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高島屋東別館/高島屋史料館『大大阪の百貨店』展 見学レポート

今回は高島屋東別館/高島屋史料館で開催されていた『大大阪の百貨店』展の内容をご紹介したいと思います。

いまからちょうど100年前(1922年)、大阪堺筋に近代ゴシック建築の高島屋(長堀店)が開店。
1831年に呉服商として創業した高島屋初の本格的な百貨店の誕生でした。
当時人口、面積ともに日本最大の都市であった大阪は“大大阪”と呼ばれ、堺筋には三越、白木屋、松坂屋、高島屋と四つの百貨店が建ち並びその繁栄を象徴するものでしたが、やがて御堂筋が完成し難波に南海高島屋が開店することでその後大阪の百貨店地図が大きく変化していくことになります。


高島屋史料館がある高島屋東別館は昭和初期に松坂屋大阪店として建築


1922年に建てられた高島屋長堀店の模型


高島屋長堀店の開店を伝えるポスター


高島屋長堀店開店時の包装紙


松坂屋大阪店(現 高島屋東別館)の建物西側立面図


松坂屋大阪店(現 高島屋東別館)に現存するエレベーターホール


松坂屋大阪店(現 高島屋東別館)に現存するエレベーター階数表示板


エレベーター階数表示板の設計図


1933年に建てられた南海高島屋(現 高島屋大阪店)の模型


本展覧会は華やかで活気あふれた大正〜昭和初期の大阪と百貨店文化を数多くの史料や模型などで紹介し、近代都市大阪の変貌を百貨店側から見つめ直すという内容でかなり見応えがありました。
残念ながら展覧会は終了してしまいましたが、常設展示コーナーだけでも高島屋のこれまでの歩みについてギュッと凝縮、展示されておりなかなか楽しめる内容です。もしご興味ありましたら是非どうぞ。※入館無料です。

高島屋史料館HP
https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/


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