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ポートレートモードの意外な使い方。

いつでも帰っていい実家があるというのは、本当にありがたい。
と、同時に帰るととても気が緩む。

サボろうとか、甘えたいとかそれほど思ってるつもりはないのだけど、家庭の主婦が二人になると厄介な事の方が多いので。
母のルールに馴染ませると、やれる事が少なくなり時間を持て余す。
持て余している割に、何もしないまま居間に代わる代わるやって来る家族とお喋りしているうちに、ダラダラと時間が経ってしまう。

そんなわけで朝昼兼用の食事の前に、とりあえず20分くらい一人散歩に出る。

ほんの数分歩いたところに富士山の見える小さな公園があり、療養中の私は、いつしかそこへ行くのが楽しみになっていた。土や草を踏み締める足裏の感覚が、何とも心地良い。
土を踏み締め歩くと、身体中の細胞が喜んでいるようだ。

そして小さいながらも、四季折々の草花が芽吹き、小さいからこそコンパクトにそれらを眺められる。
一番華々しいのは桜の季節だが、そのあともツツジやたんぽぽが咲き、ナズナやヨモギ、シロツメグサと目白押し。
今はガクアジサイが綺麗。

私の写真と言えば、主な被写体は壁だ。
でも決して壁が好きなわけではなく…、
これだけ撮り続けてる時点で変態に変わりはないのだけれど。
あくまでも自分の見ている景色から決められた画角に切り取るのを楽しんでいる。

何を入れて何を入れないか。
どういう構図でおさめるか。

壁にまつわる窓や建築資材の質感、人の生活の気配や、季節や時間帯によって変化する光と影に興味はあるが。
と言うわけで、実はあまり被写体に拘りがない。

私はガジェット一つ持っていれば割と無限にその場を楽しめるということ。

今日は朝から大雨で散歩はお休みにしたけど、昨日撮ってきたアジサイ写真をいじって遊んでみた。

iPhoneのポートレートモードで少し暗めに撮影。

こちらは、何もいじってないiPhoneのポートレートモードで撮ったスッピン画像。

写真の「編集」ボタンから、まず被写界深度をf1.4に振り切る。次に、被写界深度をもう一度タップすると照明の設定ができる。
その中から「ステージ照明」を選択すると…

背景が黒バックになり、アジサイだけが浮かび上がった。あとは、彩度や色温度、明るさを調整。


暗闇に浮かび上がる花火のようだ。

花の輪郭もいい具合にぼかされ、妖艶で幻想的な雰囲気に。

地面の芝生がある写真もいいけど。
こんなに雰囲気が変わってしまう。


何の加工アプリも使わずに、iPhoneだけでここまで雰囲気を変える事ができるというのは、新発見。

花火大会のフィナーレのように、レイヤーを重ねて彩度を少し落として調整。


ネオンのように光って見えるのが不思議。


ポートレートモードで撮影しておくと、照明設定があとから変えられるというのは、面白い発見だった。

アジサイ以外、人やお花以外にも面白い使い方が無限にできそう。
iPhoneユーザーは、ぜひお試しあれ!

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