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人生は20代で決まる/メグ・ジェイ

「まるで海の真ん中を漂っているような感じがする。どの方向へでも泳いでいくことはできるけど、どこにも陸地が見えず、どっちに向かっていいかわからないような感じ。」(p.35)
「もっとも重要な点は、アイデンティティ・キャピタルは大人の市場に持ち込まれる資質だということ。たとえていえば、仕事や人間関係のほか、望むものを得るための通貨なのです。」(p.52)
「だからこそわたしは大学卒業直後の数年間、もっといろいろやっておけばよかったって思うわけ。無謀と言われようといろんな仕事に挑戦し、さまざまな職種を経験すればよかった。」(p.63)
「何をするべきかを突き止めるただ1つの方法は、とにかく何か行動することなのね。」(p.64)
「「イエス」という言葉は、あなたの最初の仕事や次の仕事、そしてパートナーや子供さえも得る方法である。たとえ少々棘があっても、不満含みでも、イエスと答えることは新しい何かと出会い、発展する方法である。ーーーエリック・シュミット Google社会長」(p.65)
「すべてが1日で変わるのね。とくに、積極的に行動すれば。」(p.78)
「他人に親切にすると、「ヘルパーズ・ハイ」という幸福感が得られると言います。利他主義は幸福感と健康、長寿に結びついていることが多くの研究からわかっています。ただし親切が重荷でないかぎりにおいてですが。」(p.81)
「面接官は応募者の過去、現在、未来について整合性のある話を聞きたがります。以前やっていたことが、いまやりたいこととどう関連し、次にやりたいこととどうつながっているのかについて、彼らは関心を持っています。」(p.129)
「いい人生を送る方法は、面白いものだけではなく、意味のあることを追求することだと、いまのぼくは知っています。」(p.131.132)
「でも、自分があきらめたものを、他者に与えるだけで一生を過ごすのは並大抵のことじゃないわよ。」(p.157)
「人は自分と似た人間を愛する。ーーーアリストテレス 哲学者」(p.192)
「付き合う場合、都合の良い面だけ自分と似ているだれかを選ぶ場面もあるでしょう。しかし長期の関係となると、不都合な面が生じることは避けられません。心理学者ダニエル・ギルバートは、それを「苦労の門」と呼びました。」(p.204)
「人生は振り返った時はじめて理解できる。しかし前を向いて生きなければならない。ーーーセーレン・キルケゴール 哲学者」(p.217)
「脳は使えば使うほど、使える部分が増す。ーーージョージ・A・ドーシー 人類学者」(p.217)
「健康な10代や20代のMRIの画像をによって、前頭葉が完全に成熟するのは20歳から30歳のあいだということがわかっています。20代で、快楽追求や感情的脳はもう成熟間近であるいっぽう、前もって思考する前頭葉はまだ発展途上にあります。」(p.221)
「驚くような出来事に遭遇した時、なかでもとくに感情を揺さぶられた場合、わたしたちはその出来事を長期間、鮮明に記憶しています。「フラッシュバルブ記憶」と呼ばれるもので、その瞬間を写真に撮ったようにはっきりと覚えているのです。」(p.236)
「動かないことが恐怖と疑いを生む。行動は自信と勇気を生み出す。恐怖を克服したいなら、ただ家にじっと座って考えていてはいけない。外に出て、せっせと活動すること。ーーーデール・カーネギー 作家、講師」(p.246)
「知識はスキルではない。知識プラス一万回の訓練がスキルとなる。ーーー鈴木鎮一 言葉をつうじて人間を育てるスズキ・メソードの創案者」(p.246)
「「天与の才」のほとんどは神話です。何かに秀でている人は、生来の傾向や才能をいくらかは持っているでしょうが、同時に一万時間ものあいだ練習や実績を積んでいたのです。」(p.253)
「本物の自信は経験の積み重ねと仕事に対する熟達から生まれます。現実の瞬間、とくに難題に挑戦して成功した瞬間から生まれるのです。不安と未知の要素を乗り越えていく自信は、恋愛においても仕事においても、経験から生まれます。」(p.250)
「男女を20代初期から20代末まで追った調査によると、デートか気楽な付き合いをしても深い関わりを避けている独身の80パーセントは現状に不満で、パートナーを持たずにずっと独身でいたいという人は、ほんの10パーセントしかいませんでした。20代を独身で通すのは、とくに男性には有害かもしれません。30歳近くなると、深刻な自尊心の欠如に見舞われるからです。」(p.267)

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