101 The Cascades ☆ Rhythm of the Rain

【MY FAVORITE SONGS 101(私は音楽でできている)】

 梅雨時になったら必ずと言ってよいほどラジオで流れるのがザ・カスケーズの「悲しき雨音」でした。50年以上前の曲ですが、特徴的なイントロで、雨と言ったら、いまでも真っ先に思い出す歌です。情景がはっきりと浮かびますし、失恋の雨の歌なんだけれども、私にはジメジメした感じがありません。子どもの頃聞いたイメージがそのまま残っているからかもしれません。

 ふと、いまは流れていないのかなと、考え直してみて、最近私自身がラジオをほとんど聞いていないことに気が付きました。まず、ラジオを持っていません。たまたま車に乗っていてナイターを聞くとか、自然災害などのニュースを流すくらいで、通勤で乗っているときでも、スマホのYoutubeやポッドキャストをBluetoothで飛ばして聞いています。

 Youtubeをはじめ、映像ばかり見ていて、本も以前以上に読まなくなって、自分の創造する力、文章や歌などから情景をイメージする力がどんどん衰えているのではないかと思いました。使わない力は、必ずやせ細って衰退します。おそらくこのことは、子どもたちの感覚においては、もっと顕著なのかもしれません。読んだり聞いたりすることによって想像力を育むことが難しい社会になっていくのかもしれません。

応援よろしくお願い致します。