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謎めいたプロアイドル (G)I-DLE ミヨン

(G)I-DLEの最年長 ミヨン。
大手芸能事務所YGの練習生、BLACKPINKの候補を経て、現事務所CUBEに所属、(G)I-DLEのメンバーになって今に至る。
声量含む歌唱力には定評があり、その美貌はリアル・プリンセスと言われる。

当時、(G)I-DLEのメンバーは外国人メンバー3人、韓国人メンバー2人だったため、韓国人メンバーを増やすためにあとから入れられたそうで。
いや入れなくても、今のメンバーで十分では?という空気の中、ややアウェイだったミヨンにあえてウェルカムに接して世話をやいていたソヨンに、嬉しくて心を全開にして、これまでの事を全部ワーッと話し、ソヨンがちょっとヒイたというエピソードがある。(その後、後のメンバーにも馴染み、皆に慕われるオンニとして、欠かせぬ存在となった。そのYG的歌唱力も相まってね)
だが、ちょっと待てよと。
ただこれまでの事を全部話したくらいで、あのソヨンがヒクかなー。
YGがBLACKPINKのメンバー4人を決定するまでにピンクパンク10数人から5人になり、外され、YGを辞め、芸能人目指すのをやめようかと思ったりした後、数年後にCUBEに入社、始めからまた練習生になり、アウェイ状態でグループに入れられ、優しくしてくれた人がいて、それがソヨンだった。
語り尽くせぬ事が様々あったであろうとは想像にかたくない。
僕らには分からない話に、ソヨンはヒイたのかもしれない。

だから一見おっとりと優しそうなミヨンに、芸能界の光と影、修羅場をくぐり抜けできたような、ある種の「迫力」「貫禄」が感じられる。

寝るとなかなか起きられなくて、「(G)I-DLE取り扱い注意」でも収録中こんこんと寝たり、想像を絶する運動音痴でバドミントンでシャトルをまともに打つことすらできなかったり、ダンスも「あまり得意という訳では」なかったりする。
その反面、「オットッケソング」という照れたら終わりという愛嬌ダンスを歌いながら最後まで可愛さを振り切ってやってのけたり、「気になるお兄さん」で謎の自作の歌を歌い踊ってみんなの目を点にし、「だからソヨンが曲を作ってるのか」「ミヨンはすごいな、顔を赤らめることなく最後までやりきった」と言われ、可愛いのでカットしませんでしたと制作陣からもテロップを入れられる「プロアイドル」っぷり。

おっとりぼんやりさんかと思えば、ネタとして「シュファからお姫様病と言われるけど、私はほんとのお姫様だからそれには当たらない」と言い張り、私はきれいでしょ?と言ってのけてソヨンから拍手貰ったり、自分のキャラを把握して、面白くブランディングしてる、したたかな一面も。
(ちなみにウギは「オットッケソング」の途中で、照れ隠しにドスを効かせてしまった)

ミンニ、ウギ、シュファから甘えられ、執着され、デンデンイチャメ、ピンクほうれん草などグループ内ユニットを結成し、ウギ、シュファなどのマンネラインからいじり倒され、それでも穏やかに笑っていて、シュファを猫可愛がりし甘やかす様は、いくら子馬に体当たりされたり甘噛みされても落ち着いて草を食む母馬のようだ。

これは何かに似てると思ったら、「バカボンのママ」だなーと。

バカボンのママ

優しくて器の大きい感じ。
でも本気で怒ると一番怖い的な。
考えると、ろくに仕事しない、訳の分からない植木屋(自営業)の夫、人柄はいいけどど天然な長男、天才児の次男と暮らす専業主婦のママ。
いくら家族を愛してるとは言え、メンタル激つよじゃね?

その証拠に、例の活動休止期間、絶望しないように頑張るソヨンに「頑張ってるよね」と優しく声をかけて、あのソヨンが泣いてしまったそうで。

まさに「聖母」。
それに「プロアイドル」。
「歌姫」。
「女優」、「MC」。

でもほんとにそれだけだろうか?

僕には最も謎な人に思える。

スンとしてるように見えて、実はかなり怖いと思わない?

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