我輩はカモである

とにかく音楽中毒のくそじじいです。NO MUSIC NO LIFE。

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「APT.」のワクワク感の源(みなもと)は?

ROSÉとブルーノ・マーズのコラボ曲、「APT.」が気持ち良くまた楽しいのは、もちろんラッスンゴレライ的音ネタの中毒性もあるが、それは元々の飲み会ゲームのかけ声が持ってるもので、それとは別に聴いてて理屈抜きにワクワクしてしまうアッパー感があるからだと思う。 しかもドラム、ベース、ギター1本のシンプルなバンドサウンドに2人だけの声、そこへ徐々に音が重なって言って、嫌が上にも盛り上がっていく、実は無駄なものを削ぎ落としてはいるが実によくできた曲である。 待てよ。 こんなワクワク

    • (G)I-DLEガチオタ ユンが幸せになった日

      先日Mnetで再放送があった「(G)I-DLE Premiere show」の先行案内番組で、STAYCというアイドルグループのユンという娘が、(G)I-DLEのファン代表として出演した。僕はSTAYCというグループ自体をあまり知らなかったので「ほう」と思ったのだ。 「Neverland3期のユンです」 「初めに(G)I-DLEさんに惹き付けられたのは、クイーンダムの『Lion』です」 と言って、その映像を見ながら語るかたる。 まさにガチオタそのもの。 「すごい演出ね。誰が考

      • ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「Could It Be」感想

        ウギの1stミニアルバム「YUQ1」のラスト7曲目にして、先行公開されたリード曲。 みなさん気づきましたか? イントロがモノラルなんです。 リード曲のはずなんだけど、前の「Everytime」がある意味クライマックスなんで、大団円感というかエピローグ感というか、なんかホッとする肩のこらないリラックスした歌だよね。 歌い出しも放り出すような気楽さだし、持ち前のきれいなファルセットのサビも、力みなく夕焼け空に向かって歌うような楽しさだし。 聞いたところによると、アナログ楽器だけ

        • ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「Everytime」感想

          6曲目、「Everytime (featuring Minnie)」 ウギ作詞作曲。 暖かいアコギのつま弾きから始まり、たっぷり息の混じった低い音のファルセットで歌いだされるこの歌は、このミニアルバムの曲における、「これまでのウギの中の音楽的引き出し披露」というエンターテインメントから、「でね、」と言って隣に座って本音を語りだしたような、聴いている僕らの心に寄り添ってくる、ウギの歌の「真骨頂」である。 途中で入るミンニの可愛くて繊細で真摯な歌も、ウギと肩を組んで語るようで

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        • 音楽の源流を目指す
          1本

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          【祝】 (G)I-DLE 第一回KGMA 2024 Grand Record受賞!

          番組の途中ですが、ここでニュースです。 去る11月16日、新たに創設された「第1回 KOREA GRAND MUSIC AWARDS」で、我が(G)I-DLEが「2024 Grand Record」を受賞! おめでとうございます! 受賞コメント。多分ソヨン。 「受賞できて光栄に思っている。いつも一生懸命に努力する。これからも、いつもかっこいい姿を見せるので見守っていてほしい。いつも応援し、愛してくださり感謝している。私たちはプロデューシングを自らしているグループであるだけに、

          【祝】 (G)I-DLE 第一回KGMA 2024 Grand Record受賞!

          ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「On Clap」感想

          「On Clap (featuring Lexie Liu)」 英語詞。 ヒップホップである。リリックもヒップホップマナーだ。 韓国でも日本でもここまであけすけに謙虚さの欠片もなく身もふたもないことを歌うと、まだまだ大炎上するかもだが、ソヨンにしてもウギにしても「アイドルとして謙虚で可愛くあること」を、ヒップホップのリリックではかなぐりすて、私はお金持ちだからとか会社をディスったりだとか、不穏な発言とかをヘイキでやる。 日本のアイドルオタクたちはそういうところにドン引きし、

          ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「On Clap」感想

          ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「Red Rover」感想

          英語詞。 このミニアルバムのコンセプトとしては「ウギの赤毛」というのがあるのだが、このライブクリップ当時はまだ髪が赤くない。 イントロのピアノの3音下降から、グッとつかまれる。 キタキタコレコレ、この後ピアノ連打と歩くリズムの跳ねないドラムね。 70年代~80年代、ロック漬けで育ったコチトラにはもうたまらねーよ! ここでもファルセットが効果的に使われているが、これまでと違い美しさとか色っぽさではなく、ひたすら悲しくイカつい。 ロックな姉御って感じ。 韓国や中国、欧米にも

          ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「Red Rover」感想

          ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「Drink It Up」感想

          「Drink It Up (featuring pH-1)」 ウギ作詞作曲。 英語と韓国語詞。 歌い出しからファルセット、急に大人っぽい感じで、マイナーなキー、落ち着いたリズム。 ブレイクが効いてて、かっこいい。 これは僕がそういう風に感じたって話なのだが、イントロからところどころ、何となくマンドポッフというかC-POPというかよく知らないけど、中国っぽく聴こえた。 実際、ウギは宋雨琦という名義で中国のテレビにも出て活躍して、中国語と英語でこんな歌もリリースしている。

          ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「Drink It Up」感想

          ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「My Way」感想

          ウギ作詞作曲。 英語と韓国語詞。 ミニアルバム2曲目、「My Way」。 ワクワクするようなギターピック弾き3音繰り返しから始まるこの曲は、前の曲「FREAK」が仕掛けたっぷりで作りこんであったのと対称的に、シンプルなギターリフと詞と曲でできた佳曲である。 アンチに何を言われても関係ない、私は私の道を行くんだという宣言を、ポジティブかつ明るく元気に歌い上げたこの曲はまさにウギにしか歌えない、力強いポップロック。リバーブの効いたエレキギターのアルペジオに歌を合わせただけで成立し

          ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「My Way」感想

          ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「FREAK」感想

          ウギ作詞作曲。 英語詞。 なんかこの曲を「ボサノヴァ」と言ってる記事を読んだんだ。確かにギターのリズムやコードだけ聴けばそれっぽいけど、ボサノヴァ好きの僕からすればあまりそんな感じはしない。全然ブラジルっぽくもジャズっぽくもないしね。 MAMAMOOの「White Wind」収録「Waggy」がボサノヴァと言うんならこれもそうかもという程度。 ま、そんなことは気にせず、曲そのものを味わいたい。 ちょっと聴きは、キャッチーなサビ始まりので繰り返しの多いシンプルかつおしゃれな曲

          ウギ1stミニアルバム「YUQ1」より「FREAK」感想

          (G)I-DLE ウギ 1stソロシングル 「A Page」 感想

          (G)I-DLE2022年リリース「I NEVER DIE」収録のウギ作詞作曲の「LIAR」を聴いて、ウギにもっとドROCKな曲を歌ってほしいなと思っていたら、2021年、(G)I-DLE活動休止中にこんなソロシングルがでてたとは! 「A Page」 これから続いていくウギのソロの歴史、その初めの1ページという事か? 「Giant」 ウギ作詞作曲。 まさにコレコレと。これこそROCKである! 特に「I’ll rise up like a giant」から始まるChorus

          (G)I-DLE ウギ 1stソロシングル 「A Page」 感想

          (G)I-DL……えっ誰?

          (G)I-DL……えっ誰?

          (G)I-DLE シュファを勝手に擁護する。(余計なお世話)

          昔からある事だが、なぜかファンやそうでない者達の中に、アイドルグループやバンドなどのメンバーに対して、やれ足を引っ張っているとかやる気がないとか、実力がないとかひどい時はヤメサセロなどと言う連中がいる。 ただ先様が発信したものを受け取って享受してるだけのクセして、応援してるつもりか推してるつもりか知らないが、大きなお世話ってもんである。 プロ野球チームに、あの選手はよくないとか、クビにしろとか、ただの野球ファンが言うのと同じで、そんな話をするのは勝手だがオーヤケに発表するなっ

          (G)I-DLE シュファを勝手に擁護する。(余計なお世話)

          (G)I-DLE 7th ミニアルバム 「I SWAY」 感想

          (G)I-DLEの7thミニアルバム「I SWAY」。 「(G)I-DLEサマー・ヴァケーション」の文字がある通り、夏の企画アルバムであり、ちょっと懐かしいアナログレコードのジャケットの感じを踏襲して、正方形のアナログレコードジャケットっぽい感じ、横楕円にフォントが乗る80年代によく見たデザインやテキスト満載の情報量の多さ、おしゃれより「楽しく売る」感じなど、レコード屋の棚やポスターを眺めてたあの気持ちがよみがえってきてもうオレは……。 「Klaxon」 サウンドも70~8

          (G)I-DLE 7th ミニアルバム 「I SWAY」 感想

          (G)I-DLE フルアルバム「2」感想

          「Super Lady」 イグニッションか何かの音、エンジンをかける音から始まり、ソヨンの超高音シャウト、ミンニのラップと、これまでの(G)I-DLE曲のセオリーを無視していきなり金属バットで殴りかかるようなスタートをきるこの曲には、全く甘さがない。 ここで注目したいのは、ピック弾きっぽいベース。 サンプリング音かプリセットされた音かもしれないか、ここまでかっこいいベースラインなら、どうでもいい。ダークネスでイカつい。好き。 サイレンなどで危機感を煽り、「スーパーレディたちが

          (G)I-DLE フルアルバム「2」感想

          (G)I-DLE 6th ミニアルバム 「I FEEL」感想

          「Queencard」 一聴、自己肯定感がめっちゃ高い人の自画自賛ソングだと思われがちだが、実はそうではない。 よく聴くと、インスタグラムの向こうのセレブ、スター達に憧れている女性の視点からの歌である。 インスタのスターが、「美しい女の一日は全て美しい」「バースデイパーティで生まれて来たことに感謝」「私の胸もおしりもホットよ」「ランウェイをトゥワークで歩く」「私はスター、スター、スター」「私はクィンカ(その場で一番美しい、女王的な存在)、あなたもクィンカになりたい?」とキラキ

          (G)I-DLE 6th ミニアルバム 「I FEEL」感想