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【小説】サマーシンフォニー



朝、5時に起床する、
悪夢らしき悪夢は見なかった。
窓のブラインドに指を挟んで開く、
隙間から宇宙が透けそうな青空が覗いた。
小鳥のさえずりが響いている。
まだ寝ている彼女を起こさないように、
静かにベッドを抜け出して、
キッチンへ通じる廊下を抜ける。
三毛猫のパーシーもまだ眠っていた。
猫の意識でも気配でなんとなく分かる。

つづく…(本文11262文字+あとがき)

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