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【ネタバレだらけ】東京03 FROLIC A HOLIC feat.Creepy Nuts参戦レポ

くだら

【当日までの軌跡】

2023年3月4日、この日は私にとって
絶対に忘れられない日になった。

この日のことを綴る前に、私が
どれだけのクソデカ感情を抱いて
その日を迎えたかを知ってもらう
必要がある。いや、正確に言うと
知らなくてもいいんだけど、
知らせたい。いや、聞いて？
ねえ、聞いてってば！
何で聞いてくれないの？
私のことなんてどうでも良いんだ、
いつもそうじゃん！仕事仕事って！
私と仕事どっちが大事なのよ！
…あ～、破局の音が聞こえます…(？)

さ、気を取り直して…私は今年23歳。
そんな現在から10年以上時計を戻して…
小学生のくだら少女は家族の影響で
お笑いが大好キッズ。土曜日になると
録画したレッドシアターに張り付いて
休日はレッドカーペットで満点
大笑いしていた。

そんなくだら少女が初めて衝撃を
受けた芸人が「東京03」。
世間のことなんか何も知らない
小学生のくせに、意味が分からなくても
引き込まれるテンポ感と演技力に
度肝を抜かれた。

それでは、その衝撃の出逢いから
2、3年経った、小学6年生のくだら少女の
卒業アルバムを見てみましょう。

「会いたい芸能人　東京03」

凄くない？小学6年生で会いたい
芸能人東京03って書く奴おる？？
その横のスペースはその時ドはまりしてた
ジャニーズの名前が書いてあるんだけど
ややこしくなるからそれはまた今度。

そんなくだら少女の小学6年生の
頃のお気に入り番組はピラメキーノ。
はんにゃ金田が大好きだった(今も)。
つまり幼少期の私の放課後を
作ったのはフロホリゲストの
佐久間宣行。もはや私が
オークラさんじゃないと説明が
つかないくらいのキャスティング。

そこから時計をさらに進めて
3年ほど前、ハナコのラジオに
東京03のリーダー飯塚さんが
ゲスト登場したとき、メールを
採用して貰ったことがある。
「私は小学生の頃東京03にハマった
大学生です」という冒頭を聞いた
飯塚さんが

「小学生から？！渋いね？！」

と言ったことに盛大にニヤけて
5回は余裕で巻き戻した。

その時期辺りに、自分を取り巻く
環境の変化によって突然Creepy Nutsの
音楽が刺さる時期がやって来た。
自意識ツイートを見たことがある
人なら分かると思うけど、私はかなり
自意識が拗れている。

例えば、犬に吠えられたとき
「あの人吠えられてる」って目で
見られるのが嫌だから犬と道端で
すれ違うのが苦手。カラコンをつけて
周りから「カラコンつけてる！」って
言われるのが恥ずかしいから
カラコン付けて出掛けるのが苦手。

そんな私に、ラジオで語られる
DJ松永の自意識トークは当たり前に
刺さりまくる。分かりすぎて、
ちょっと気持ちが軽くなる。
そして2人の関係性に憧れる。
お互いのマイナスをお互いで埋める、
マイナスをプラスにしあえる
関係性のアツさに武者震いする。
気付けばライブに行くほどになり、
松永さんをレッド松永にした
メールは家宝にしたいと思ってる。

そして時間は戻って現在。
その日の私は、Creepy Nutsの
オールナイトニッポンを聞きながら
バイトの疲労で寝落ちしてしまった。

翌朝目を覚ますと、先輩から1通のLINE。
「これはもうくだらやん」
朝一で「何が…？」と呟きながら
通知を開くと、そこには

東京03×Creepy Nuts

の文字。「私やん…」って声出た。
は？！なに？！どういうこと？！
夢？！と立ち上がって、座って、
もう一回立ち上がった。

もう一つ説明しておくと、
私は周りが引くほどのインドア派。
休みの日外出を匂わされただけで
半泣きになるほどのインドア派。
そんな私が、遠征を即決するほどの
破壊力がこの情報解禁にはあった。

当日を迎えるまでは特に
昂ぶることもなく、淡々と日々を
過ごしていた。ただ当日、
武道館に着いた瞬間胃痛。何かもう
始まったら終わってしまうから、
始まるな！とすら思って席に着いた。
席はなんと2階の1列目。
アリーナは全面使用で、サイドが
客席になっていたため、2階の1列目でも
しっかり見える👀

【いざ、開幕】

そんなこんなでいよいよ
「東京03 FROLIC A HOLIC
　feat.Creepy Nuts」
が幕を開けた。

最初に始まったのは、豊本さんの
ボイスメッセージ付き動画。
このイベントの楽しみ方を
説明してくる構成だった。
あくまでコントライブだから
音楽パートも座ったままでとのこと。

幕が上がるとキービジュアル同様、
ピンクの服を着たCreepy Nutsと
黒スーツの東京03。この時点で

くだら涙。

飯塚さんがそこにいるという感動と、
大好きな二組がそこにいる状況の凄さ、
ここに至るまで頑張ってきた日々の
回想が一気に駆け巡って泣いた。
ツーッと流れるタイプの泣き方した。
あの、わんこと飼い主の感動の
物語を見たときのワイプの
芸能人の泣き方した。

【括れない悩み】

始まったのは「括れない悩み」
呆然とした表情のCreepy Nuts。
2人を「これからの未来に希望を
抱いた若者」と説明する豊本さん。
「見えない」と言う飯塚さん。
そこから2人の抱える括れない
悩みを聞いていく。

･自分は自意識に苦しんできたけど
  少し変わった今、周りからの自分と
  違ってモヤモヤする
･否定する人を否定したいけど自分も
  否定する方になるのでは

みたいなラジオとかでよく聞く悩みを
言い始める松永さん。

それに対して

･彼女から浮気するなと言われるけど
  モテないのは嫌とも言われる
･女の子から来たLINEの通知を偶然
  タップしたらずっと待ってたみたいになる

と女の子の話ばかりのRさん。
楽しそうにツッコむ飯塚さんに
「あっちの方が盛り上がってたろ！」
と怒り、ルッキズムが許せないけど、
北川景子が好き、恋愛的な好きと性的に
グッとくるの境目は誰が知ってるんだ！
と崩れ始める松永さんを見て、
「オークラさん本当人柄生かしたコント
　作る天才だな…」と震えた。

「大人ってそういうもんだ！」

っていう大人の階段上らせ師角田さんの
一言に最初から強く生きる
活力を貰って胸一杯になった。

【オープニング曲「くくるな」】

フロホリではお馴染みの
GENTLE FOREST JAZZ BANDと
Creepy Nutsのコラボ。
Rさんの声質ってコーラス入っても
耳馴染み良いな…って引き込まれた。
松永さんのDJプレイまで堪能できて
最初の曲から大分豪華。

【人の目】

コント2本目。始まった瞬間からこれは
東京03のためのコントだなって一瞬で
分かるコントだった。
駅のホームで人混みを掻き分けて、
取引先の社長に融資を頼みに来た
角田さん。でも声を掛けられたのは
全然社長じゃない飯塚さん。

「皆が見てるカラッ！！」と
演技に付き合わされて、アツい演技の
指導までされ、警察呼ぶと立ち去ろうと
したところに入ってくる良い声。

吉住登場。

舞台女優だったけど、お客さんがつかず
やめたばかりの「ノブコ」。


「何であなたなのよっ…！」
「私にはお客さんがつかなかったのに！」

警察呼んだら痴漢されたって叫ぶよ～？
捕まるのはどっちかな～？警察呼ぶ～？
って淡々と言うノブコに飯塚さん渾身の

「怖えよ！！」

が聞けて私また涙。
笑ってんのにまた涙。
吉住本当に良い声だし、世界観に
引っ張ってく力が半端なくて最高…っ。

【括れないラジオ①韻陰師】

佐久間さんと松永さんのラジオ番組。
実際にラジオやってる二人ならではの
安定感が最高。もはや始めてくれ。
挟み込まれたリスナーの名前が
土下座バカなのもなんかリアル。

佐久間さんが、俺マネージャーいないから
初めてだよ財布も鍵も持ってここにいるの
って言ってるのリアルで笑ったな～。


括れないラジオにゲストで登場した
韻陰師のダークさんは、韻によって
どんな言葉もネガティブに
変えてしまうらしい。

1度暗転して始まる寸劇。
ここで登場したのが佐倉綾音さん。
(2日目は百田夏菜子ちゃん。)
別れ話をする佐倉さんと角田さん。
「あなたをずっと愛してる」という
佐倉さんの言葉で暗転。

場面はラジオブースに戻り、
韻陰師はその言葉を
「まさかのグッドガイ死んでる」に
踏み換える。

別れ話をする佐倉さんと角田さんの
元に現れ、別れる必要がないことを
諭す豊本さん。その後立ち去る時に
転び、「まさかのグッドガイ死んでる」
で暗転。

その後もう1本。
お洒落なお店で佐倉さんに対して、
「君の瞳にカンパイ」と言う角田さん。
照れる佐倉さん。

場面はラジオブースに戻り、
韻陰師はその言葉を
「勢い、飛び火、犯罪」に踏み換える。

2人の元に飯塚さんと豊本さんが現れ
「全然銀行強盗してくれないじゃん」と
絡んでくる。笑いながら質問攻めし、
写真も撮った飯塚さん、豊本さんが
銀行強盗の約束を取り付けたところで暗転。

単独でも数本しか見られない飯塚さんの
はっちゃけパートしかと目に焼き付けた。

ラジオブースに戻り、3人のトークを
挟み、佐久間さんの

「ここで1曲お聞き頂きましょう。
Creepy Nutsで2way nice guy」

湧く武道館。ここの構成本当震えた。
曲中に「ダークさん、2way nice guyを
踏み換えてください」と振られて、
「休憩ないと辛い」で踏み換えた
ダークさん。

そこで挟まれたサックスのソロパート。
あ、そこは回収されないんだな～と
聴き惚れてると、段々苦しそうになる
演奏者。「あれ…？音響ミス…？」と
思ったら、サックス奏者が倒れ込み、
そこで指揮者の口から飛び出した
「休憩ないと辛い」。
わ～天才っ！！！！！ってなった。
Rさんの韻を踏む能力を存分にコントに
織り交ぜて、曲もラジオも絡めてくる
オークラさん恐ろしい。

【括れない感情】

歩いてくる飯塚さんを呼び止めて、
この間家に連れて行った彼が言いたいこと
あるらしいと言う角田さん。

「ずっと好きでした！！」と伝える
豊本さん。ここで衝撃のワード。

「10年以上飯塚さんのファンなんです！」

目を見開く私。こっちを見てくる友達。
伏線回収された私の卒業アルバム。

でもこのコントの豊本さんは、
飯塚さんの物を盗んだらしい。
いや、そんなことはしてません顔の私。
気をつけてねという目で見てくる友達。

角田さんが言った

「豊本くんは10年以上飯塚ちゃんの
ファンなんだよ？本物のファンだよ？」

って台詞にちょっとニヤつく私。
うえーいって顔してくる友達。

盗まれたのは元妻から貰った万年筆。
その妻が今は豊本さんの彼女。
(しかもこれがノブコ)
土下座までしたのに振られ、
ノブコを取られ、万年筆を返され、
感情大爆発の飯塚さん。

そこで現れる大ファンのアイドル
ラブちゃんで感情ぐちゃぐちゃの
飯塚さん。ラッパーのダークが現れて
更にテンションが上がる飯塚さん。
立ち去ったダークさんが戻ってきて、
「ラッパーになったきっかけです」
って写真までお願いされる飯塚さん。
ぐちゃぐちゃで色んな感情になった
飯塚さんを見せて貰えて歓喜。

写真撮るシーンの飯塚さんまじJK。
あの写真どこかに載せてくれ。
家宝にしたい。

【括れないラジオ②バカDJプレイ】

またもや舞台はラジオブース。
佐倉綾音さんがアイドルスタイルで
登場。曲者をまがりもの、言語道断を
げんごみち、何卒をなにそつと言っちゃう
アイドルの声を松永さんが、DJプレイで
格好良くするというコーナー。

まずそもそも佐倉綾音さんが最高。
客席に指ハートしたり、
くるっと回って小首傾げたり、
それなのに野太い声でバカ台詞を
発してくれるギャップが凄い。
ほんでとにもかくにもずっと可愛い。
声優の本気をこんなに惜しげもなく
見せて貰っちゃって有難すぎる。
そして松永さんのDJプレイは相も変わらず
天才的。バカな音声がめちゃめちゃ
格好良くて、これだけで公演時間全部
使っても余裕で楽しめたもん絶対。
(2日目は百田夏菜ちゃん、
こちらもガチアイドルで可愛かった。)

2本目は「これはカレーの染みだって！」
「そんなのここにつくわけないじゃん！」
ってあ…う○この話だなってなる台詞。
佐倉さんの気迫をこの台詞で感じて
良いのか…？って私が括れない
感情になったわ。

松永さんがDJプレイをした後、
指にキスして掲げたり、背中向けたのを
見て、佐久間さんが「これ本当に
決まった時にしか出ないやつ！」って
言ってる本当笑った。

松永さんたちがはけてくる側にいたから
はける瞬間も見てたけど、アーティストの
イヤモニ外す姿って何であんなに
格好良いんだろうね。

【居酒屋にて】

ノブコが演劇をやめた日のお話。
元気づけようとする角田、飯塚、豊本。
だけど、角田さんの回しが絶望的にヘタ。
それに対して「ニンじゃない」と
一蹴する飯塚さん。

「角田くんを見て未練がなくなった」
「人間ニンじゃないことをすると
　みっともないんだなって気付けた」
といわれる姿は、これぞ角田さんって
感じで本当最高だった…。

【グッズ紹介曲】

彼女と別れずに済んだアーティストの
角田さんからグッドガイに捧げる曲が
ビデオと共に流れ出した。
夢は武道館ドラゴンミュージック
フェスに出演すること。
その目標を歌いながら、ちゃっかり
フロホリのグッズ宣伝。
東京03の単独恒例角田さんの歌を
聞けた喜びは凄かった。

【Change My Life】

角田さんの真骨頂を見せられた後は、
R-指定の真骨頂が始まった。

同窓会で誰も話し掛けてこない中、
唯一話し掛けてくれた佐倉綾音さん
演じるゆかりちゃん。
それを見て、10年やってるのにラップで
結果も出せてない奴と吞む価値ない。
10年間のラッパーなんて承認欲求の塊だ
とバッサリ切る吉住演じるずみちゃん。
絶対金持ってないからお金も出さないよ？
くその役にも立たない自分語り聞かされ
こっちがお金払うなんて
「ｿﾚってぇ地獄でしかなくなぁい？」
って超腹立つ言い方する吉住本当好き。

このコントの凄いところは、
地に足ついてる、扶養に入ってる奴らと
不要な奴の自分の差を突き付けられるRが
ゆかりとずみちゃんの会話の合間に、
ラップを挟み込んでくるところ。
多分Rさんが実際に言われてきた言葉が
被ってるんだろうなって染みる染みる。
何か凄い心に来た。

それでも一緒に吞みたいと誘ってくれた
ゆかりちゃんはどんどんアドバイスを
Rにぶつけてくる。最初は嬉しかったけど
だんだんキツくなってきたRが頭で
言ってたラップが口に出てしまう。
「うるせえうるせえうるせえうるせえうるせえ」
「知ってること言わないでくれ
　当たり前のことばっか言わないでくれ
　当たり前のアドバイスをいっちょ前に
　されるのがいっちゃん辛い」
「ああ嫌いになりたくなった」
「ああ結局お前も同じか」
「親切丁寧親身なフリして心底
　バカにしてんだろ知ってるんだ」
「どう？楽しかった？
　下の下見て安心した？」
「その人生の貴重な暇つぶしの一部に
　なれて光栄でしたっ」

畳みかけるRさんのラップに、
ここに来るまでためてきた感情全部
乗ってる気がして胸が詰まった。

めちゃめちゃ私情挟むけど、
夢との狭間で日々葛藤してる私は、
この武道館までの移動中、友人と
夢についての話を繰り広げてた。

「何者にもなれない自分」と
「何者かになりたい自分」

「成功すると信じてる自分」と
「無理なのかも知れないと思う自分」

それこそ括るべきじゃないかもしれないし
そもそものレベルが違うけど、
もがき苦しむRさんの姿にさっきまで
話してた自分と友達の今が重なって
涙が目に溜まった。

コントへ戻って、強烈なディスを食らって
帰ってしまうゆかりちゃん。
ずみちゃんが言っていたようにお金を
持っておらず、食い逃げ状態になるR。
それを救ったのはネットテレビの
プロデューサー飯塚さん。

女性をディスる姿に感激し、
これからは誰にでも好きなことを言える
存在が貴重だ！とお金を出して
番組にまで出してくれることに。
アイドルのラブちゃんをディスり倒し
めちゃめちゃ泣かせる。

Rさんは「MC地獄」として突然
成功を掴み、街行く知らない人に
「ディスってください」と声を掛けられ、
散々言っていたはずの同級生
ずみちゃんからもずっと応援してたと
電話が来る状況。

括れないラジオにもゲスト出演。
土下座バカからも「そんなに絡みない
芸能人さんをディスるときどうするの？
その辺ご検討ください」とメールがくる。

しかし、カンペで指示されたから言った
ディスが大御所の逆鱗に触れ謝罪。
それを話されキャラ崩れ。
神対応すれば本当は気が弱いとレッテル
貼られ、プロデューサーからも新しいの
何かない？今更普通にラップをやっても
誰も興味持たないと言われる始末。

悩んで地元に帰ったRさんは夜の
お店でゆかりちゃんと再会する。
悩みを吐露すると、相変わらず
畳みかけてくるゆかりちゃん。
ちょっと受け入れると100で
ぶつけてくるゆかりちゃん。

その流れで

【サントラ】

Rさんがこの曲を作るまでの日々とか、
松永さんのここまでの日々とか、
フロホリに辿り着くまでの色んな人の
人生を感じてぶわって感情込み上げて、

「夢なんて見なけりゃ苦しまないそれでもこうして藻掻いてゆくしかない」

の歌詞に自分の夢への日々やこれまでの
葛藤が重なって涙がとまらなかった。
私何だかんだ夢追いたいんだなって
気付かされて溜まった涙が流れた。

コントライブだから泣いちゃダメだと
思ってたけど、これは括れない
ライブだから泣いても良いんだって
思ったらもう引っ込みつかなかった。

【やめる】

ここからは回収回収のオンパレード。
アーティスト角田が出たがっていた
武道館ドラゴンミュージックフェスに
出る予定だったラブがリハーサルに顔を
出さずに豊本さんが激切れ。
角田さんが土下座をする。
「あの子は本番に強い子なんです…」

ラブが出たくないと言いだしたのは、
MC地獄が原因らしい。
ラブはディスられてから、あんなに
はっきり言ってくれた人は初めてだと
崇拝していたらしい。

場面は変わって括れないラジオ。
武道館で生放送しており、今日の
フェスにも出演予定のMC地獄が登場。
「前回来たときと全然違うよね」と
言う松永さんと
「守るものができたからかな？」と
結婚をイジる佐久間さん。
ちょっとニヤつきつつも役に戻り、
MC地獄はそこで突然
「ラッパーをやめる」と言い出す。
それを聞いていたラブは私もやめると
言って聞かない。

「何でやめるのよ…まがりものじゃ…」
とぼそぼそ囁く言うラブちゃん。
「土下座にもメソッドがいる」と
格好つける角田さんに
「横文字使うニンじゃない」
「あなたは土下座のニンだ」と
言い出す飯塚さん。

突然辞めると言い出したMC地獄に
慌ててブースに飛び込んできて
「どうしてよ…待ってるお客さんが
いるのに…私にはいなかったっ…」と
泣き出すマネージャーのぶこ。

ラブちゃんとMC地獄の関係性。

伏線回収がもう止まらないのよ…
2時間サスペンスでもなかなかないよ
ここまでの伏線回収。

「やめる！」「やめないよぉ～？」
の攻防を繰り返すのぶことMC地獄は
本当に面白すぎて腹筋痛かった😂
吉住の語尾のロングトーン大好き。

角田さんの長尺土下座も
東京03っぽくて最高だった。
角田さん年々土下座フォームが
綺麗になってるもん。

佐久間さんの
「それでは引き続きお楽しみください」
を合図にまた始まるのぶこVS地獄。
「地獄ぅ～やめないって言ってよお～」
「だからや～めるって！」
「や～めないのっ！」
翻弄される佐久間さんと松永さんの
顔もまた絶妙で本当に大好き。

そこに乗り込んできたラブちゃんと
飯塚さん。基本ベースがバカだから、
やめないで欲しいと伝えるのもヘタ。
通訳する飯塚さん。そしてそこでくる
土下座バカからのメール。
耐えきれず「うるせえ…」とラップを
始めるMC地獄。それを遮る飯塚さん。
「今、土下座バカのメールの
　途中だろうがあい！メールの途中で
　話題が変わってそのメールが
　フェードアウトで終わるの出した
　リスナーからしたら最悪なんだよ！」
ラジオリスナーだらけだろう武道館、
この台詞で一旦拍手。凄い頷きの量。
多分この日日本一頷きが多かった場所。

そして、「とりあえずメール聞け！
その辺！ご検討ください！」と
言ったことで明らかになる、
土下座バカ=飯塚さんという事実。
この回収には震えた～…！

更に上乗せで「メールとかええやろ。
今俺の人生の話しとんねん」という
Rさんに、土下座バカもとい、
飯塚さんが放った「うるせえ～！」
「好きなように生きられないとか、
　今更変えられねえとか、
　本当の姿には誰にも興味持って
　もらえないとか、そんなもんだよ！
　大人ってそんなもんなの！」
「皆それ受け入れて生きてんだよ」
「本当の自分に興味持って
　貰えないとか言ってるけど、
　そんなの見せ方次第でいくらでも
　変わるから！あんたは自分で自分を
　括っちゃってんの！！」
つて言葉。最初のコントの大人って
そういうもんを回収しつつ、
メッセージ性もある台詞が刺さって
刺さってもうくだら放心状態。

「そのへんっ！ご検討くださいっ！」
って声を上擦らせる飯塚さんが
真骨頂すぎて好きが溢れた。

去り際に「写真良いっすか？」と言う
土下座バカ。「え、そういうタイプの
リスナー？」とドン引きの佐久間＆松永。
恐らく出演者の大半が嫌いなタイプの
リスナーを挟み込んでくる辺りさすが
バックにニッポン放送ついてる感。
「船長～っ」と言いながらカメラを
構える飯塚さんに大笑いの
佐久間宣行ANN0リスナー。
松永さんが本当に嫌いなタイプの
リスナーだろうなと思って
めちゃめちゃ笑いました。

そして土下座バカの由来が角田さんだ
という部分も綺麗に回収されて
舞台はまた括れないラジオ。

括れないラジオのパーソナリティを
松永さんが卒業するという発表。
それに対して佐久間さんの
「いつ？3月？これに関しては本当に
　寂しいんだよ」って言葉には
CNANNリスナーうるうる。
「新しいパーソナリティはこの方！」
で登場してきたのが若林正恭！！！

「どうもラジオスターです」

湧き散らかすannkwリスナー。

豪華すぎる若林さんの曲振りで始まる

【のびしろ】


松永さんと若林さんの関係性を
思ってこれまたグッときたけど、
これを越えるグッがこの後に
待ち受けてた。

【わかばや師】

ビニール袋片手にスウェット、
サンダル姿で松永さんを従えて
登場する若林さん。

「松永の出番が少なくない？」
と物申す若林さんに、
「違う！稽古の時がひどかったの！」
「だから徐々に出番減っちゃったの」
と説明する飯塚さん。

「でも今日良かったでしょ？松永は
　本番に強い子なのよ」とさり気なく
前のコントを回収する若林さん。
「そう！だから俺もびっくりしてる」
と笑っちゃう飯塚さん。

コント狂い飯塚さんを前に、
「コントって恥ずかしいからさ」と
大煽りしてド突かれる若林さんには
笑い止まらんかった。

松永が目立てるショートコントを
作ってきたからやってくれと
ムチャブリする若林さん。

取り調べ中、認めない犯人。
頼んだ出前がまさかのロコモコ丼で
犯人が驚くというショートコント。

まず見本を見せてあげてと言われ
やって見るも「お上手」と煽られる
飯塚さん＆豊本さん。
そして、松永さんとペアを組まされ
「上手すぎる。ドラマ出てるのは
　分かるけどさ、松永が負けちゃう」
とまさかのダメ出しされる角田さん。

完璧に決まったと思ったら、
「飽きちゃった。ロコモコ丼
　頼むところからで良いわ。」と
ダメ出し。終わらない理由をポツリ。
「俺まだラジオまで時間あんのよ」
知らねえよ！とド突かれながらも
ダメ出しを繰り返し、
「オチ弱いから顔芸して？」と
まさかのコント師東京03に顔芸を
振るめちゃくちゃな若林さん。
嫌がりながらも顔芸した飯塚さんに

「ニンじゃない」

と言ってまたド突かれる。
東京03の顔芸だけでは納得せず、
「オチっぽい曲付けられる？」と
GENTLE FOREST JAZZ BANDまで
巻き込んで「短い短いもっと溜めて」
ともう完全に総監督の若林さん。
挙げ句、一番笑ったのは

「俺まだラジオまで時間あんのよ」
「佐久間さんいる？出てきて？」
「オークラさんいる？出てきて」

と制作陣まで呼び出して、一緒に
顔芸をさせる若林さん。もう完全に
ブレーキなくなった暴走芸人。

まさかの飛び火にオークラさん
タジタジ。佐久間さんも思わず
「俺ここリハしてねえんだよ」と
タジタジ。庇われてた松永さんすらも
「この人めちゃくちゃだよ」と
笑い出す。その結果自分がセンターで
変顔決めるんだもん本当スターだよ笑。

あと、松永さん1回もロコモコ丼
言えてなかったのがさり気ない
ツッコミポイント。

【韻陰師と春日】

2日目は飛行機乗って帰ってたので
配信で見たけど、春日回も良かった～。

オードリー春日俊彰
　　　　↓
大トリ春日の辞退

フロリックアホリック
　　　　↓
ストイックな媚びる

ももいろクローバーＺ
　　　　↓
おもしろ武道家デッド

括れないラジオ 佐久間宣行
　　　　　↓
打つ手ない最後 春日の窮地

1本目以外は全部アドリブ。
韻陰師ダーク(もうほぼRさん)が
「踏めました」って言う度に、
「踏むなよ」ってキレ気味の飯塚さん
めちゃくちゃ笑った。

何か自信満々な春日さんと、
1日目同様、恐らくリハもしてない
出番が終わって休憩してただろう
百田ちゃんと吉住も巻き込まれての
即興コント。
スベらなきゃいけないところで
笑いを取っちゃう春日さんと、
それでも「何で私なのよっ！」と
フロホリの世界観そのままに観客の
心を掴んだ吉住の流れ見て、
思わずため息ついちゃった。

【エンディング】

Creepy Nuts×GENTLE FOREST JAZZ BAND

【欲しかったエンタメ全部乗せ】

フロホリが終わって、
ホテルに戻っても余韻が凄くて、
終わったのが寂しくて、
生きる活力貰えたのが嬉しくて
また泣いた。
動物と飼い主の絆動画見たときの
ワイプの芸能人の泣き方した。

コントがあって、音楽があって、
ラジオがあって、ドラマがある。
誰かの人生に自分の人生重ねて
笑ったり、泣いたり、考えたり、
とにかく感情かき回される。

私の好きな物が全部詰まった空間。
私の求めてたエンタメが
この日の武道館に確実にあった。

どうか両日分とももれなく
円盤化しますように。

ここまでの人生の生きてきた
意味みたいなものをくれて、
これからの人生の生きる活力をくれた
フロホリに大感謝。

私はやっぱり東京03が、
飯塚悟志が、Creepy Nutsが
大好きだ。

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