやっておけばよかったこと」は誰にでも存在するはずなのに、それを近しい人から指摘されることがどうしても許せない。こんなのは無駄なプライドの高さに他ならない。そもそも結婚式に来てくれた人たちはわたしたちを評価するために来たわけではなく、「テキスト左揃えじゃん、プークスクス」と思ったりはしないということは頭では理解しているのに、そして今さらミスを気に病んだところで何も事態は好転しないのに、どうしてもそこに囚われてしまう自分の精神状態は少し不穏。
不穏なときは副交感神経を優位にするに限るので、白菜とひき肉のスープを作り、ちょっと高い入浴剤を買って半身浴をした。眠くなってきたので、部屋を暗くして目を閉じる。

1030 日

起床してジムへ。結婚式が終わってからすっかり自堕落になってしまってよくないな、と反省して、ラジオを聴きながら走る。昨日実家の近くでおいしいパンを買い、母にミートローフとスイートポテトを持たせてもらったので、パンを焼いてブランチ。その後お風呂に入ったりしていたらすっかり夕方近くなってしまったけれど、電車に乗って横浜へ行き、ずっとやりたいと言っていた横浜街歩き謎解きをプレイする。横浜中華街で焼売やらチャーハンやら上海蟹!やらを食べつつ、山下公園などをまわりながら謎解きができてとても楽しかった。街歩き系の謎解きは吉祥寺・下北沢でもやったことがあるけれど、やっぱり横浜は散歩に適した街だと思う。夕方からはじめたので夜の横浜を彷徨って寒さにくじけかけたけれど、とても楽しかった。帰りはグリーン車でビールを飲む。結婚式は楽しかったけど、こういう休日が戻ってくることも嬉しい。

写真は件のプロフィールブック。
よく見ると表紙ロゴもガタガタだね!と思ったが、自分を許していきたい。仕事じゃないし。

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