仕事に「コツ」を求めちゃダメ
アラフォーになると仕事に限らず様々な場面で「コツ」を聞かれます。仕事はもちろんですが、僕の場合は英語、中国語、ギター、会計などなど。
習得に時間がかかり、また一般的に難しいものほど人々はコツを求めるわけです。ダイエットなんかもそうですね。
でもこれは間違いです。今回はそんな話。
著者について
ギターセミプロ(ちょこちょこギャラ貰う)
英語ビジネス利用歴15年超
中国語も仕事で使う(中国在住)
元経営者(個人事業主)
有名JTCの現役中国駐在員
主に財務関係
結論:「コツを求めないこと」がコツ
結論です。コツなんてものを求めてはいけません。
「コツ」という言葉の意味を調べると、「要領、ポイント、要点」などと出てきますが、人がコツを求める時の意味はこうではないと思います。
努力しないで手っ取り早く成果を出す魔法の方法
がこの場合の「コツ」の定義としてしっくりきます。
「量が質に変化する」は真理
某鼻につく系インフルエンサーの言葉ですが、コレは真理です。英語やギターでよく聞かれる質問として、
「どうやったら上手になれますか?」
です。これに対する回答はいつだって「そんなこと言ってる間は上手くならない。」です。
当たり前なんですが、そんなこと聞いてる間に単語や文法の一つも覚えたほうが良いし、YouTubeでも見ながらギターの練習をしたら良いんです。
こういう質問をする人は大事なカッコが抜けてるんです。正しく表現すれば、
「(努力はしたくないんですけど)どうしたら上手になれますか?」
です。答えは「無理に決まってんだろバカ。」なので、ご査収ください。
人間が成長するためには量が絶対的に必要です。ライターなら読んで書いた文章の分量、カメラマンなら撮った写真の枚数、ギタリストならギターを弾いた時間、英語なら聞いた、話した、読んだ、書いた量。
コツなどという魔法の近道は存在しません。唯一あるとすれば、「コツを求めない」というのがコツになります。
原理原則を理解する
とまぁこれだけで終わると身も蓋もないので、一応コツっぽいものも書いてみます。
原理原則を理解することです。
要領が悪い人って何でも丸暗記するものだと思っています。記号のように捉えてしまうんですね。
でも仕事や語学、音楽には必ず原理原則があります。ここを理解しておくと、「こう来たら多分こうだな。」とか、「ここがこうなってるってことは、コレはありえない。なにか間違えているのでは?」とか気がつくことができます。
音楽であれば譜面にミスがあれば演奏する前に気が付きますし、会計であれば、ぱっと資料を見た時、不自然な部分が浮き上がって見るようになるものです。
コツというショートカットは存在しませんが、要領が悪いことによる遠回りはありえます。遠回りを避けるために原理原則を理解しておくことがとても重要です。
消費カロリー>摂取カロリーになっていれば痩せるわけです。これを理解したら後はそうなるように行動するのみ。
量をこなそう
そういうわけなので、原理原則を理解したうえで量をこなしましょう。読書なら最初は本を選ばずに何でも大量に読む。会計の勉強をするなら仕訳をひたすらやってみる。英語をやるならひたすらインプットとアウトプットを繰りかえす。
経験とは時間の経過でなく、こなした量の累積です。
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