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神様の暇つぶし/千早茜

「時間は記憶を濾過していく。」(p.2)
「すぐ忘れられるんだろうな。」(p.87)
「思い出に浸るこの時間も、数秒後には過去になる。そして、どんなに詳細に思い出してみても、記憶が現実になることはなく、過ぎた時間を追いかけているだけにすぎない。」(p.90)
「それとも、ただの暇つぶしなのか。」(p.112)
「「見てみたいとは思ったな。」「なにを。」「取り繕った顔の下にあるものを。」」(p.122)
「恋で人は変わるだろうか。」(p.243)
「どんなに深く愛し合っていても、お互い自分の物語の中にいる。それが完全に重なることはきっとないんです。だから、僕はあなたの話を聞きたかった。」(p.269)

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