カウンセラーからワーカーの時代へ
「おせっかいワーカーになろう㉓」
古い話になります。私が児童福祉に携わり始めた70年代終わり、家庭で養育できない要保護児童が児童養護施設に入所するために児童相談所から送られてくるケース記録(当時は青焼き)は相当な厚みがありました。親の死別や離別によって、子どもを家庭で養育できなくなった場合、当時の社会は、まず近所の知人や親族が一時的に面倒をみたり支えたりして、長期化しそうになると何とか親類縁者を頼って育てる人を探そうとしました。そのために、何度も転居・転校した子どもの移動