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1日30時間Spaceに入り浸るカネジュン ~2021年12月の日記

 全国の刃牙さん、貘さん、あけましておめでとうございます。2022年も無職。金田淳子です。
 最近の私と言えば、ご存じの方はご存じかと思いますが、「あんなにもclubhouseを恐れていたのに、めっちゃTwitter Spaceやってるな」という状況です。いつも「作業」という言い訳でやってるのですが、イラストとか描いてるときはいいものの、文章仕事になると、しゃべりながらでは全く進みません。ただ、寂しくて人肌を求めているだけです。BLに出てくる、ダメなタイプの尻軽(チン軽)キャラみたいになっています。愚地克巳ぐらい器のでっけぇキャラが抱きとめてくれないと、俺のspaceは止まらないんや……。
 でも日頃シャイなカレー沢薫メシアがたくさん話してくれたり、それこそ一生ご縁がなかったかもしれない方と、それなりにお話できたのが唯一の収穫ポイントです。 
 あと秋ぐらいからずっと迫稔雄(さこ・としお)先生のギャンブル漫画『嘘喰い』(全49巻、2月に外伝1巻発売、実写映画公開!)にハマっていて、年末は理解を深めるために年表を作ったり、pixivガンダーラを凝視したりしていました。ありがとうpixiv。大ジャンルと比べるとどうしても寂しい気持ちになりますが、刃牙と比べると体感で4~10倍ぐらいやおい作品があるので、辛くも生きながらえました。しかし刃牙と比べると、『嘘喰い』自体を読んでいる人が少ないため(※880万部売れている大ヒット作ですが、部数も超ヒット作の刃牙と比べると10分の1ぐらい)、話題にしづらいのが難点です。今年も隙あらば布教していきます。

 公式ページなどで表紙とか見ていただくと分かる通り、どんどん絵がうまくなっていくので、最初の数巻で「絵がいまいち…」とか思ってもチョットだけ我慢してください!! 最初の廃ビル編がいまいちなだけなんで!! 10巻ぐらいまで読むとだいたいの人間関係がわかり、さらにゲーム内容もすごい面白くなるんで!! さらに29巻で驚くべきBL関係が初めて明らかにされるんでぜひ!!(必死) 

❤宣伝コーナー❤
2月1日(火) 常に漢室再興のことを考えているマンガ家・しちみ楼先生の、三国志ブロマンス作品『美周郎がはなれない』のトークイベントにゲスト参加します!! リアルチケット・リモートチケット両方あります!!

2月14日(木)
 人気芸人のオカリナさん(おかずクラブ)、ドラァグ・クイーンのエスムラルダさんと、「実写BLドラマ」について語ります! 私は三次元の人間の顔を見分けるのが苦手なので、ドラマに疎いほうなのですが、初心者ならではの立ち位置で挑みたいと思います! こちらもリアル・リモートを選べます!

 雑誌『CREA』さんに載った記事(の一部)はこちらで読めます!


☆☆☆虚虚実実! 12月のカネジュン☆☆☆

12月1日(水) 
 しわすの挨拶。

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12月2日(木) 何も記憶に残っていない。 
12月3日(金) 
 この日初めて気づいたのですが、受注生産で『嘘喰い』グッズが出る模様。「デフォルメキャラで、缶バッチやアクスタ、アクキーを作る」という、「わかってるな」感のある内容。すかさず入金しました。ほんとはもっとキャラ数欲しいし、「立会人刺繍入りハンカチ」とか売ってほしいけど、立会人ハンカチを庶民が持ってるのは世界観的におかしいし、いままでに女性向けグッズがおそらく1個も出てない刃牙に比べると、この時点でかなり恵まれてるので、しょうがないよネ……。

 あと2月の原画展にあわせて、迫先生の原作の絵を使ったグッズがもりもり出るみたいです! 本心を言えば画集が一番欲しいんですけど(これは刃牙も)、原作を読んでいて一番気になってた扉絵がカラータペストリーになるみたいなので、マジ嬉しいです。貘さんアリガトウ……。

12月4日(土)
 ちょっと目を離すとTwitterスペースをやる女。(尿一郎さんの尿イベントのために、手持ちのマンガの男尿シーンをスキャンしたりしていました)

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12月5日(日) 
 『東京卍リベンジャーズ』の公式スピンオフマンガ『東大リベンジャーズ』というのがあるんですけど、正直、「誰が得するのか」と思ってしまうところがある。

 原作夢枕獏・漫画谷口ジロー『神々の山嶺(いただき)』(連載2000~2003年)を読みました。

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12月6日(月) 
 古典ミステリとして有名であるらしいクロフツ『樽』(1920)と、わりとよく似た趣向の、鮎川哲也『黒いトランク』(1956)を読みました。

12月7日(火) 何も記憶に残っていない。
12月8日(水)
 今年もランキング本のひとつ『このマンガがすごい!2022』が出たようです。
 このランキングが「オトコ編/オンナ編」に分かれていることについて、毎年のように「女性差別的だ」という感想を見ることがあります。そのような感想が出てくるのは、この社会が実際に女性差別的だから、仕方ない部分があると思いますが、『このマンガがすごい』については、私は異なる意見(むしろアファーマティブアクションに近いという意見)です。

 「オトコ編/オンナ編」という名づけに確かに誤解の余地があるため「少年・青年マンガ/少女・女性マンガ」などに変えること等も、機会があったら関係者に提言したいと思います。
 ちなみに、「このマンガがすごい!」が男女をどういう基準で分けているかというと、「そのマンガが載った雑誌・サイト等が、あらかじめ想定している読者性別」です(日本の雑誌のほとんどは読者層を男女・年齢層で分けて想定し、広告主などにアピールしています)。ですから実際のマンガ内容や読者層を細かく調査して男女を分けているわけではありません。今後、読者の性別をあらかじめ想定しない雑誌・サイトなども多々出てくると思われますので、「相対的に売上が少ないジャンルの名作」をすくいあげるために、また違った基準が考案されるかもしれません。
 付言すると、マンガのランキングや紹介本は「このマンガがすごい!」だけではありませんし、マンガ賞も毎年の小学館・講談社・文化庁の賞をはじめ、マンガファンの個人が発案した賞など、様々に設けられています。一つのランキングや賞ができることは限られていますので、利用する側(読者)も、様々な評価メディアを併用して、自分に合ったマンガを探していくべきかと思います。
 

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