蜜の味(熱愛編)

平成だろうが令和だろうが、人の恋愛、特に芸能人の恋愛は世間を賑わせる。SNSの発達により特にファンが匂わせに気づいて発覚パターンが多くなった。

誰もが携帯を持っており、学生時代からネット環境が当たり前にあるデジタルネイティブ世代が、週刊誌顔負けの写真を撮り、流出させるなんてことがよくある。当事者の芸能人に対しては不憫であるし、心中お察しである。

アイドル界隈では流出がある度に、「プロ意識」とか「ファンあっての人気商売」を盾に、何言っても良い(所謂お気持ち表明)をしている人もいるが、「夢を見させる」職についたのは自分なんだから我慢しろ、というのもなかなか一方的な意見だと思う。

アイドルに限らずだが、TVに出ている推しの姿はあくまで仕事中であり、プライベートは私たちの知っている姿とはかけ離れているかもしれない。

疑似恋愛のあれやこれやをギュッと凝縮した「リアコ」という言葉がある以上、パートナーがいると分かれば幻滅するのも仕方ない。

ただ、推しに「こう存って欲しい」とか「これをしてくれないなんて失格」みたいな支配的な感情を抱き、それを「夢を見させる」という一言で片付けているならパワハラ・モラハラに的中だ。

私は自分の推しに「(売れて)自由がなくて可哀想」と思われて欲しくないし、思って欲しくもない。自由がないことを売りにして欲しくない。
夢や幸せを届けてくれるのが推しの仕事なら、毎日推しが幸せでいて欲しい。


ただし、上記のようなことを思うのはあくまで知らない間に撮られ、流出された場合である。

あえてファンに嗅がせに行くような匂わせをしている者に関してはそんなレベルか…とがっかりするので、SNS解禁によるプライベートの切り売りには充分に注意し、あくまでONの姿だけを見せていただきたい。

p.s:というかあまりにもプライベートを仕事上に持ち出すようなことはして欲しくない。これは芸能人に限らず、一般的な職場環境(主に弊社)にも言えるけど。

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