肩の痛み

肩の痛みは、肩関節周囲炎、石灰沈着炎、腱板断裂の３つの病気が原因となることが多いです。これらの病気は、肩の構造や症状によって区別できます。今回は、60代の女性でもわかるように、それぞれの病態について説明します。また、パーソナルジムでのトレーニングがどのように肩の痛みに効果的なのかもお伝えします。

肩関節周囲炎とは、肩関節を取り巻く筋肉や靭帯が炎症を起こす病気です。原因は、肩の使い過ぎや加齢による筋力低下などが考えられます。肩関節周囲炎の特徴は、肩を動かすと痛みが出ることです。特に、腕を上げたり後ろに回したりするときに強く感じます。肩関節周囲炎の治療法は、安静にすることや湿布や薬で炎症を抑えることですが、根本的な解決にはなりません。パーソナルジムでは、専門のトレーナーが肩関節周囲炎の原因となる筋力不足や姿勢の悪さを改善するためのプログラムを作成してくれます。適度な負荷をかけて肩周りの筋肉を強化し、柔軟性も高めることで、肩関節周囲炎を予防・改善することができます。

石灰沈着炎とは、肩関節の腱板（筋肉と骨をつなぐ組織）にカルシウムが沈着することで起こる病気です。原因は、腱板に小さな傷ができてそこにカルシウムが溜まることや、血液中のカルシウム濃度が高いことなどが考えられます。石灰沈着炎の特徴は、突然激しい痛みが出ることです。カルシウムが腱板から外れて関節内に入ると、神経や血管を刺激して激しい反応性の炎症を引き起こします。このときは、動かすと余計に痛むので安静にする必要があります。また、注射や手術でカルシウムを除去する場合もあります。腱板に負担をかけないように運動量や強度を調整し、血流を良くして石灰沈着炎を予防・改善することができます。

腱板断裂とは、肩関節の腱板が部分的または完全に切れることで起こる病気です。原因は、急な力や衝撃による外傷や、繰り返しの肩の使い過ぎによる摩耗などが考えられます。腱板断裂の特徴は、肩の力が弱くなることや、腕を上げるときに痛みが出ることです。特に、腕を横に上げるときに痛みが強くなります。腱板断裂の治療法は、安静にすることや湿布や薬で痛みを和らげることですが、完全に回復するには手術が必要な場合もあります。パーソナルジムでは、専門のトレーナーが腱板断裂のリスクを減らすためのプログラムを作成してくれます。肩周りの筋肉のバランスを整えて関節の安定性を高め、正しい動き方を身につけることで、腱板断裂を予防・改善することができます。

肩の痛みは、放っておくと悪化する可能性があります。また、肩だけでなく首や背中など他の部位にも影響を及ぼす可能性があります。パーソナルジムでは、あなたの肩の状態に合わせて最適なトレーニングを提供します。一人ひとりに寄り添った指導で、肩の痛みから解放されることができます。パーソナルジムで肩の健康を取り戻しましょう！