見出し画像

お巡りさんとの思い出:EP2

前回の記事「お巡りさんとの思い出:EP1」に続きEP2

「私に違反切符を切ったがために交番勤務が島流し!」

バイクは16歳で取得、ちょうど中型と大型免許に区分された年、クルマの免許取得は昭和54年19歳、その前年に大型バイクで無免許運転で捕まり、1年遅れたw
この時代の警察は結構荒々しい警官も存在した時代でした。
地元には21歳まで、その後は本社のある大都市へ転勤。
会社に入って1〜2年してからの話で、看板入り営業車の仕事中の出来事

その日は仕事の配達や納品など朝から忙しく、市内を幅広く移動運転中だった。
Y字路で一旦停止し本線入線の際、右側の道路の向こうからお巡りさんが手でこっちに来い!というようなゼスチャーで呼ばれた。
品物の注文か配達依頼かと思って右に旋回して丁字路に立っていたお巡りさんの目の前に車を横付け(もちろん道路上左側の路肩に停車)

警官「免許証を」
私の問答は前回のやりとりと一緒です。
「今は仕事中であり、上司に報告と相談の電話させてください」
警官「ならば上司の許可を取って交番へ来てください」
私「わかりました、1時間ください」といいその場を離れた。
前回同様なぜ呼び込み何かしらの違反したことを伝えないのか不思議でしょうがなかった。
その後店舗に戻り上司から時間をいただき、自分の車で交番へ向かった。
この交番は市内中心部より離れた交番で、いつもお世話になっている管轄とは別の管轄交番で初めての対応なので失礼のないように丁寧な言葉遣いで会話をしていた。

交番へ夕方到着

交番へ向かう途中に頼りになる友人を呼び出しており、やりとりの承認をしてもらうために同席をお願いしていた、その彼も遅れて参加。

交番へ挨拶をして入ると、呼び出した警官は机に座るよう促し席に着いた。
警官「免許証!」
私「まず違反はなにか?を話すべきでは?」
警官「侵入禁止場所への侵入だ」(多分丁字路脇道の事・侵入はしてない)
私「どこですか?あの場所は終日そのような規制は行われていない」
警官「今日からあの時間は侵入禁止になったんだ」
私「冗談でしょ?侵入してないですよ」
警官「車の鼻先が入っていた」
私「あなたに呼ばれて車を止めたのであって、侵入はしていない」
警官「私は目の前で見ていた」
私「あなたが何のためにあの場所にいて何をしていたんですか?今日から規制が始まったのであれば、その注意喚起があなたの仕事で違反切符を誘導するような取り締まりはいかがなものか」
警官がここで帽子を私目掛けて投げつけてきた、そして暴言を吐き始めてきた」
警官「だまれ!お前は違反したんだ、免許証出して切符切らせろ」
いやはや豪快な警官だ、歳の頃は40代・・・現場に出ていることから、きっと出世から外れたらしい警官だ。
火がついた私・・・・
私「帽子を私に投げつけましたね?後ろにいる警官さん見てましたよね?」
警官(上司のようだ)「いや書類書いてて見ていない」
私「じゃなぜ今私の目の前に警官の帽子があるんですか?」
警官(上司)「前からそこにあったのでは?」小馬鹿にするように微笑みを浮かべてこう言い放った。
その後鉛筆やら書類も警官が呑んでいた缶コーヒーも投げつけ、その後立ち上がり私の首まで絞めてきた。警官「いうこと聞けぇ!」
友人が仲裁というか警官を引き離してくれたり、交番は異様な雰囲気w

ダメ警官威圧マックス

いやぁ笑うでしょう、こういう警官がいたんですから。
そこで警棒や拳銃で脅される前に拉致のあかない交番を出なくてはと思ったw。
私「争う!切符を切らしてやる、反則金は払わず検察庁へ出向く、名乗らなかったあなたの名前もこれでわかる、後悔しないようにね」
「あと後ろの見ないふりしていた同僚のあなたも同罪ですから覚悟してください、あまり市民を舐めた真似は警官として相応しくないあなたがたの行為でしたからね」

免許証を差し出し、警官は震える手で切符を切り始めた。
渡された反則切符の裏面もしっかり確認したが、検察への申し出の日付が抜けていたので丁寧に書き方を教えてあげた(過去何度も経験し切符を学んだw)
そのまま黙って渡してきたので「いうことがあるでしょう?裏面記載の事項を伝えなくてはいけないのですよ、できないのですか?なぜここまで私が詳しいか疑問に思いませんか?あなた方の行った行為は検察庁へと伝えられますので覚悟しててください」その場を友人と後にした。

検察庁出頭日

支払いの日付までに反則金を払わないと裁判所からの支払いの呼び出しがあり、そこでも支払い拒否を行うと検察庁へとその日に回される。
そして検察庁で驚愕の出来事が・・・・・
報告書に記載された内容は「友人を引き連れ交番に来るといきなり暴れ、暴言や警官の帽子を取り警官に投げつけ、拳銃まで奪おうとしていた。
上司と一緒に諭すように話をすると涙を流し反省し、違反を認め切符を切ったものである。」
どうでしょう?
調書は警官に作文されていたのです。

私「これが事実だと思いますか?現場警官の作文で、暴れたのは警官です、友人の承認もあります。まず違反をしていない、誘導され違反切符を無理矢理認めるように交番で恫喝され、暴言を吐かれました。
私は今日のように落ち着いて話ができる人間です、暴れたり暴言を吐いたりする人間に見えますか?もし検察が捏造した調書を採用するのであれば、帰りに新聞社に行きますがどうしますか?反則金の支払いを拒んだのはこういう違反事実がないからです、そして調書まで捏造した罪は重い」

検察庁担当「わかりました、あなたの言い分とその理由を現場警官から聴取し調べてみますのでお時間をください、今日はお帰りただいて結構です」

翌日・・・・隠蔽

翌日あの現場警官勤務の交番へ検察へ出向いたことを報告にいった。
私「すみません、お世話になっている〇〇警官と〇〇警官はいらっしゃいますか?」
交番「今日はあいにく二人とも非番ですので明日にでも、もう一度お越しください」

さらに翌日・・・・
私「すみません先日大変お世話になったんですが、〇〇警官と〇〇警官はいらっしゃいますか?」
交番「あぁそうですか、配属が代わり、〇〇島へ昨日から移動転勤しましたよ」
私「そうですか、わかりましたありがとうございました」

その後この件に関して裁判所からも検察庁からも呼び出しは今も来ていない、もちろん反則金の支払い催促もない。

今も昔も既得権のある人間が権力を持ち誤った使い方をしている世界がある。
圧力、恫喝、恐怖を相手に与え、相手を自分の思い通りに動かそうとする。

法律はあなたを守らない、法律は使う人間の都合で解釈され有利に使われる道具である