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元作詞家の「とりま Rock しちゃえばいいじゃん!」Rock No.7

♬ White Lines (Don't Don't Do It)

Duran Duran

 80年代初期、グラム・ロック時代から派生したニュー・ロマンティックという例によって定義困難なムーブメントに乗って現れた「デュラン・デュラン」。しかし彼等は確かにUK独特の洒落感を持つ所謂モテるロック・バンドでした。

 かのダイアナ妃が大ファンであったことも有名な話。

 結成時から慌しいメンバーの出入りに始まり、多くのヒットを生みながら今でも現役を貫いているのは並大抵なことではありませんが、時代は流れて皆さんお歳は召されましたね。

 ランキング・チャートに於いては常連であり、「リオ」や「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」を聴いた印象は〝格好いい売れ線バンド〟、でも私は素直に好きでした。MVも上質でしたね。

 その後私の気に留まった荒々しくワイルドな楽曲があります。1995年にリリースされた彼等のカヴァー・アルバム「サンキュー」から同年シングル・カットされました「ホワイト・ラインズ」です。

1995年 キャピトル・レコード(US)
パーロフォン/EMI

 オリジナルはアメリカのラッパー「グランドマスター・メリー・メル」が1983年にリリースしております。

 当該カヴァー作品にはメリーさんもラップで参加。併せてこれまた有名人「グランドマスター・フラッシュ」氏が率いるロックの殿堂入りを果たした「グランドマスター・フラッシュ・アンド・ザ・フューリアス・ファイヴ 」がバック・ヴォーカルを務めております。

 仕上がりましたのが〝スーパー・ヒップホップ&ロックンロール〟とも呼べるカヴァー作品。しかしながら発表当時の専門筋による評価は最悪なものだったようです。

 原因は曲の内容でしょうか? 当に〝白いライン〟コカイン等薬物の危険性を警告した楽曲ですが、コーラスには

Higher baby
Get higher baby
Get higher baby

等入っちゃっております故、警告なのか? お勧めなのか?

しかし絶品!
爽快なドライブ感いっぱいのちょっぴりヤバめな「とりま・アングラ・ロック」なのであります。

心身共に健全に!

Higher baby
Get higher baby
Get higher baby

ご覧頂き有難う御座います🙇‍♂️

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