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元作詞家の〝チョイ長〟呟き…団欒

 ネット社会の恩恵か、PCでもスマホでも個々一人一人が独自の観賞用画面を持つようになり、家族揃ってテレビで映画やスポーツを観る機会が今はほぼ無くなったのではないでしょうか。

 子供時分我が家では食事中のテレビは禁止されており、否応なしに会話を強要されました。映画等も家族揃って観る機会はそこそこありましたし、何せテレビは一家に一台ですから何やら面白そうな番組を観ていれば自然と其処に人は集まる訳です。

「家族とのコミュニケーション不足が現代の社会問題や起こる事件の要因の一つ」という推論は多かれ少なかれ当たっていると思います。もっとも女性の社会での活躍も含め、家族形態自体が諸々変わって来てもおります故、これ中々解釈の難しい所でもあろうかと。

 先日も日頃やり取りさせて頂いております、あるクリエーターさんから頂戴したコメントにも

家族みんなで/誰かといっしょに映画を鑑賞する、という文化形態そのものが、もはや過去の遺物ですね。
コメント文をそのまま引用

とありました。少し年上の先輩クリエーターさんですが、世代なのか?同様な視点で物事を捉えていらっしゃる方がおられることに嬉しさを感じました。

 それ以上に共感した同コメントの一節が、ご家族で映画「エマニエル夫人」をたまたま?ご覧になった際の

家族そろってのお茶の間が突然凍りついたあの時間が、懐かしいやら面白いやら。
コメント文をそのまま引用

でありました。
「確かに!!」
そんな瞬間が多々御座いました。
m氏、これ最高でありました。
有難う御座います!

 我が家では「さてと・・・」なんて言いながら、しれっとチャンネルを変える父の表情が懐かしく。彼が独りでこっそりと「11PM」を観ていたのを私はよく知っております。

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