英語と間違えてしまうカタカナ語(お出かけ編)
日本語にはカタカナ語が数多くあります。英語を話したり書いたりする際に、元からカタカナである言葉は、英語でも同じ表現だと思ってそのまま使ってしまいがちです。しかし、思わぬところで通じなかったりします。ここでは、実は英語ではないカタカナ語と英語で実は何というかその表現を紹介します。
コーヒーカップ(乗り物)
遊園地の定番の乗り物であるコーヒーカップは、英語では teacupと言います。乗り物全体で teacupsと言ったり、tea cup rideやmad tea partyなどとも言います。
ジェットコースター(乗り物)
これまた遊園地の定番の乗り物であるジェットコースターは、英語では roller coasterと言います。日本で初めてのこの乗り物につけられた固有名詞「ジェットコースター」が幅広く使われるようになった(普通名称化した)と言われています。よく考えてみると、jet(ジェット)とは一切関係がありませんよね。
カチューシャ(ファッション)
ファッションアイテムの一つであるカチューシャは、実は英語では通じません。カチューシャはロシア語の女性の名前であるカテリーナが由来だそうです。ロシアの人がよく身に着けていたものが、普通名称化したのかもしれません。英語では、hairbandやheadbandと言います。日本人からするとかなり違和感のある表現です。
パーカー(ファッション)
パーカーは英語では全く通じません。パーカーは人の名前だったりブランド名です。パーカーは、イヌイットの服を表すイヌイット語のparkaが由来になっているそうです。パーカーは英語では hoodie(フーディ)と言います。
キーホルダー(グッズ)
お土産やキャラクターグッズの定番のアイテムであるキーホルダーは、英語では通じません。ホルダーは何かを置いておく場所です。鍵を置いておく場所の名称が、いつの間にかその鍵についている物自体を指すようになったのでは、と考えられます。
キーホルダーは英語では key chain や key ring などと言います。
まとめ
身近にあるカタカナ語ですが、意外と英語以外の語源だったり、元々の意味から大きく異なって使われるようになっていたりするため、英語としては通じないことが多々あります。その背景には、元々会社名や特定のものを示す固有名詞だったものが、広く一般的なそのカテゴリーのものを示すようになる現象があります。また、指し示す対象が時代とともに近い別のものへと変化するなどもあります。
英語を話すときにカタカナ語を使う際には『もしかして和製英語かも』という疑いを少しだけ抱いておくと良いでしょう。
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