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相談の森/燃え殻

「間違った先にも人生がある。というか、日々は、やってしまった失敗を抱えて、もしくは忘れたフリをして生きていくしかない。」(p.9)
「ただムカつきにもだんだん人は慣れ、そして常態と化すという悲しさで世界は回っていると思うんです。」(p.24)
「左肩にかけてあったストレスというカバンを一旦おろして深呼吸、そして今度は左肩にかけ直して歩き出す。」(p.25)
「探してください。必ずあるはずです。今日の我を忘れる瞬間ってやつが。」(p.25)
「人がすぐに言いがちな、「人生は何度でもやり直せる」は嘘だと思っています。でも「人生は何度かはやり直せる」は心から信じています。」(p.42)
「人生は劣等感やトラウマを完全に忘れるには、ちょっと短いのかもしれません。」(p.64)
「不安は乗り越えるものではなく、付き合っていくものだと思うんです。」(p.84)
「…どんなに親しくても全部を共有しなくていいんだ、というかそれを気遣いというだ、と学びました。」(p.106)
「人間のほとんどは「後悔」と「なにくそ」と「仕方ない」でできていると信じている自分としてはそう思うのです。」(p.106)
「でもリスクを伴うことしか人生は面白くないという事実も知っています。」(p.126)
「「人は変わらない」とすぐに人は言いますが、「自分ひとりではなかなか変わらない」が僕は正しい言い回しだと思っています。」(p.130)
「植物だらけの部屋は、なんとなくナウシカっぽくていい気がします。シャネルだらけよりいろいろ大丈夫な気がします。」(p.137)
「僕はそんな上がった時に気持ちを鎮静させるための音楽を知っています。下がった時に気持ちを浮上させるための小説があります。どうしてもだめな時、そんな時もあります。そんな時、我を忘れても引かない友人がいます。店があります。」(p.182)
「"何か起きたら早めに対処する"は凡人ができる一番大切なことだと痛感しました。」(p.192)
「小説・映画の中に、悶々とした気持ちを言い当てられる瞬間があったりします。自分では言葉にできなかった感情に、ポンと名前をつけてもらえる時があります。」(p.204)
「でも正解なんてみんな知っているんだと思います。知っているけどできない。忘れたいけど忘れられない。死にたいのに死ねない。生きたいのに生きられない。なんてことがリアルな日常なんだと思います。」(p.207)
「生きていればどうにかなるから大丈夫です。」(p.221)

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