とある街の話

21:00


ノリの良いロック調の曲が大音量で街に流れる。　


ショーウィンドウに目をやると


先程まで仕事をしていた店員さん達が


その大音量で流れる曲に合わせ



楽器を演奏し

踊ったり

曲芸をしたり

各お店の個性溢れるパフォーマンスは



一見バラバラのようで

グルーヴし、街を包み込んだ

道路を歩く人達は歓声を上げ

歌い、踊った



初めて訪れた俺は面食らって立ち尽くしていた

そばにいた老人に尋ねた

何が起きているんですか？

その老人は答えて曰く

この曲はここを代表する
ラグビーチームの応援歌なんですよ。
毎晩21時になるとこの街は一つになる。
彼らが明日も勝てる為に皆で応援するんだよ。

スポーツ　ファッション　人　街

その全てが音楽を通して一つになる。

とても楽しい夢でした。

※写真はイメージです

2020.6.19 5:35