61 George Harrison ☆ My Sweet Lord

【MY FAVORITE SONGS 61(私は音楽でできている)】
 
 「My Sweet Lord」はずっとラジオで流れていました。東京ではどうだったのかは分かりませんけれど、福岡ではそうでした。福岡のパーソナリティーというかDJさんたちは、いま考えると、相当ビートルズへの傾倒が激しかったように思います。

 まだラジオを聴いている人がたくさんいて、音楽でのラジオの影響力が大きかった時代で、たくさん流れれば覚えるし、レコードも売れてベストテンなんかにも入ってきますから、DJさんの力が音楽業界には相当働いていたのだと思います。

 「マイスイート・ロード」は世界的なヒット曲です。ジョージ・ハリスンのヒンドゥー教の信仰告白の歌だと言われていますが、とても清涼感があって、さわやかな印象が強い曲です。ビートルズの中では一番の社交家で、他のミュージシャンとの親交も深く、たくさんの人に愛された人柄が現れているのではないでしょうか。50年前に菜食主義だったり、いまジョージ・ハリスンがいたら、どんな生き方や表現をするのか、とても興味があります。

 『ホワイト・アルバム』の「While My Guitar Gently Weeps」や『アビイ・ロード』の「Something」「Here Comes The Sun」も、私の大好きなジョージ・ハリスンの曲です。彼は、ラヴィ・シャンカールに師事して、実際にシタールも演奏していますし、インドや中国など思想に影響を受けていたからか、どこか東洋人の私には、スッと入ってくる親しみやすさがあったのかなと思ったりします。

応援よろしくお願い致します。