さよならの向う側 i love you/清水晴木
「きっと人はなにかと繋がることで生を実感できるのだろう。」(p.62)
「一人になって良いことなんてなにもないのに。」(p.113)
「一斉に咲いたかと思えばわずかな間で一斉に散ってしまう春の桜。閃光のように光ってあっという間に消えゆく夏の花火。色づいたかと思えば地に落ちて終わりを迎える秋の紅葉。空から降り落ちては季節が過ぎれば跡形もなく消えてしまう冬の雪。そのどれもが、儚くも美しい。」(p.205)
「きっと人を愛するって、その人の為に生きることなんじゃないかって。」(p.234)