中学生のための「ポスターセッション入門ガイド」<プレゼンの技術とコツ>【自分の研究の魅力を伝えよう!】
<最も重要なポイント>
「発表」という意識よりも、「対話」の意識をもつ
パート1:コミュニケーション
「アイコンタクト」と「笑顔」
目線は、相手をただ見るだけではいけません。しっかりと意思疎通をする「アイコンタクト」を心がけましょう。
視線の切り替えと移動
1つの「短いテーマ」「短い考え」を言うときに、オーディエンスの中の誰か1人に話しかけるようにしましょう。センテンスやパートごとに区切って、次の人とアイコンタクトをとるようにするとよいです。
いつでもスマイル(笑顔)を!
アイコンタクトをしている間は、自然に笑顔を保つことが重要です。多くの人がプレゼンテーション中に過度に硬い表情になりがちですが、笑顔を保つことで、オーディエンスは応援したくなります。
パート2:姿勢とジェスチャー
基本姿勢
「自然体」が基本。ポスターセッションの場合、その研究内容が主人公です。よって、必要以上に身振り手振りをつける必要はありません。
よりよく見える「自然体」のつくりかた
ついついやってしまう「よくない姿勢」
オーディエンスから見て、気が散ることはしてはいけません。しかし、無意識な行動はついやってしまいます。よくあるパターンを紹介します。
● 足を前後に入れ替えたり、重心を片足に乗せたり、足を交差させる
● ポケットに手を入れてしまう
● 腕組みをする
パート3:話し方・発声
相手に届く声の大きさ
広い場所での発表では、大きくはっきりと話すことが重要です。自分が思っているほど声は大きくありません。はじめ、ほとんどの人の声は小さく聞こえます。お腹から声を出して最後列の人にも伝わるようにしている
● 発声方法(やや難)
お腹から声を出し、最後列の人にも伝わるように発声することが推奨されています。(会場の大きさやマイクの有無など状況に合わせましょう)
話す速度(スピード)
オーディエンスはあなたの発表を初めて聞きます。人は自分の知らない内容を簡単には理解できません。特に重要な部分ではゆっくり話すことを強く意識しましょう。
滑舌を良く
普段の会話と大きな声の会話では、滑舌のよさも違います。オーディエンスが聞いていて内容を理解しやすいように、単語やセンテンスがつたわりやすく話すようにしましょう。
発声練習は、声の出し方に自信がない場合に特に有効です。
パート4:発表者が舞台上で避けるべき行動
ポケットに手を入れたり、自分の髪を触る
リラックスしすぎた印象や不真面目な態度を与える恐れがあります。
足を組んで立ったり、足を交差させて立つ。 不安定な姿勢やカジュアルすぎる印象を与えるため、避けるべきです。
目をそらす
目が合わないと、オーディエンスは聞きたい気持ちが減ってしまいます。
早口で話す: 早口は聴衆に内容を理解させにくくします。
話の途中で「えー」と言う、あるいは言葉を詰まらせる
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