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クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方/海老原嗣生

「夢がなければ人生はつまらない。だけど夢ばかり追いかけていては生活が成り立たない。この、夢という厄介なシロモノと、キャリアの間に、答えを出すための一冊です。」(p.9)
「クランボルツ理論の最初の結論なのですが、夢とか趣味とか目標とかって、どんどん変わっていくということ。この当たり前の話が、大切な「定理」なのです。」(p.29)
「「キャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」(ジョン・D・クランボルツ、計画的偶発性理論)」(p.33)
「だから、若い時にむやみに人生を決めることはない、ということ。それが、クランボルツ理論の、まずは心に置くべきポイントです。」(p.38)
「ならば、そうした偶然の出会いを増やし、その出会いから生まれる「夢の種」を前向きに受け止めるような行動をしていれば、花はたくさん咲く。つまるところ、これがクランボルツの指し示すところです。偶然を計画的に増やす。だから、「計画的偶発性」という言葉になるのです。」(p.41)
「とすると、人間はクランボルツの5条件を保って目の前の仕事を一生懸命頑張れば、そう遠くない時点で必ず「そこそこの成功」を手に入れることができる。」(p.84)
「大切なのは、夢を代謝するということなのです。努力は必ず報われるとか夢は必ずかなうなんて、こんな薄っぺらいことじゃなくって、夢はきちんと消化していきなさいという話なんです。これが、夢という厄介なシロモノへの対処法。」(p.97)
「コネクティング・ザ・ドッツ=夢は点であるけれども、点はつながり線になり、線はやがて実を結ぶ。だからこざかしく考えずに貪欲に生きろ=「ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュ」が名言として心に刻まれた人も多いでしょう。」(p.130)

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