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0205週 後ろめたさ/意味を解釈するのは自分

0205 月

朝から打ち合わせなど。生理のせいか天気のせいかやたら眠いしやる気が出ない。粛々と労働。
本当は夜に前部署の先輩とごはんの予定があったのだけれど、雪の状況がひどくなりそうなので延期に。ごはんに行かないなら都心に出る必要もないので在宅勤務で過ごそう、と思っていたのだが、明日までに必要なものを都心に買いに行かなくてはいけないことに気づき、18時前に池袋へ。
雪のなかせっかく電車に乗ったので、池袋西武のバレンタイン催事を覗く(2日ぶり3回目)。土曜日には売り切れていたカズノリイケダのチョコバナナがまだ残っていたので2本買う。雪のなか出かけてよかった〜と一気に気分が上がる。単純。
夫も早めに帰ってきたので、ふたりで鍋とチョコバナナ。こんなときに限って明日移動を伴う仕事があり、先行きが見えず不安だけれど、とりあえず早く寝る。

0206 火

某業務で4時起き。いまどき、ディズニーランドに行く日だってこんな早起きしない。雪で交通アクシデントが多発するなか遠方へ向かい、目的地に着いた時点で一仕事終えた気分になる。仕事自体は「ここにいることに意味がある」的な感じでなにをしたわけでもないのだけれど、無性に疲れた。
仕事を終えて、行くはずだった飲み会に23時前に合流して終電を逃す。夕食を食べずにビールを3杯飲んで、寝不足もあってフラフラし、発言が雑になってあとから後悔する。でも、大好きな先輩と同期との会だったので行ってよかった。コンビニで買ったスープを飲んで泥のように眠る。

0207 水

起床。身体が重いし頭がぼうっとする。午前中から午後イチにかけて打ち合わせが多かったので、隙間で少しうとうとしたりしながらなんとか働く。こういうときに限って作業が溜まっている。
〆切を守れなかった作業があったり、どうやら先輩に二度目の質問をしてしまったりして落ち込みつつもさっさと退勤する。「明日でいい作業は明日やる」という気持ちで生きていきたい。まだ少し後ろめたい気持ちがあるけど、それは抱かなくていい後ろめたさだと自分に言い聞かせる。
夕食の買い物をして、コーヒーを淹れてチョコレートを食べながら海外の友人と電話。「ブルシットジョブ」と10回くらい言った気がする。電話しながら肉豆腐を作る。
帰宅した夫と夕食。昨日の仕事の話などをする。

0208 木

ほぼ始業時刻に起床する。一昨日の疲れがまだ抜けていないの、恐ろしい。
在宅で粛々と働く。在宅勤務だと合間に家事ができるし昼食を残りもので済ませられるし、どう考えても生活しやすいなあ、と思う。異動直後は出社したほうがいいか、と1月はほぼ毎日会社に行っていたけれど、あんまりコミットする姿を見せていても仕方がないので(最悪のスタンス)、そろそろ在宅中心に切り替えようと決意。
19時ごろ仕事を切り上げてジムへ行き、夫リクエストの麻婆豆腐の材料を買って帰宅。デカフェコーヒー飲みながらnoteを書いたり本を読んだり英語の勉強をしたり。こういう暮らし方、仕事でアドレナリンを得られないので自己肯定感は下がる一方だけど、心地よいといえば心地よい。でもなんとなく後ろめたい。誰に迷惑をかけているわけでもないのに。
夫がお風呂に入っている間、と思ってスイカゲームをはじめたら、彼がそのまま寝室に直行していて、なんとなくそれに気づいたのにゲームをやめられなくて、結局2時間近く経っていた。荷造りとか読書とかすればよかった。愚か。ゲームに時間を溶かしたあとの自己嫌悪、何度やってしまっても強烈。馬鹿みたいに嫌な気持ちになる。

0209 金

有休のはずが夕方に打ち合わせがあるので、午前休に切り替え、朝から美容室で髪を染める。美容師さんと美容医療の話をする。「まわりがやっていると、置いていかれるような気がしますよね〜」など。
夕方の打ち合わせが対面だと思っていたらリモートだったので、早々に新幹線に乗って京都に移動してしまうことにした。新幹線、自由席がやたら混雑していて、連休の波動を感じる。仕事したり本読んだりしてあっという間に京都。
19時過ぎまでホテルで仕事をしてからご飯を食べに行こうとして、京都には意外とひとりで飲めるお店が少ないことに気づく。結局いつも行く日本酒バー。店主の方に「今日は旦那さんいないの?」と言われる。
夫は関西出張をしていて明日合流するはずが、目と鼻の先のバーで飲んでおり、しかもわたしの同期までいるというのでそこに合流して1時過ぎまで酒を飲んだ。メンバーが流動的な飲み会、やたら学生時代らしさがあった。同期と自意識の話をした。まじで、20歳かよ、と思った。

0210 土

朝起きたら左手中指のネイルが取れていた。ちょうど午前中にネイルサロンを予約していたのでよかった。シンプルなマグネットネイル、うっすら桜餅を彷彿とさせる色味で気に入った。旅行先でネイルするの、楽しい。
今回の京都行きの主目的は義母に会うことで、おみやげに渡すチョコレートを探しに百貨店を彷徨う。大丸で見つけた某ブランドがよい感じだったので購入し、エスカレーターを下りている途中で、そのお店が夫実家と同じ自治体にあることを知る。痛恨のミス。烏丸御池の新風館で別のお店のチョコレートを買い直す。新風館、何度行っても「表参道が代官山かな?」という気持ちになる。
義母と夫と合流して食事。義実家のみなさまがお元気そうでよかった。わたしの家族のことまで慮っていただいてしまい、ありがたい。帰りに夕立に降られて、一本しかない傘をなぜかわたしが使わせてもらってしまい、やばい嫁では?と思う。
義母を見送って夫とホテルにチェックインする。ひさしぶりに学生時代に行った居酒屋に行こう、と何軒か電話してみたものの満席のお店ばかりで、なんとか滑り込んだお店はたぶん6年ぶりくらいでメニューも変わっていて、でも雰囲気はそのままで懐かしかった。「俺たちは大学時代をついこの間だと思っているけど、実際は5年前だからね」と夫が言っており、ぞっとした。たしかに、春になったらもう、大学に通っていた時間より、会社に勤めている時間のほうが長いことになるのだ。怖すぎる。
店の有線がたぶんカラオケヒットチャートで、聴いていたらカラオケに行きたくなって河原町のカラオケに行く。ふと「サビを1音も外さずに歌う」という遊びをしたらかなり楽しかった。
2時ごろに〆で居酒屋に入ったら、現金のみの店なのに手持ちが足りないことに気づき、ATMに走ってみるも営業時間外でめちゃくちゃ焦る。四条河原町のコンビニ4軒くらい回ったあとで、財布のなかに夏の韓国旅行で余ったウォン紙幣が入っていることに気づき、両替機で日本円を錬成することに成功した。過去のだらしなさに救われることってあるんですね。
3時くらいにタクシーでホテルに戻る。ここ最近ずっと頭に渦巻いていた仕事へのもやもやとか、異動のこととか、今日は不思議と思い出さなかったなあ、とタクシーのなかでふと思った。

0211 日

当たり前のようにとても眠い。ベッドでだらだらして、お昼ごろに出かける。
老舗のお蕎麦屋さんに行ったらたぶん代替わりなのか明らかに味が変わっていたけど、新しいお蕎麦もとっても美味しかった。金曜日に行った日本酒バーとバー、そしてこのお蕎麦屋さん、京都に行くたびに訪ねている気がする。
甘いものを食べよう、と思って某わらび餅店に行ったらあまりにも混んでいたので、祇園四条の虎屋で抹茶と生菓子。椿餅というお菓子、初めて食べたけど素敵な甘さだった。
朝から目を覚まそうとカフェイン入りの飲料を飲み続けていたら具合が悪くなってきたので一度ホテルで眠ってから化粧を直して三条へ。
大学のゼミの先輩と後輩と3人でごはん。先輩とは1年ぶり、後輩とは4年ぶりで、積もる話、というか、みなさまがいま考えていること、周りの方々の近況、などを話し続ける。大学というコミュニティを離れて久しいわたしにとっては、刺激的だし新鮮だし興味を惹かれるし、という話題ばかりで、こういう時間が楽しかったし大好きだったんだよな〜という会だった。いまも大好きなんだと思う。
3軒行って、帰り道に先輩と歩きながらずっとわたしの話を聞いていただき、はっとするようなことも言っていただいて、ふわふわした気持ちでホテルに戻った。大学ないしそこで出会えた物事への愛が捻れて、社会人としての4年間で、同期と比べてなにも得ていないんじゃないかとか、そういう自分が大学時代の知人にお会いするの怖いなとか、いろいろ思っていたけど、たぶんそれなりに、獲得している視点や経験があるはずで、そのことには自覚的でいたいし、その経験の意味を解釈するのも自分なんだよな。
少なくとも、どんなに酔っていてもちゃんと化粧を落とすようになったのは社会人になってからの成長。

写真は深夜の四条河原町。
たぶんATMを探して彷徨っているときに撮影したんだと思いますが、あまり記憶がないです。


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