細胞レベルの話
細胞で命を感じた事がある。
というのも、その瞬間に俺の細胞が震えたぜ!
とか言うつまらない事じゃなくて、「あれは何やったんやろ?」を繰り返してる間に「って事を細胞で感じたのか!」って思った、俺の中では面白い話です。
今年の夏の終わり9月に入るちょい手前。
誕生日会があった。
馴染みの面子で主役はウチのボスだ。
ボスは連れて来た娘達と遊びながら上機嫌に酔っている。
半袖短パンが気持ちいい夜だった。
一服つけに外に出るボスは、娘の1人を見ておいてくれと俺に預けた。
断る前に膝に座らされた。が、俺も嫌いな訳じゃない。
周りを見渡し、しばらくの沈黙が続いた後、寄りかかる様に自分に身を預けた。
その子は俺の袖をグッと掴んだ。
季節は夏。肌の熱を感じる。
互いの肌の間に薄いポリエステルを2枚重ねているだけだ。
俺より遥かに熱く感じるその子の熱は太陽を抱いているかのようだった。
心の底まで明るく照らしてくれるような感覚で
肌だけでなく、鼓動のリズムも俺より高い。
明らかに自分と違う何か肌で感じた。
言葉を越えてくる熱は生命力だったんだと、それから2ヶ月ようやく答えが出た。
心臓が跳ねる様に鼓動してて
鼓動が一拍する度に全身の血液が入れ替わってるようだった。
身体が触れ合ったと言う事は、俺の身体の組織の一部が接触したと言う事になる。
また、身体の表面近くにある熱を感じるナントカ組織があれば接触せずとも感知したと言うことではないか?
あの時に感じた事を後々整理していくと、俺は俺を組織する細胞を通じてあの子との違いを感じたのだ。
少し大きくなった子はあの時の事はもう忘れた様な顔をしている。
良い良い、あんな些細な事は忘れた方がいい。
これからもっと色んな事がある。
そっちの方が大事だから。
また会う度にこちらから名を名乗ればいい。
と、ボスの一歳の子を抱っこした時の話でした。
本当に生命力を感じましたねー。どんどん大きくなっているような、10分に1mmくらい大きくなってないかなーとか思いましたね。
大人にならなければ死んでしまう生き物って生と死に矛盾は無いのでそうであると信じています。
俺は死に行く人。
器は十分に成長し、今は衰えている
赤ちゃんは生きている人。
器はすごいスピードで成長し、日々強くなっている。
やっぱ細胞が違うんですよ。命の違いを感じました。
それしか説明出来ない。
という事で、
俺は細胞で命を感じた事がある。
次に更新するブログですが、お題をもらって書いてみました。初めての試みに挑戦しました。
小学生の時に作文書かされた事を思い出しつつ、
中学で全校生徒の前で作文を発表させられた事を思い出しつつ、高校では謹慎中の反省文ウン十枚を思い出したり。
けどお題で書くのはいいですね。頭捻らなきゃいけない。
と言う事で、次の更新が楽しみな方は是非 #スキしてみて
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